市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

八ッ場ダム建設工事の事業認定に関する意見書を群馬県に提出

2015-04-28 00:44:00 | 八ッ場ダム問題
■有害スラグが大量に不法投棄された現場を多数擁する八ッ場ダム建設現場ですが、国土交通省関東地方整備局は八ッ場ダム建設工事に関する事業認定申請を4月10日に発表しました。この申請を国土交通大臣が認定し、事業認定の告示が行われると、八ッ場ダムの水没予定地などの事業用地の強制収用が可能になります。ほぼ全戸が水没する川原湯地区と川原畑地区からは多くの住民が転出していきましたが、今もふるさとを離れられない、代替地がみつからないなどの理由で住み暮らし続ける人々がいます。事業認定の手続きは、こうした人々をダム事業の「公共性」を掲げてふるさとから追い出し、ダム建設を計画通りに進めるためのものです。
※土地収用法における事業認定の申請に伴う諸手続について↓
http://www.mlit.go.jp/common/000148715.pdf

 八ッ場ダムの建設中止を求めて来た市民オンブズマン群馬では、ほかの市民団体とともに、この事業認定に関する意見書を、本日4月27日(月)に群馬県の県土整備部監理課用地対策室用地指導係の川原担当宛(電話 027-226-3552、FAX 027-224-3339、Eメール kanrika@pref.gunma.lg.jp)宛に提出しました。内容は次のとおりです。

*********
                    2015年4月27日
群馬県知事 殿
                   住所 群馬県前橋市文京町1-5-10
                   市民オンブズマン群馬
                    代  表  小川 賢
                    事務局長  鈴木 庸
                    電話 090-5302-8312(代表小川)
                       027-224-8567(事務局鈴木)
    八ッ場ダム建設工事の事業認定申請に関する意見書の提出
          起業者の名称 国土交通大臣
          事業の種類  一級河川利根川水系八ッ場ダム建設工事 
一級河川利根川水系八ッ場ダム建設工事の事業認定申請に関する意見書を別紙のとおり、提出します。

(別紙)
我々市民オンブズマン群馬の意見の要旨は次のとおりです。

(1)有毒物質を含む有害スラグが大量に八ッ場ダムの現場に不法投棄されており、これを放置したままダム建設をすることは到底許されません。即時中止願います。
(2)地元の方の土地を強制収用することは許されません。直ちにやめて下さい。
(3)名勝・吾妻渓谷をこれ以上破壊するダム事業は、許されません。すぐに中止してください。
(4)ダム予定地のかけがえのない土地を未来に残すために、ダム建設を速やかに中止してください。
(5)将来世代への負の遺産となり、税金を無駄に使うダム建設工事は、即刻やめるべきです。
(6)貴重な動植物の棲家である自然の宝庫をダムに沈めるという暴挙は許されません。すぐにやめてください。
(7)有害スラグや地盤不安定化など代替地の安全性が確認されていない状態で、強制収用を盾に、住民を水没予定地から追い出すのは、住民の方々への人権蹂躙と財産権侵害であり、許されることではありません。強制収容手続きを速やかに撤回してください。
(8)治水、利水の両面でメリットの見いだせない八ッ場ダムに公共性はありません。すぐに事業を中止してください。
(9)ダム湛水による地すべり等が心配です。地質調査を実施しているとのことですが、調査結果や対応策を公表しないまま、ダム本体工事を進めるのは、行政への不信感を助長する結果となります。行政への信頼回復のために、ダム本体工事を即時中止すべきです。
(10)国土交通省が説明する八ッ場ダムの必要性には、科学的な裏付けがありません。初めに、国民が十分納得できるまで説明をすることが先決です。それが無い限り、事業の進捗は許されません。
(11)縄文時代から江戸時代まで、たくさんの遺跡があるダム予定地を沈めることは、貴重な文化遺産をないがしろにするものです。失われた文化遺産は二度とよみがえりません。直ちに、ダム事業を見直してください。
(12)八ッ場ダム事業については、公表されていない情報が多く、国民はダム事業についてよく知ることができません。情報開示の徹底を実現しない限り、ダム事業を進める資格はありません。
(13)事業認定申請書などの書類や意見提出の宛先、意見受付期間など重要な情報はインターネット上に公開し、国民誰もが見られるようにしなければなりません。それができなければ、行政への信頼醸成は不可能です。

続いて、我々の意見の詳しい理由は次のとおりです。

1 八ッ場ダムは稀代の巨大な税金の無駄遣いプロジェクトである
 八ッ場ダムは利水面においても治水面においても必要性がなくなっており、且つ、かけがえのない自然を壊し、災害誘発の危険性をつくり出すダムです。八ッ場ダムは私たちの子孫にとって巨大な負の遺産となるダムですので、中止すべきです。
 このような公益性のない八ッ場ダム事業について、住民を無理やり追い出す土地の強制収用を可能にする事業認定を行うことに反対します。

2 八ッ場ダム工事現場内外で莫大な量の有毒スラグが不法投棄されたままである
 貴県土整備部の現・部長の倉嶋貴明が、同部監理課建設政策室長当時に、監第647-003-1号平成22年10月15 日付で、県土整備部内所属長・土木事務所長様・関係機関の長あて「砕石骨材(クラッシャラン:C-40及びC-100)にクラッシャラン鉄鋼スラグ(CS-40) をブレンドした骨材の取扱いについて( 通知)」と題する文書で、“産業廃棄物の有害スラグを混入した土木資材をリサイクル製品と同等に扱うとする”というとんでもない通知を出しました。このことにより、有毒物質(フッ素、六価クロムなど)が八ッ場ダム工事現場にまき散らされてしまいました。
 しかし、未だに群馬県は、この偽装CS-40を安全だとして、倉嶋敬明を庇っています。これでは、八ッ場ダムやその周辺、下流に住む多数の県民、住民の安全は担保できません。一刻も早く、八ッ場ダムをサンパイ不法投棄場所とした張本人に責任をとらせなければなりません。

3 首都圏の水需要の縮小で八ッ場ダムの水源開発の必要性は皆無になっている
 首都圏の水道の給水量は最近20年間、ほぼ減少の一途を辿っており、最近20年間の減少量は八ッ場ダムの開発水量の1.5倍以上になっています。首都圏の工業用水も減り続けています。一方で、ダム等の水源開発が次々と完成してきたことにより、首都圏では水余りが年々進行しています。
 八ッ場ダムの最大の利水参画者である東京都の水道給水量も、最近20年間に八ッ場ダムの開発水量に匹敵する水量が減っています。ところが、東京都は給水量が現状の1.3倍まで急増していくという架空予測を行って、八ッ場ダムの水源が必要だという虚構をつくり上げています。八ッ場ダムの利水事業に参画する他県(埼玉県、千葉県、茨城県、群馬県)も同様です。
 これからは首都圏の人口も減少傾向になりますので、水道用水が縮小の一途を辿っていくことは必至であり、水余りがますます顕著になっていきます。このように水余りが一層進む時代において八ッ場ダムによる水源開発が不要であることは明白です。

