↑明石高専へ「異動」予定であることが判明した長野高専校長・土居信数。高専就職・転職ガイドインタビュー記事(https://kosen-guide.jp/interview/entry-104112.html)より↑
■その折、複数の長野高専関係者から情報提供があり、年度明けを迎えていないため未確定であるという留保付きで、なんと同校の現学校長である土居信数が今年度(2021年度)末で同校を去る予定であることが判明しました。校長としての任期を3年:3年に分けた「校長間異動」によるもので、次年度からは明石高専の校長として赴任するようです。
土居信数は、佐野太の失脚事件によって校長の座を追われた天下り石原祐志校長の後釜として、2019年に東京高専から赴任してきました。赴任当初は、教員出身プロパー校長として正義感とリーダーシップを発揮し、石原が散々積み増した負の遺産を清算してくれるとの期待も寄せられていました。
○2019年6月19日:【出張!オンブズマン】天下り校長退陣が実現した長野高専に残された課題…そして照らされる石原氏の昔と今↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2963.html
ところが、着任早々から天下り石原祐志に長野高専名誉教授称号を授与してしまったのを皮切りに、総務課長であった岩佐達也の常習的な巨大悪事隠蔽に加担し続け、挙句の果てには同校水泳プールを躊躇なく重機で粉砕して更地にしてしまいました。土居信数によるパワハラ発生の情報提供も数多く当会に寄せられております。石原祐志と並ぶ「最悪級校長」の連続着任により、長野高専の現場は崩壊の危機に立たされていました。
■その状況にあって、唐突に決まった今回の校長異動により、長野高専を第二の地獄に叩き落した土居の嵐はいったん終わりを迎えることになります。
気になるのは、土居の新たな赴任先である明石高専の行く末です。明石高専といえば、国立高専の中でもトップクラスの進学高専であり、先駆的な産学連携や地方との協同の試み、海外大学との協定なども次々に打ち出している国立高専界のスター校です。そのブランドと名声は東日本の高専関係者にも轟くほどです。
●参考:『明石高専から東大に7人が編入 進学への関心高く』(神戸新聞、2011/1/28)
https://web.archive.org/web/20110131121839/http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003767179.shtml
●参考:明石高専産学連携交流会ホームページ↓
https://www.akashi-sangaku-renkei.com/
●参考:明石市HP『明石工業高等専門学校との連携協力』↓
https://www.city.akashi.lg.jp/seisaku/seisaku_shitsu/shise/chisankangaku/gakukanrenke/akashikogyo/index.html
●参考:明石高専HP『海外大学編入学制度』↓
http://www.akashi.ac.jp/global/pathway.html
このように、明石高専は国立高専の中でも屈指のエリート校として君臨しています。穿った見方をすれば、高専機構理事も兼任して機構本部の覚えめでたい土居信数により一層の「ハク」を付けさせるため、エリート校の校長として赴任させたのかもしれません。更に邪推を重ねるならば、機構理事を兼任する土居信数自身が機構本部の人事に働きかけ、より格と評判の高い明石高専への「栄転」を実現させたのかもしれません。
しかし、東京高専・長野高専での散々な評判と成果が示すとおり、土居信数は明らかに教育研究機関を導くリーダーとしての資質に欠けています。来年度以降、土居信数の支配を受けることになる明石高専の現場が大いに心配されます。そして、明石高専が営々と築き上げてきた信頼とブランドに土居信数が泥を塗ってしまう事態に陥らないか、非常に強く危惧されます。
■一方で気になるのは、土居信数の後釜となる新任校長についてです。長野高専内部関係者らの話では、未確定ながら、有明高専から「校長間異動」で後任校長が来るという噂があるようです。
この噂が事実であれば、長野高専の新任校長は、現有明高専校長の江崎尚和(えざき ひさかず)氏ということになります。経歴を見ると、豊橋技術科学大学助教授を経て、平成6年に鈴鹿高専に行き、寮務主事や教務主事を務めた後、土居信数が長野高専に来たのと同じ平成31年4月に有明高専校長になっていることがわかります。
↑令和3年度有明高専学校長・江崎尚和氏↑
■新体制となる予定の長野高専は、石原・土居が二代かけて積み重ねてきた負の遺産の数々を果たして払拭できるのでしょうか。すでに長野高専の現場は崩壊寸前であり、教職員の方々は強い疲弊感と無力感に包まれています。長野高専の現場の立て直しと、石原・土居が散々に破壊してきたものの再建は急務です。少なくとも、石原・土居が構築してきた校長と一部の取り巻きによる独裁体制と秘密主義は直ちに止められなければなりません。そして、現場の教職員・学生の声に真摯に耳を傾けて運営を行い、国民にしっかり包み隠さず情報を公開していくオープンな学校への生まれ変わりが今求められています。
当会では、引き続き情報収集に努め、「江崎体制」が学校再建を図ることができるのかどうか、新校長の人物と器を見定めつつ、慎重に今後の動向を追ってまいります。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
Twitterのアドレスを貼ると投稿できないので、泉市長で検索すると挨拶のことが出ています。