■2018年7月27日に群馬県が「県道に使用された建設資材の基準値超過について(建設企画課)」と題して記者発表しましたが、その内容たるやビックリ仰天!鉛やヒ素が基準値を爆発的に超えて含まれているというものでした。しかし、群馬県の記者発表では、そのような危険有害物質がどこからどのように県道に投棄されたのか、さっぱり分かりません。当会は8月1日と8月30日の2度にわたり公文書開示請求を群馬県知事あてに提出しましたが、前者は8月15日に全面非開示通知、後者は9月7日付で、開示を2か月後に先送りする旨の通知がきました。そして8月21日から岡田工務店と佐藤工務店による有毒スラグの撤去作業が始められました。そこで9月13日午前10時ごろ現場を通りがかったので、車を付近に置いて、作業の様子を見分しました。
↑仲原交差点。ここから渋川に向かって中央分離帯に有害な非鉄スラグが不法投棄されている。なにやら中央に赤い看板が見える。↑
↑近づいてみると、「道路工事中 ここから560m間 H30 9月28日まで 株式会社 岡田工務店 TEL.027-371-2364」と書いてある。↑
↑こちらは「道路使用許可標示板」。内容は次の通り。
工事等の名称:高崎渋川BP土砂撤去工事
許可の期間及び時間帯:自H30・8・17~至H30・9・28 8:30~17:00
申請者 住所:群馬県高崎市箕郷町矢原987
氏名:株式会社 岡田工務店
許可年月日:平成30年8月16日
番号・警察署:第1-01936号 高崎警察署 ↑
↑その右には「道路工事施工承認済」の標示。内容は次の通り。
承認を受けた者の住所氏名:高崎市台町4-3 群馬県高崎土木事務所
承認番号:平成30年8月21日付け 群馬県指令高土第3-22号
工事の目的:建設資材の撤去の為
工事の期間:平成30年8月21日から平成30年9月28日まで
工事の場所:路線名 (主)高崎渋川線
高崎市金古町 地内(1・2工区)
承認を受けた者の現場監督者氏名:高崎土木事務所 公務第一係 松澤 均
施工業者名:株式会社 岡田工務店
施工業者の現場責任者名:清水久司
道路管理者:群馬県 高崎土木事務所 ↑
↑このあたりの中央分離帯は既に有毒な非鉄スラグは撤去されたらしく、砕石らしきものが敷き詰められてあった。↑
↑次の第2工区の起点にも「速度落としてください 群馬県」の看板が。↑
↑鉄板とフレコンがある。↑
↑岡田工務店のパワーショベルだ。↑
↑小型のパワーショベルと、ブルドーザー。いずれも岡田工務店のものだ。↑
↑第2工区を高崎方面に向かって見る。↑
↑さらに渋川方面に向かって進むと、再び赤色の看板。「道路工事中 ここから320m間 9月28日まで 株式会社 佐藤工務店 TEL.027-373-2634」とある。ここが第3工区の起点らしい。↑
↑ここも有毒な非鉄スラグは撤去したようだ。だが完璧にしたのかどうか?↑
↑埋め戻し用の資材か。そして、その上にこれまた岡田工務店のパワーショベル。↑
↑この橋から榛東村に入る。↑
↑パワーシャベルの手前には岡田工務店のトラック。荷台には、掘り取った有害な非鉄スラグが積んである。↑
↑このトラックも岡田工務店。なぜ佐藤工務店のはずの工区に岡田工務店の重機が配置されているのかさっぱり理解できない。↑
↑この辺りは第4工区らしい。↑
↑ここに「工事区間終り 群馬県」の赤い立て看板が。↑
↑一番渋川寄りのこの地点にも「道路使用許可標示板」がある。内容は仲原交差点のところにあった標示板と全く同一である。↑
↑その横には「道路工事施工承認済」の標示。内容は次の通り。ご覧の通り一番高崎寄りにある
承認を受けた者の住所氏名:高崎市台町4-3 群馬県高崎土木事務所
承認番号:平成30年8月21日付け 群馬県指令高土第3-22号
工事の目的:建設資材の撤去の為
工事の期間:平成30年8月21日から平成30年9月28日まで
工事の場所:路線名 (主)高崎渋川線
高崎市金古町 地内(3・4工区)
承認を受けた者の現場監督者氏名:高崎土木事務所 公務第一係 松澤 均
施工業者名:株式会社 佐藤工務店
施工業者の現場責任者名:佐藤澄隆
道路管理者:群馬県 高崎土木事務所 ↑
↑一番渋川寄りの地点から高崎方面を視たところ。↑
↑岡田工務店のトラック(左)とパワーシャベル。↑
↑撤去され、岡田工務店のトラックの荷台に積まれた有毒な非鉄スラグの混ざった資材か?↑
■ご覧のように、佐藤工務店の作業工区に、岡田工務店所有のトラックやパワーショベルなどの重機が置かれています。現場にいた関係者の話では、作業員もすべて岡田工務店の者だとのことです。つまり、岡田工務店が佐藤工務店の下請をやっていることがわかります。
となると、佐藤工務店の下請けの岡田工務店が掘削した有害な非鉄スラグ入りの土砂をトラックの荷台に積んで運んでいるのは、ルール違反となるのではないでしょうか。なぜなら、元請でないものが、サンパイを運んでいるからです。このことについて、群馬県に確認したいところですが、現場には群馬県の関係者はだれひとり見かけませんでした。すべて、岡田工務店に任せっきりであることが分かります。