4 利根川の河川改修の進捗で治水対策として八ッ場ダムは無意味になっている
 八ッ場ダムの構想の始まりは1947年のカスリーン台風洪水にありますが、利根川はカスリーン台風後に河川改修がどんどん進められ、今は十分な流下能力があります。河川改修の進捗により、利根川では洪水時の越流がなくなり、大きな洪水が来ても、堤防よりはるかに下の方を流れるようになっています。
 八ッ場ダムの治水効果は利根川では最も効果がある場合でも十数cmの水位低下しかありませんので、利根川の治水対策として八ッ場ダムは何の意味もありません。
 さらに、カスリーン台風時にたとえ八ッ場ダムがあっても、ダム集水域は雨量が少なかったので、その効果がゼロであったことも国土交通省のデータにより明らかになっています。
 国の財政事情が悪化している現在、無意味な八ッ場ダムに巨額の河川予算を投じている場合ではありません。利根川の流域住民の安全を確保するために、その予算を利根川の喫緊の治水対策である内水氾濫対策や脆弱な堤防の強化対策に回すべきです。

5 八ッ場ダム予定地は地質が脆弱であるので、地すべり等災害を誘発する危険性が高い
 八ッ場ダム貯水池予定地は、上流域に活火山である浅間山と草津白根山がある火山地帯であるので、その影響で脆弱な地層が広く分布しています。そのため、ダム完成後に貯水して水位を上下させると、地すべりを誘発する危険性が十分にあります。
 国交省の10年以上前の調査でもダム貯水池予定地で地すべりの可能性があるところが22か所に及んでいます。しかし、八ッ場ダムの地すべり対策費は、現在は、たった6億円しかなく、国交省は安全性を犠牲にしてダム建設にまい進しています。
 水没予定地住民の移転代替地は八ッ場ダム貯水池の周りに造成されており、地すべりなどの災害はこれまでダム事業の犠牲になってきた住民の生活を脅かすことになります。
 試験湛水による水位の上下で地すべりが誘発された場合は地すべり対策工事に追われ、大滝ダム(奈良県)や滝沢ダム(埼玉県)のように、八ッ場ダムの完成が5~10年延びることが予想されます。

6 国の名勝・吾妻渓谷が台無しになり、水没予定地のかけがえのない自然が失われる
 名勝・吾妻渓谷は奇岩怪岩が立ち並ぶ3.5kmの渓谷で、その美しさから“関東の耶馬溪”とも称され、大勢の観光客が訪れてきました。
 その上流部1/4がダム本体工事の予定地であって、現在進行中の工事で渓谷の様相が大きく変わりつつあります。
 ダムができれば、破壊から免れる吾妻渓谷の中下流部も今の美しさを維持することができません。この渓谷の魅力は屹立する岩壁の美しさにあります。それは時折来る洪水が岩肌の表面を洗い流してくれるからですが、ダムが洪水を貯留するようになれば、その機会が激減し、岩肌をコケが覆い、草が生い茂って魅力が乏しい渓谷に変ってしまいます。
 利根川水系の下久保ダムの直下にある三波石峡はかつては大勢の観光客が訪れる渓谷でしたが、下久保ダム完成後は渓谷の自然美が失われ、観光客が大幅に減ってしまいました。吾妻渓谷も同じ運命を辿ることになります。
 吾妻渓谷だけではありません。ダム予定地は国の天然記念物・川原湯岩脈をはじめとする類まれな景観に恵まれた地域であり、鳥類の生態系の頂点に位置するクマタカをはじめとして、絶滅が危惧される貴重な動植物が数多く棲息していますが、これらの動植物を育んできた自然も、ダムができれば失われてしまいます。

7 水没予定地のかけがえのない歴史遺産が失われる
 八ッ場ダム予定地は、縄文時代・草創期から江戸時代・天明期に至る遺跡の宝庫です。豊かな自然と湧き水に恵まれたダム予定地には、古来から人々が集落をつくって住み、暮らしてきました。江戸天明三年の浅間山大噴火で流化した泥流は、吾妻川沿いの集落を覆い、その結果、集落全体がタイムカプセルのような良好な状態で現在に蘇ることになりました。地域振興の核になりうるこれらの遺跡群も、ダムができれば失われてしまいます。

8 八ッ場ダム湖は水質の悪化が必至で、観光資源にはなり得ない
 国交省は「八ッ場ダムができれば、満々と水をたたえるダム湖が眼前に広がるから、それが観光資源になる」と宣伝していますが、八ッ場ダム湖はそのようなダム湖にはなりません。
 利根川水系の既設ダムは上流部または最上流部にあるのに対して、八ッ場ダムは吾妻川の中流部に位置するため、その上流には大勢の人が住み、また、草津温泉など、観光地がいくつもあるため、大勢の観光客が訪れます。さらに、北軽井沢では酪農が営まれているため、沢山の栄養物がダム湖に流れ込んできます。そのような水を貯めれば、植物プランクトンの異常増殖が進行し、水質がひどく悪化することは必至です。
 このダムは、洪水調節容量が大きいため、洪水を貯留できるように観光シーズンの夏季に水位を大きく下げるダムです。
 そのため、八ッ場ダム湖は底の方に溜まった水が植物プランクトンの異常増殖で、異様な色を呈する湖になることは必至です。とうてい観光資源にはならず、地元にも恩恵をもたらしません。

9 八ッ場ダム湖は計画より遥かに堆砂が早く進行して機能が低下してゆく
 八ッ場ダムの上流域は地層が新しいので、土砂の流出が多く、計画よりはるかに早くダム湖は土砂で埋まり、八ッ場ダムの治水利水機能が早く低下していき、約50年で夏期の利水容量が半減します。八ッ場ダムは無理して造っても未来永劫使えるものではありません。
 さらに、ダム湖上流側の堆砂の進行は、流入する吾妻川の河床を上昇させ、ダム湖予定地上流に位置する長野原町中心部で、氾濫が起きる危険性を生じさせます。

10 ダム事業費の大幅増額は必至で、流域住民、国民の負担が増すばかりである
 八ッ場ダムは今後、事業費の大幅増額が避けられません。2011年度に国交省が行った八ッ場ダムの検証でも事業費の増額が必要であることが示されました。追加的な地すべり対策などで、合わせて183億円です。
 実際にはそれだけでは済みません。地形条件の悪い中で代替地を無理してつくっているので、その整備費用がきわめて高額になっており、その大半が事業費に上乗せされます。
 東京電力への減電補償もあります。現在、東京電力㈱の水力発電所が吾妻川の水の大半を取水しているので、八ッ場ダムで貯水するためには発電所への送水量を大幅に減らさざるを得ず、その発電量の減少に対して東電への減電補償が必要になります。
 そして、試験湛水中に地すべりが起きれば、大滝ダムのように地すべり対策費が膨張することも予想されます。
 これらの要因も合わせると、500億円以上の増額になることが予想されます。
 必要性が皆無で、様々な災いをもたらす八ッ場ダムのために流域住民と国民の負担がますます増えていくことは到底許されないことです。八ッ場ダム事業は直ちに中止すべきです。
 水没予定地の川原畑地区から川原湯地区を望む。強制収用を可能とする八ッ場ダムの事業認定は、全水没予定のこの二地区を最初に対象とすることになりました。事業認定手続きを不服として、公聴会開催を求める声、意見を提出する動きが地元からも上がっています。
                   以 上
**********

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

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統一地方選の終了直後に「姫」の政治資金をめぐる東京地検特捜部再始動のニュースから占う今後の展開

2015-04-27 22:37:00 | 政治とカネ
■本日、2015年4月27日付の朝日新聞で、久しぶりに小渕優子・前経産相の政治資金問題が報じられました。統一地方選挙後半戦が終わった途端のこのタイミングに、なにか作為的なものを感じるのは我々市民オンブズマン群馬だけではないと思います。さっそく報道内容を見てみましょう。

**********朝日新聞デジタル2015年4月27日05時18分
小渕氏団体間の寄付、大半が架空か 虚偽記載の疑い

小渕氏に関係する政治団体の収支報告書の記載
 小渕優子・前経済産業相の複数の政治団体間で、「寄付」として申告されていた計8800万円の資金移動の大半が、実際は架空だった疑いがあることが関係者への取材で分かった。「寄付」は各団体の収支報告書に記載されており、政治資金規正法違反(虚偽記載)の可能性がある。
 小渕氏をめぐっては昨年秋、関連する政治団体の不透明な資金処理が発覚。東京地検特捜部が小渕氏の元秘書で前群馬県中之条町長の折田謙一郎氏(66)から事情を聴くなど、詰めの捜査を進めている。
 問題の「寄付」は、小渕氏が代表を務める資金管理団体「未来産業研究会」(東京)が、「自民党群馬県第五選挙区支部」「小渕優子後援会」(いずれも群馬)の2団体に行ったとしたもの。「未来研」の収支報告書には2006~13年に計8800万円の支出、2団体には同額の収入が記載され、手書きの領収証も総務省に提出されていた。
 関係者によると、こうした資金移動は実際には行われていなかった疑いがあり、収支報告書の記載は虚偽だった可能性があるという。
 一方、「未来研」「第五支部」「後援会」と「自民党群馬県ふるさと振興支部」(群馬)の4団体では、地元・群馬の支援者らが参加した観劇会に関し、収支報告書で支出が収入を上回っていたことが判明している。05~13年で差額が計6千万円を超え、その大半は「未来研」以外の群馬の3団体の収支報告書に記載されていた。
 小渕氏の説明などによると、観劇会には地元の支援者ら毎年2千人強が参加。大型バスで東京・明治座を訪れ、有名歌手のショーなどを楽しんだ。会費は1人1万2千円だった。この費用について政治団体が「赤字が出た」と申告していた形で、小渕氏側による補塡(ほてん)の可能性も指摘された。
 しかし、関係者によると、観劇会の参加者は費用をほぼすべて負担しており、補塡などはなく、「赤字」も架空だった可能性が高いという。
 特捜部は、群馬の団体が東京の未来研から「寄付」で得たと申告した収入分8800万円と、観劇会で生じたとした「赤字」6千万円超との関連についても解明を進めている模様だ。折田氏は、群馬の3団体の会計について「私が全部チェックし、報告書を作成し、提出していた」と説明していた。
 寄付の実態などについて小渕氏の事務所は朝日新聞の取材に「捜査中につき、質問に対する回答は控えています」とコメントした。
**********

■このため、マスコミ各社から当会に対して「東京地検特捜部から、告発状の受理について何か連絡はありましたか?」という問い合わせが相次ぎました。しかし、残念ながら、未だに東京地検特捜部からは、何の連絡もありません。その旨、マスコミ各社には都度、伝えました。

 今回の報道のポイントは、東京にいる小渕優子・代議士の資金管理団体と、地方にある自民党支部や後援会の団体間で、観劇会などで赤字補てん等の名目で、資金の移動があったように装われているが、実際には資金のやり取りがなかったことから、架空計上による収支報告書の虚偽記載ということです。

 つまり、裏金を作るための目的で、マネーロンダリングをやっていた、ということを意味しているようです。

■故郷群馬県中之条町の古老秘書から「姫」と呼ばれる小渕優子・前経産相の政治資金問題で、当会ではこれまでに2件の告発状を東京地検特捜部に提出してきました。また、「国家老」と呼ばれる古老秘書の折田謙一郎・前中之条町長についても、当会は1件の告発状を東京地検特捜部に提出しました。

 とくに、「姫」に対する2014年11月21日付の告発状では、当会は、マスコミ向けの記者会見で、次のように告発の根拠を解説しました。

**********
1.告発根拠
 今回、旅行業法違反で告発する根拠は次の通りです。
 旅行業法では、「運送」と「宿泊」のサービス提供に関わる、企画・募集・手配等の業務を「旅行業」と定義されています。(旅行業法第2条第1項第1号)
 また、運送・宿泊以外のサービス提供、たとえば「食事の提供」「観光施設等への入場」「体験プログラム」等については、運送・宿泊のサービスに付随して取り扱う場合に限って「旅行業」となります。(旅行業法第2条第1項第2号)
 また、被告発人が仮にこれらの行為を、利益を得ずに行っていたとしても、「旅行業法施行要領」により、(1) 事業者が法第2条第1項各号に掲げる行為を行うことによって、経済的収入を得ていれば報酬となり得ます。また、(2) 企画旅行のように包括料金で取引されるものは、旅行者から収受した金銭は全て一旦事業者の収入として計上されるので、報酬を得ているものと認められます。
 さらに、行程全体に対して「参加費お一人様1万2000円」という形で、募集した時点で、包括料金での取引となります。
 この場合、利益が出なくても、たとえ赤字でも、一旦事業者の収入となるので、報酬を得ていると判断され、旅行業法の適用を受けるため、旅行業法の登録のない者が行うと違法と判断されます。
 報酬を得て法第2条第1項各号に掲げる行為を行うのであれば旅行業の登録が必要になります。
 さらに、旅行業法では、不特定多数とか会員のみだとかの制約は特にないため、自分の後援会内のネットワークのみで募集とか、後援会女性部だけを対象に募集とかは、関係ないと思料します。
 これらのことから、被告発人の所為は、旅行業法違反で罰せられることになります。