だから、当会の情報公開請求に対して、情報を隠そうとしているのかもしれません。
群馬県全体が、サンパイの不法投棄場と化している現状を象徴する現場の様子でした。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
↑仲原交差点。ここから渋川に向かって中央分離帯に有害な非鉄スラグが不法投棄されている。なにやら中央に赤い看板が見える。↑
↑近づいてみると、「道路工事中 ここから560m間 H30 9月28日まで 株式会社 岡田工務店 TEL.027-371-2364」と書いてある。↑
↑こちらは「道路使用許可標示板」。内容は次の通り。
工事等の名称:高崎渋川BP土砂撤去工事
許可の期間及び時間帯:自H30・8・17~至H30・9・28 8:30~17:00
申請者 住所:群馬県高崎市箕郷町矢原987
氏名:株式会社 岡田工務店
許可年月日:平成30年8月16日
番号・警察署:第1-01936号 高崎警察署 ↑
↑その右には「道路工事施工承認済」の標示。内容は次の通り。
承認を受けた者の住所氏名:高崎市台町4-3 群馬県高崎土木事務所
承認番号:平成30年8月21日付け 群馬県指令高土第3-22号
工事の目的:建設資材の撤去の為
工事の期間:平成30年8月21日から平成30年9月28日まで
工事の場所:路線名 (主)高崎渋川線
高崎市金古町 地内(1・2工区)
承認を受けた者の現場監督者氏名:高崎土木事務所 公務第一係 松澤 均
施工業者名:株式会社 岡田工務店
施工業者の現場責任者名:清水久司
道路管理者:群馬県 高崎土木事務所 ↑
↑このあたりの中央分離帯は既に有毒な非鉄スラグは撤去されたらしく、砕石らしきものが敷き詰められてあった。↑
↑次の第2工区の起点にも「速度落としてください 群馬県」の看板が。↑
↑鉄板とフレコンがある。↑
↑岡田工務店のパワーショベルだ。↑
↑小型のパワーショベルと、ブルドーザー。いずれも岡田工務店のものだ。↑
↑第2工区を高崎方面に向かって見る。↑
↑さらに渋川方面に向かって進むと、再び赤色の看板。「道路工事中 ここから320m間 9月28日まで 株式会社 佐藤工務店 TEL.027-373-2634」とある。ここが第3工区の起点らしい。↑
↑ここも有毒な非鉄スラグは撤去したようだ。だが完璧にしたのかどうか?↑
↑埋め戻し用の資材か。そして、その上にこれまた岡田工務店のパワーショベル。↑
↑この橋から榛東村に入る。↑
↑パワーシャベルの手前には岡田工務店のトラック。荷台には、掘り取った有害な非鉄スラグが積んである。↑
↑このトラックも岡田工務店。なぜ佐藤工務店のはずの工区に岡田工務店の重機が配置されているのかさっぱり理解できない。↑
↑この辺りは第4工区らしい。↑
↑ここに「工事区間終り 群馬県」の赤い立て看板が。↑
↑一番渋川寄りのこの地点にも「道路使用許可標示板」がある。内容は仲原交差点のところにあった標示板と全く同一である。↑
↑その横には「道路工事施工承認済」の標示。内容は次の通り。ご覧の通り一番高崎寄りにある
承認を受けた者の住所氏名:高崎市台町4-3 群馬県高崎土木事務所
承認番号:平成30年8月21日付け 群馬県指令高土第3-22号
工事の目的:建設資材の撤去の為
工事の期間:平成30年8月21日から平成30年9月28日まで
工事の場所:路線名 (主)高崎渋川線
高崎市金古町 地内(3・4工区)
承認を受けた者の現場監督者氏名:高崎土木事務所 公務第一係 松澤 均
施工業者名:株式会社 佐藤工務店
施工業者の現場責任者名:佐藤澄隆
道路管理者:群馬県 高崎土木事務所 ↑
↑一番渋川寄りの地点から高崎方面を視たところ。↑
↑岡田工務店のトラック(左)とパワーシャベル。↑
↑撤去され、岡田工務店のトラックの荷台に積まれた有毒な非鉄スラグの混ざった資材か?↑
■ご覧のように、佐藤工務店の作業工区に、岡田工務店所有のトラックやパワーショベルなどの重機が置かれています。現場にいた関係者の話では、作業員もすべて岡田工務店の者だとのことです。つまり、岡田工務店が佐藤工務店の下請をやっていることがわかります。
となると、佐藤工務店の下請けの岡田工務店が掘削した有害な非鉄スラグ入りの土砂をトラックの荷台に積んで運んでいるのは、ルール違反となるのではないでしょうか。なぜなら、元請でないものが、サンパイを運んでいるからです。このことについて、群馬県に確認したいところですが、現場には群馬県の関係者はだれひとり見かけませんでした。すべて、岡田工務店に任せっきりであることが分かります。
だから、当会の情報公開請求に対して、情報を隠そうとしているのかもしれません。
群馬県全体が、サンパイの不法投棄場と化している現状を象徴する現場の様子でした。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】