2.観劇ツアーの収支に関する疑義
 週刊誌の記事によれば、小渕優子後援会などが主催した東京観劇ツアーの旅行代金は一人当たり1万2000円だと報じられています。
 その費用の内訳として、旅行業に長年携わっていたことのある当会会員の話によれば、バス代とバスに関する雑費(乗務員費用と通行料など)で、群馬県から東京まで往復した場合の一人当たりの単価は3000円前後です。したがって、バス1台当たりチャーター費用としては、
   約3000円×バス1台の乗車人員40人=約12万円
となります。
 ちなみに、バス会社に対しても、相当の値引き交渉をすることが、後援会のツアー計画時の常識であり、26台を同じ日にバス会社の予約の都合に合わせて日程を組んだということも考えられるため、さらに安く仕入れた可能性もあります。
 つまり、約12万円あれば、大型バス1台あたりの、東京往復のバス代とバスに関する費用は賄えます。
 残額9000円のうちの、劇場(東京・明治座)に払った金額がいくらかがポイントです。
 劇場側、もしくは劇場と交渉した関係者が、実際に支払った金額を公開してくれれば、観劇ツアーで、被告発人がどのくらい儲けたのかが判明します。当然のことながら、もし、単価8000円より安ければ、被告発人が利益を得たのは歴然です。
 団体の貸切り料金は、公開しているチケット代の半分もしないのが通例のようです。確かに、週刊新潮などが報じているように幕の内弁当代として、単価1000円くらいはかかったのかもしれません。同様な規模の劇場の一つの公演を貸し切るのに、価格交渉をした結果、単価2000円で交渉できた、という経験があるということです。
 したがって、明治座の場合、しかも昔から小渕恵三元首相の頃から、小渕ファミリーと関係の深い明治座であれば、バス26台を使って1000人を送り込めば、単価5000円×1000人=全部で500万円で、2時間~3時間、劇場を貸切るのは容易なことだ、という予測は十分可能だと思われます。
 実際、500万円で貸し切っていても不思議ではありません。従って、単価ベースで、
   バス3千円+弁当1千円+劇場代2千~5千円=計6千~9千円
が、観劇+食事のための仕入れ値となり、利益は一人6千~3千円となります。バス26台で1000人なら、600万~300万円が利益となる勘定になります。
 今回の被告発人が後援会を通じて選挙人から一人1万2000円の代金を集めさせていた群馬発東京への日帰り観劇ツアーでは、バス26台分=1000人が集まれば、利益が発生しない方がおかしいというのが、業界の常識だということです。もし、明治座が食事代に単価5000円を費やしているとしたら、話は別ですが…。
 なお、補足情報として、劇場公演の場合、「昼」と「夜」の1日2回の事例が多く、そのうちの「昼」の部は集客することが比較的難しいことから、「夜」の部の講演で利益を確保したうえでの「昼」の部の団体貸切の「割引率」は相当なものがあります。なぜなら「夜」の部の経費で、「昼」の部の経費を賄える部分もあるからです。
 費用の内訳は、捜査権限を持つ東京地検特捜部であれば簡単に知り得ることでしょうが、マスコミ関係者からは「明治座に領収書の内訳をいくらきいても、教えようとしない。なにか都合の悪いことを隠している気がする」というコメントも聞きました。
 ネットで、今回の小渕優子後援会による観劇ツアー問題で「有権者を接待した」と言う論調が広まっていますが、実際には話が逆だと思われます。
 すなわち、観劇ツアーの開催により、一人1万2千円を徴収した範囲内でも、コストを抑えて利益を上げておきながら、さらに、明治座に8百数十万円の領収書を2通、それぞれ小渕優子後援会と、自民党群馬ふるさと振興支部とに出していることで、さらに、支出を水増しして、マネーロンダリングをすることで裏金を捻出している可能性が指摘されます。つまり、「2重でもうけた」という予測ができます。
 結論として、集めた代金の総額と、支払った費用の内訳が正確に把握できれば、被告発人のマネーロンダリングの実態が把握できると思われます。すでに、特捜部では、地元群馬県において、関係者らからいろいろな観点から任意聴取していることから、この観劇ツアーについても、詳細に情報を入手していることと思われます。当会のような市民団体としては、捜査権がありませんから、とりあえず告発状により東京地検特捜部の捜査を後押しできればよいと考えています。
                    以 上

**********

■このように、政治資金報告書を操作して、マネーロンダリングを行っていた目的はいったい何のためでしょう?おそらくそれは、地元群馬県の政界において、自民党の小渕派として、小渕系の政治家たちのための選挙運動などに費消された可能性があると思われます。

 群馬県では、選挙になるとカネがかかります。いくら立派な政策を掲げても、カネの前には霞んでしまうのです。このことは、何度も選挙を経験していると、カネの重要性を身にしみて感じてくるのです。

 筆者も、安中市長選に4回出馬しました。最初、右も左も分からないまま、立候補者として担がれたのですが、選挙資金のことは、選挙経験豊富な会計担当者に一任していました。当時、200万円以上集まったと記憶していますが、どういうふうに使われたのか、全く分からないまま、選挙が終わりました。残念ながら次点に終わりましたが、期限内に選管に提出しなければなりません。会計担当者が作ってくれた収支報告書は、私の目から見ても杜撰なものでした。議員経験豊富な支援者からは「こういう選挙では300万円以上、寄付が集まらないと勝てない」という言葉もあり、「収支報告書は正直にかくのはアホらしいので、一部だけ記載すれば十分だ」という意見もありました。

 また、陣中見舞いと称する清酒の寄付もたくさんあり、優に200本を超えました。選挙が終わった後、手伝ってくれた人たちに持って帰ってもらいましたが、それでも40本くらい引き取り手がなく、したがたないので、しばらく納屋に保管しておいた記憶があります。

 こういう場合、酒屋に持っていくと、定価をかなり下回りますが、有償で引き取ってもらえる、ということをあとで事情通の人から聞きました。

■このように、寄付の形でカネを集めて、それが選挙費用として不透明に費消されることに疑問をいだき、2回目からは、一切の金品の受け取りを断り、クリーン選挙に徹しました。それは、3回目、4回目とさらに徹底し、自分の満足のゆく形まで昇華しましたが、票数はそれに反比例するように減少していきました。

 なにしろ、陣中見舞いを持ってきた人に、「気持ちだけを受け取りたいので、金品は持ち帰ってください」と丁重におわびするのですが、なかには逆切れをして「せっかく用意したのに、なんという仕打ちだ!二度とこんな事務所に来るもんか!」と捨て台詞を残して去って行く人も一人や二人ではなかったのです。

■筆者のように徒手空拳で、なんの政治的バックもなく、自己資金で、ボランティアの方々の力だけを借りて選挙運動をする限り、選挙公営として、ポスター、選挙カーの支度代、ガソリン代など決められた補助もあることから、カネはさほどかかりません。事実、2回目などは自宅を選挙事務所にしたため、20万円の自己資金で賄いました。

 3回目はプレハブの選挙事務所だったため、全部で60万円ほどかかりましたが、4回目も使わなくなった地元公会堂を借りたため、30万円程度で済みましたが、得票率が基準に満たなかったため、選挙公営は全て自己負担となり、さらには供託金100万円が没収されてしまいました。したがって、それまでの選挙公営分の費用も含め、筆者の場合は、4回の市長選挙戦のトータルでは、公費負担を実質的には受けなかったことになります。

 勿論、筆者のような選挙戦をする者は極めて希です。通常は選挙にカネをかけようと思えば、キリが有りません。とくに政治的に関係を築こうとすると、国会議員の場合は、地方議員を取り込むために、カネの力を利用することになります。

■小渕優子・前経産相のお膝元の群馬5区の選挙のやりかたをみると、日ごろから、いろいろなイベントや、集会を通じて、コネクションを維持しています。有名になった明治座への観劇ツアーや、後楽園での巨人戦観戦ツアーはもとより、地元でも、新年会、講演会、旅行会、バーベキュー大会、ゲートボール大会などいろいろな催しの機会が設けられています。その際必要なのは、かならず金一封です。

 ましてや、選挙となれば、自分の陣営の地方議員に対して、資金の面倒を見なくてはなりません。東京にいる「姫」のかわりに「国家老」が関係するいくつもの政治団体の会計を一手に引き受け、必要な資金を捻出していたことは想像に難くありません。この国家老は、知事公舎に知事が愛人を連込む発端となった8年前の群馬知事選でも軍資金を捻出して、大澤正明の初当選に貢献したことでも知られています。

■ところで今月は、統一地方選挙の前半戦として、群馬県議会選挙が4月3日(金)告示で、同12日(日)投開票で行われました。筆者の在住する安中市区でも3名の候補により2議席が争われました。このなかで、「姫」の後援会を担当している地元秘書の支援を受けて、いち早く自民党群馬県連により自民党の公認候補となった新人が、県議会にチャレンジしましたが、今一歩及びませんでした。

 ところが、その候補に対して、地元では、公職選挙法に基づく捜査の噂が流れています。未確認情報のため、今後の推移の状況を見守りたいと思いますが、もしこの情報が本当であるとすれば、今回、久しぶりとなる小渕優子・前経産相の政治資金問題の動きと何らかの関係があるのかもしれません。

 また、昨日は統一地方選挙の後半戦として、群馬県内の市町村の首長選挙や議員選挙が行われました。筆者の住む安中市でも市議会議員選挙が行われ、22名の新議員が誕生したばかりです。この中にも小渕後援会の関係議員が当選を果たしています。当会としては、候補者の収支報告書が揃ったら、情報公開で内容確認の必要性を考えています。

■この時期に、もし東京地検特捜部が再始動したのであれば、昨年秋から取りざたされている政治資金問題の幕引きに向けたシナリオが実行されることになったのだと思われます。

 この場合、捜査の手が「姫」まで及ぶのか、それとも全部「国家老」のせいにするのかが、やがてはっきりすることでしょう。

 本日の昼に、産経新聞が次の記事を報じました。

**********産経2015.4.27 12:01
小渕優子前経産相を複数回聴取 「観劇会」めぐる政治資金問題で東京地検特捜部
 小渕優子前経済産業相(41)の関連団体が開いた「観劇会」の収支が一致していない問題で、東京地検特捜部が小渕氏本人から任意で複数回、事情聴取していたことが27日、関係者への取材で分かった。小渕氏は自身の関与を否定したもようだ。
 小渕氏が代表を務める資金管理団体「未来産業研究会」から関連団体への寄付の一部が、数年前から架空だった疑いがあることも新たに判明。政治資金収支報告書によると、平成22~25年に未来産業研究会が政党支部「自民党群馬県第5選挙区支部」と「小渕優子後援会」へ計3300万円を寄付したが、実際には資金の移動がなかった疑いがある。
 特捜部は今後、問題となった収支報告書の実質的作成者とされる小渕氏の元秘書、折田謙一郎・前群馬県中之条町長(66)について、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪での立件に向け、詰めの捜査を進めるとみられる。
 小渕氏の団体では小渕優子後援会や「自民党群馬県ふるさと振興支部」など3団体の収支報告書で、22~25年に東京・明治座で開いた観劇会について、支出が収入を上回ったり、収支が不記載だったりすることが判明。群馬県の市民団体が昨年10月、同法違反罪などで小渕、折田両氏を東京地検に告発。特捜部が折田氏の自宅などを家宅捜索し、調べていた。
 小渕氏は発覚後の記者会見で「分からないことが多過ぎる。私自身も疑念を持っている」と釈明した。
**********

■この記事を見る限り、どうやら「国家老」をターゲットに、この一連の事件の幕引きが図られそうな気もします。

 あるいは、もしかしたら、今年1月26日から会期50日で開会中の第189回国会(常会)が6月24日に閉会することから、「姫」の不逮捕特権が切れるまで残すところあと2か月足らずとなり、プレッシャーをかける意味も込めて、この時期に、こうした動きを東京地検特捜部がマスコミにリークした可能性もあります。

 いずれにしても、予断は禁物なので、今後の成り行きを注意深く見守りたいと思います。そして、東京地検特捜部から、告発受理の知らせがもしあれば、直ちに、このブログで皆さんに報告する所存です。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

※参考情報その1:
【これまでの小渕優子・前経済相をめぐる政治資金問題の流れ】
◆2014年10月20日
 小渕優子経産相の政治資金問題でオンブズマンが東京地検特捜部に告発状を提出
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1429.html#readmore
◆2014年10月22日
 「OBUCHI YUKO」ワインセットが語りかけるもの
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1431.html#readmore
◆2014年10月23日
 小渕優子の政治資金問題に絡み収支報告作成者の中之条町長をオンブズマンが東京地検に告発
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1433.html#readmore
◆2014年10月24日
 たった30分間で町議会臨時議会をあとにした折田謙一郎・前中之条町長の筋書き通りの展開
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1435.html#readmore
◆2014年10月25日
 小渕優子代議士の政治資金問題で東京地検が捜査に着手?・・・依然オンブズマンには連絡なし
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1439.html#readmore
◆2014年10月29日
 バス会社に続いて東京地検が折田・前町長を任意聴取・・・告発者の当会にはまだ地検から連絡なし
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1441.html#readmore
◆2014年10月30日
 ついに強制捜査に乗り出した東京地検特捜部・・・実質的にオンブズマンの告発状は受理か?
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1442.html#readmore
◆2014年10月31日
 小渕優子政治資金問題でオンブズマンが既提出の2件の告発状の差替えバージョンを東京地検に送付
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1443.html#readmore
◆2014年11月2日
 小渕優子政治資金問題・・・10月31日のオンブズマン再告発を受けての11月1日の報道状況等
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1448.html#readmore
◆2014年11月21日
 市民オンブズマン群馬が代議士・小渕優子を旅行業法違反で本日新たに告発!
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1466.html#readmore
◆2014年12月3日
 12月2日公示の衆院選で全国から注目される群馬県第5区
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1476.html#readmore
◆2014年12月4日
 全国から注目される衆院選群馬5区における「姫」の戦いぶりとマスコミの報じ方
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1477.html#readmore
◆2014年12月8日
 全国から注目される衆院選群馬5区・・・安中市役所周辺での「姫」の選挙ポスターの貼られ方
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1481.html#readmore
◆2014年12月10日
 全国が注目する群馬5区…「国家老」が営むとされる高崎市内のアンティークショップについての考察
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1484.html#readmore
◆2015年1月7日
 小渕優子後援会関係者のパソコンHDのドリル破壊事件が選挙後に公表された怪
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1503.html#readmore
◆2015年1月12日
 1月26日の国会召集が「姫」のXデーになるかどうか、東京地検特捜部の努力が続く 
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1508.html#readmore
◆2015年1月21日
 小渕優子HDドリル破壊事件で1月26日の通常国会召集までの動きが当面注目される東京地検特捜部
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1514.html#readmore
◆201年1月26日
 何事もなく1月26日の通常国会に召集された「姫」へのお咎めの行方と東京地検特捜部のこれから
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1518.html#readmore
◆2015年2月14日
 八ッ場ダム本体工事起工式に参加した「姫」と二人の男性「性」事家
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1531.html#readmore

※参考情報その2:「HDドリル破壊事件」
**********朝日デジタル2014年12月19日05時05分
捜索前、PC機器を破壊 資金問題で小渕氏の関係先
 小渕優子・前経済産業相の政治団体をめぐる不明朗な資金処理問題で、東京地検特捜部が10月に関係先を家宅捜索する以前に、パソコンのデータを保存する複数のハードディスクがドリルで破壊されていたことが関係者への取材で分かった。ハードディスクは群馬県内の小渕氏の関係先にあったもので、特捜部はこの経緯についても慎重に調べているとみられる。
小渕優子氏の資金問題
 小渕氏をめぐっては、地元の支援者らが参加した東京・明治座での「観劇会」に関し、四つの政治団体の2005~13年の政治資金収支報告書で、収入より支出が大きく上回り、差額が計6千万円を超えていたことが判明。衆院選のあった12年の収支報告書には、観劇会の収支の記載自体がなかった。
 この問題で、特捜部は10月30日以降、小渕氏の元秘書で前群馬県中之条町長の折田謙一郎氏の自宅や、同県内の小渕氏の政治団体の事務所など関係先を政治資金規正法違反容疑で家宅捜索した。
 関係者によると、その時点までに、小渕氏の関係先の複数のハードディスクが、電気ドリルで穴を開けられていた。ハードディスクはすでに使えない状態だったという。
 折田氏は問題となっている政治団体の一部の会計について「私が全部チェックして報告書を作成した」と説明。関係者によると、観劇会の収支記載は「事務的なミスだった」などと特捜部の調べに対して説明しているという。
 一連の問題は10月16日発売の週刊誌の報道によって発覚。その後、小渕氏は責任を取り、同20日に経産相を辞任した。特捜部は、証拠隠滅の恐れがあるとして、同30日から早期の強制捜査に踏み切ったとみられている。小渕氏は今月14日の衆院選で6回目の当選を果たした。
 小渕氏の事務所は18日、朝日新聞の取材依頼に、「刑事事件につきまして捜査中につきコメントをしておりませんが、いずれにしましても捜査に真摯(しんし)に協力しているところであり、ご質問のような証拠隠滅にかかる事実は一切ございません」と書面で回答した。

※参考情報その3:「観劇会の支出と収入の食違い事件」
**********2014年11月26日18時57分
小渕氏資金問題、昨年も収支に差 支出790万円上回る
 小渕優子・前経済産業相の後援会などが昨年開いた「観劇会」でも、政治資金収支報告書の記載では、入場料や食事代の支出が、参加者からの観劇代収入を計約790万円上回っていることがわかった。この問題で東京地検特捜部は、政治資金規正法違反の疑いで小渕氏の事務所などを家宅捜索している。観劇会をめぐる同様の支出超過の額は2005年以降で計6千万円を超える計算となった。
 群馬県選管が26日に公表した13年の政治資金収支報告書によると、「小渕優子後援会」と小渕氏が代表の「自民党県第5選挙区支部」の2政治団体は、13年9月28日に「入場料・食事代」計1880万円を東京・明治座に支出。一方で、観劇代収入は計約1090万円だった。
 2政治団体は13年9月24日にも「貸し切りバス代」や「お茶代」など計約650万円を支出。これらが観劇会に伴うものであれば、「入場料・食事代」を合わせた支出総額は計約2500万円となり、13年の報告書上の支出超過額は、計約1440万円に増える。
 小渕氏は今年10月20日に経産相を辞任した際の記者会見で、観劇会には毎年2千人強が参加し、会費を1人1万2千円集めていたと説明した。収入は計2400万円あることになり、13年の支出総額に近づく。
 ほかにも小渕優子後援会は13年、「野球観戦」の収入8万7千円を計上。対して野球チケット代として約21万円を「東京ドーム」に支出していた。小渕氏が関係する別の政治団体「自民党県ふるさと振興支部」も「チケット・プリペード代」約15万円を東京ドームに支出していたが、収入の記載はなかった。
 ふるさと支部は13年に「じゃが芋代」「馬鈴薯(ばれいしょ)代」など計約95万円も支出していた。朝日新聞の取材では、小渕氏の選挙区内の有権者で、小渕氏側に寄付をした複数の個人に毎年12月ごろ、箱詰めのジャガイモが送られていたことが判明している。ただ、献金者への物品贈与は、献金額を超えない範囲であれば直ちに違法とは言えないとする専門家もいる。
 小渕氏の群馬県高崎市の事務所は「刑事告発を受けている関係で、質問に対する回答は控えている」と文書でコメントした。(中村信義)
**********

コメント
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投票に行こう!安中市議会議員選挙が本日投開票

2015-04-26 06:35:00 | 政治とカネ
■4月19日(日)告示の安中市議会議員選挙が1週間の選挙戦を経て、いよいよ本日4月26日(日)午前7時から午後6時まで投票が行われ、午後8時から安中市総合体育館で開票作業が行われ、午後9時半ごろまでには大勢が判明することでしょう。それでは、結果が決まれば、公約など忘れてしまいがちな候補者の皆さんが選挙公報で主張されたメッセージを念のため、記録として掲載しておきます。ポスター掲示番号順。敬称略。編集の関係でポスター画像が横向きとなり見ずらいですがご容赦ください。

**********
佐藤 貴雄 51 理容業 無現①
県PTA連合会常任理事、安中小PTA会長、市商工会理事、新島学園高卒

20150422satotakao.pdf
【さとう貴雄】
安中を元気に!安中で元気に!
〔さとう貴雄の志〕
・子どもたちの生(いのち)を守り、
 高齢者とその家族が安心して暮らせる『あんなか』を作ります。
・地域の絆を大切にしたまちづくりを推進します。
・憲法の精神を生かし、平和と主権在民の理念で行政に取り組みます。
子どもたちに胸を張って誇れるまち“安中”を
私が目指すもの、それは「安中を一番にしたい!!」
    安中を一番住みやすいまちに
    安中を一番子育てしやすいまちに
    安中を一番安心できるまちに
    安中を一番頼りにできるまちに
 そして安中を一番誇れるまちにしたい
未来を生きる子どもたちに 社会に一歩を刻み始める若者に
子育てをがんばっているパパとママに 働き盛りのみなさんに 障がいのある方々に
悩みを抱えているあなたに 人生の長い道のりを歩いてきた先輩方に
「安中が一番だね」
そう思ってもらえるまちづくりこそ私の目指す安中市です。
<さとう貴雄プロフィール>
1964年 安中に生まれる
1982年 新島学園高等学校卒業
2001年 骨髄バンクを通して骨髄ドナーとなる
2004年 骨髄ドナー(2回目)となる
2006年 あんなか祭り連合委員長
2008年 安中地区子ども会育成会連合会会長
2011年 安中市議会議員初当選 現在1期目
現   在 碓氷理容師会 副会長 総務部長
      安中市商工会理事
      安中小学校PTA会長
      安中市PTA連合会副会長
      群馬県PTA連合会常任理事
      ちびちびプロジェクト副代表
      群馬県骨髄バンク推進連絡協議会会員
      ファザーリング・ジャパン会員
家   族 バッチワーク教室を主催する妻
      高校3年生の長女
      小学6年生の次女
      小学1年生の長男
好きな言葉 「小春日和」
趣   味 読書 献血 育児

**********
柳生  聡 54 自営業 無新
松屋不動産代表。元市制40周年ビデオ脚本監督、元安寿美会事務局長。国学院大卒

20150422yagyusatoshi.pdf
【柳生さとし】無所属
熱いハートと力強さで
あんなか 再生
信頼に責任を
あきらめない根気・粘り
痛みのわかる弱者の味方
①議会の様子を正確に伝える。
②都市間交流を活発に。地域の人を活かし、安中を発信します。
③介護家族の精神的・経済的負担を減らし、子育て世帯を支援。
④イジメ問題と向き合います。
⑤生活道路の整備、公共交通の充実。
⑥助かる命を救う救急医療体制を。
⑦子・孫世代の暮らしを守れるしっかりした財政の再建。

**********
広瀬  晃 62 市議 無現③
元松井田町社会福祉協議会長。旧松井田町議4期。拓殖大中退

20150422hiroseakira.pdf
【広瀬あきら】
住みやすい安中市を目指します
○市民に身近な政治、わかりやすい政治を目指します。
○活力ある街づくりを推進
○豊かなこころを育てる教育の推進
○少子高齢化に対応した地域づくりを目指します。
○松井田妙義IC周辺の整備、開発の推進

***********
桜井喜久江 59 茶道教授 無新
碓氷安中農業協同組合総代。東京アナウンスアカデミー卒

20150422sakuraikikue.pdf
【桜井きくえ】
数年前、実家の両親を引き取ることになり、
両親の介護を通して安中市の行政について考えるようになりました。
安中市を少しでもよくしたいと思い、立候補の決意をしました。
市民の方々がどのような暮らしをしているのか、どのようなことを
考えておられるか、どんなことで困っているのかを知るために、
市民宅を一軒一軒訪問し、お一人おひとりからお話しを聞きました。
安中市が抱える問題や、これから進めていくべき事がらを
知ることが出来ました。
1 子どもは未来の宝です。
  子育て家庭の支援体制を強化します。出産のサポート体制も進めます。
  幼児、児童が安心して遊べる環境整備。児童館設置推進など。
2 医療の充実!!
  救急医療体制を整え、総合病院設置に向け尽力します。
3 高齢化社会に向けて
  元気な高齢者の活躍の場といきがい作り。高齢者が幸せに暮らせる町へ。
  年金で入所可能な高齢者施設設置推進。
4 美しい山や川があり、文化の薫り高い安中市をもっとPR。
5 オンデマンドバスの設置推進。空き家、休耕地対策。企業誘致、
  農業推進。市民が気軽に利用できる多目的ホール設置推進、など。
行政に女性の声を届けます! 実行力、一生懸命の きくえ です!!

***********
田中 伸一 67 農業 無現④
元市議会議長、元市監査委員、元県経済連課長。東京農工大別科終了

20150422tanakashinichi.pdf
【田中しんいち】
田中しんいちの政策アピール!!
一、住環境の整備と地域振興
二、少子高齢社会対策と社会福祉の向上
三、教育の環境整備と生涯学習の推進
四、観光振興による地域の活性化
五、農林業の環境整備と振興
六、行財政改革の推進
 私は、十五年間の貴い経験を活かし、夢と希望のある市政をめざし、六項目について政策を進めてまいります。
 何卒、市民皆様の変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

**********
桜井ひろ江 61 主婦 共現⑤
党西毛地区委員。元群馬整肢療養園職員、元大泉寺いずみ保育園職員。渋川女子高卒

20150422sakuraihiroe.pdf
日本共産党【桜井ひろ江】
少子・高齢化、過疎化が進む中で
命をはぐくみ、命をつなぐ市政実現を!
市民の暮らし、福祉を守ります。
★安中南土地区画整理事業は白紙撤回させます。
★給食費の早期完全無料化をめざします。
・子どものいる家庭の貧困率十六%。義務教育に格差を持ち込ませない。
★介護・医療の負担を軽減します。
・資産割の見直し等で国保税の引き下げを。
★介護保険、子ども子育ての改悪に反対して、充実改善を求めます。
・要支援の介護サービス取り上げを許さない。
★碓氷病院の立て直しをはかります。
・在宅医療、訪問看護の拡充など、待つ医療から出て行く医療で、市民の信頼を取り戻します。
★安全、安心のまちづくり。環境を守ります。
・山林等への無秩序や投機や危険な開発を規制する、残土条例や太陽光発電等の規制条例の制定。
・原発再稼働にきっぱり反対し、再生可能エネルギーの取り組み推進。
・サンパイ処分場計画反対。
・秋間臼沢の産廃の撤去。
★地域の産業振興で元気なまちをつくります。
・地域農業再生に、地域に合った集落営農を支援。
・住宅リフォーム助成制度の創設。
★戦争する国にはさせません。
[略歴]
◇1953年6月生まれ
◇群馬整肢療護園、大泉寺いずみ保育園勤務
現在、市議会福祉民主常任委員会委員
住所:安中市安中954-1
 電話090-4090-6170

************
今井 敏博 52 無現②
市議会議会運営委員長、市消防団第6分団長。元市PTA連合会長。法政大卒

20150422imaitoshihiro.pdf
【今井としひろ】
誰よりも安中
誰よりも行動全力投球!
  市民のために!
◎現場主義
 ・いち早く市民のもとに!!
◎教育
 ・学習到達度に応じた学習指導
 ・いじめは絶対に許さない
◎福祉
 ・買い物弱者のためのデマンド交通の拡充
 ・子育て支援
◎観光・産業
 ・富岡市・軽井沢町との観光連携
 ・企業誘致
略歴
県立富岡高等学校卒業
法政大学工学部卒
安中市PTA連合会会長歴任
高崎商大附属高校父母会会長歴任
安中市消防団第六分団長
安中市議会議員議会運営委員長

************
吉岡 完司 67 農業 無現②
市議会総務文教常任委員長。元市収入役、元市総務部長、元安中署協議会委員。農大二高卒

20150422yoshiokamotoji.pdf
【吉岡もとじ】
市民の声がとどく市政をめざして!
『吉岡もとじの重点政策』
 ○企業を誘致し雇用を確保
 ○災害に強い安心安全な街づくり
 ○少子高齢化に適応する教育福祉
 ○公立碓氷病院の改革
 ○有害鳥獣対策の強化
 ○環境の保全対策
略歴
昭和41年 農大二高卒
平成 4年 原市地区子ども育英会連合会長
平成12年 安中市総務部長
平成13年 安中警察署協議会委員
平成15年 安中市収入役
平成19年 安中市市議会議員
      現在2期目

**********
上原富士雄 60 団体役員 公現④
党県本部副総支部長。元市議会福祉民生常任委員長、元同議会運営委員長。松井田高卒

20150422ueharafujio.pdf
公明党【上原ふじお】昭和30年2月2日生 60歳
 -ごあいさつ-
 市民の皆様からの、力強い応援をいただき議員として早16年、課題であった小・中学校の校舎耐震補強工事の推進、また救急救命時における、AEDの公共施設への設置等を実現してきました。一昨年度は、市文化センターのバリアフリー化でエレベータを設置、平成26年度では市全域にわたる、防犯灯のLED化等、多くの行政課題に取り組んでまいりました。
 私達が住む安中市は、日本全国に名高い碓氷峠の一帯を含む、大変自然が豊かな素晴らしいふるさとです。また内陸性気候で自然災害も少なく、暮らしやすい街です。
―・・―・・―・・―・・―・・―
 これからも私、上原ふじおは挑みます。
『一人の人を大切にする人間主義』の新年で
 ☆平和・新しい福祉・教育文化の推進。
 ☆安心・安全で安定した活力ある街づくり。
 ☆地域の医療・介護・予防・住まい を包括した少子高齢化社会に向けた支援体制の構築。
 ほか、全力で取り組んでまいります。皆様方のより一層のご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

**********
武者 葉子 59 政党役員 公現②
党県本部県民運動局次長。元松井田高PTA副会長、高崎保育専門学校卒

20150422mushayoko.pdf
公明党【武者ようこ】
武者ようこは
あなたの笑顔を守るため、奮闘します!!
主な実績
●ピロリ菌検査(ABC検査)の導入
●病後児教育の推進
●妊婦健診14回分の女性。マタニティマークの推進
●市庁舎思いやり駐車場の整備
●独居高齢者世帯に救急情報カード配布
目指します!
●安心・安全なまちづくりの推進
●教育環境・子育て支援の充実
●安心して住み続けられる地域包括ケアシステムの構築
●若者雇用対策・定住の促進
●太陽光発電などの低炭素社会の推進
あなたの声で元気な安中を!
武者ようこプロフィール
昭和31年生まれ 59歳
昭和49年 安中高校卒業
平成19年 安中市議会選挙当選(現2期)

************
遠間 大和 35 自営業 無新
元エスピーシー社員。青山学院大卒

20150422tomayamato.pdf
【遠間やまと】
安中が変わる!!
北陸新幹線開通、富岡製糸場の世界遺産登録――
「安中市を売り込む」
「安中市に人を呼び込む」絶好の機会です。
私は、若さと東京で積んだビジネス経験を最大限に活かし、
 人口の維持・増加――ふるさと回帰プロジェクト
 農産品のブランド化
 農業の大規模化・6次産業化の支援・販路拡大
 観光エリアの景観整備・アクセス向上
 こどもたちが安心して安全に暮らせる街づくり
 交通結節点等のバリアフリー化
などを推進し、現在社会に適したPR活動を展開いたします。
このチャンスに力を合わせ、
飛躍するまち安中市へ!
人に誇りを、街に活気を。
<略歴>
 昭和54年11月3日生(35才)
 東横野生まれ 東横野育ち
 安中市立東横野小学校卒業
 安中市立第二中学校卒業
 前橋育英高等学校卒業
 青山学院大学卒業
 平成⒚~27年エスピーシー株式会社

**********
柳沢 吉保 64 自営業 無現④
市議会議長。元同市民文教常任委員長、元後閑小・安中二中PTA会長。安中高中退

20150422yanagisawayoshiyasu.pdf
【柳沢よしやす】
維新せよ 今がその時 安中市
現場・問題を、見る
市民の意見を、聞く
安中市民のために、動く
※子育て環境の充実
※農林水産業の発展
※教育の充実
※公立碓氷病院の充実
※福祉の充実
安全・安心・安定の街づくり!

**********
横山  登 77 会社役員 無元④
横山デイサービスセンター役員。元市議会副議長、元市PTA連合会長。前橋高卒

20150422yokoyamanoboru.pdf
【横山 登】
住みやすい街から住みたい街へ
○誰もが安心してくらせる福祉のまちづくり
○地域に根ざし、市民の目での行動
○安心安全な街づくり
○お年寄りや障害のある人にやさしい街づくり
○温泉をいかした観光開発

**********
奥原 賢一 64 農業 無現③
市消防団第7分団員。元市議会議会運営委員長、元市農業委員。蚕糸高卒

20150422okubarakenichi.pdf
【奥原けんいち】
豊かな自然と暮らしを守る
〔子どもからお年寄りまで暮らしやすい街づくり〕
 ◆学校教育施設の充実
 ◆幼児対策の充実
 ◆老人介護施設の充実
 ◆公立碓氷病院の充実
 ◆スポーツ施設の充実
〔災害に強い街づくり〕
 ◆耐震診断の補助拡充
 ◆消防施設の充実
 ◆鳥獣被害対策の推進
〔略歴〕
 ☆元 群馬県市議会議長会会長
 ☆元 安中市議会議長
 ☆現 安中市議会議員3期
 ☆現 高崎市・安中市消防組合議会議員

**********
福田 幸一 60 会社員 無新
磯部ガーデン社員。元国際トラベルサービス社員。駒沢大卒

20150422fukudakoichi.pdf
【福田こういち】
   無所属 六〇歳
   昭和二九年十月五日生
   会社員
 私、福田幸一は、国内・外での営業ならび
に添乗員の経験で培った魅力ある地域づくり
や景観保護への提案と、皆様方からのご要望
でもあります議員報酬日当制・耕作放棄地の
活性化・古民家の活用等々の実現に向け全力
で取り組んでいく覚悟でおります。
 ご支援の程宜しくお願いします。

**********
小川  剛 51 会社員 無新
市青少年育成推進員、安中3区防犯委員。元連合群馬副事務局長。高崎商業高卒

20150422ogawatsuyoshi.pdf
【小川つよし】51才
<絆>地域の絆を深め、安心・安全な社会を実現するために頑張ります!
◎安全・安心して暮らせる社会の実現
・誰もが安全に安心して働ける労働行政の充実を図ります。
・自然災害に備えた防災体制の確立を図ります。
・誰もが安心して暮らせる防犯体制の確立を図ります。
・幼児から高齢者、障がいを持たれた方が安心して暮らせる施設整備・体制の強化を図ります。
・福祉サービスの向上と医療体制の充実・強化を図ります。
◎魅力と活力ある街づくり
・すべての子どもたちが夢と希望を持てるような教育環境の整備・充実を図ります。
・生涯にわたり気軽に健康管理ができるスポーツ環境の整備・充実を図ります。
・伝統文化の継承と自然環境の保持に努めます。
◎行財政改革
・経費の節減や合理的な行財政運営を図ります。
・市民目線で行政サービスの充実を図ります。
〔プロフィール〕
安中市立安中小学校卒業
安中市立第一中学校卒業
群馬県立高崎商業高等学校卒業
信越化学工業(株)群馬事業所入社
連合群馬副事務局長
信越化学労働組合磯部支部執行委員長

**********
巽  久男 59 元会社員 無新
県剣道連盟理事。元市体育協会指導員、安中地区谷津子ども育成会長。国士舘大中退

20150422tatsumihisao.pdf
【たつみ久男】
こころ豊かな生活、うるおいのある街づくり
 市政は私たちの生活にもっとも身近な政治です。
 安中市は、今、大きく飛躍をしようとしています。市民本位の行政、開かれた市政の中で多くの対話を重ね、勇気と誠意をもって尽くします。
私の政策
○高齢者、福祉の充実
○子育て支援と保育の充実
○スポーツ支援(施設の充実)
○高齢者と子供の物づくり広場の推進

***********
罍  次雄 58 自営業 無新
吉川屋代表。元原市4区区長代理、元原市子育連会長、元市商工会理事。高崎商業高卒

【もたい次雄】
良くしたい 住んでいる街だから
(有)吉川屋の経営のかたわら、地区役員・育成会・消防団
商工会役員等、地域に根ざした活動を行ってきました。この
経験を活かし地元に、安中市に貢献できればと、市議会議員に立候補する決意をしました。
「応援して良かった」と言われる議員をめざします。
皆様のご支援、宜しくお願いいたします。

************
吉岡  登 58 市議 無現①
松井田高同窓会副会長、碓氷峠ホタルの里の会顧問。松井田高卒

20150422yoshiokanoboru.pdf
【吉岡のぼる】
明るく元気なまちづくりを目指します
多くの観光施設を持ち自然豊かなこの安中市の充実した交通網を利用した街づくりを推進し市民生活の向上を目指します。
市民の意見を市政に活かします!
○高齢者と子供を守る福祉の充実(交通手段の整備と施設の整備)
○観光施設を活かしたまちづくり
○教育、福祉施設の整備
○市民生活の向上のための環境整備
略歴
昭和三十一年八月一二日生 松井田町坂本 五十八才
昭和五十年 群馬県立松井田高校商業科卒業
同年 碓氷信用組合入組(現 群馬県信用組合)
平成十四年 群馬県立松井田高校PТA会長
平成二十三年 群馬県信用組合退職
平成二十三年 安中市議会議員当選
現在 群馬県立松井田高校同窓会副会長
   碓氷峠ホタルの里の会顧問

**********
小林 克行 39 印刷業 無新
安中市青年会議所監事。磯部温泉組合理事。元安中青年会議所理事長。大東文化大卒

20150422kobayashikatsuyuki.pdf
【小林かつゆき】39歳 無所属
若さと情熱で 安中市を誇れるまちに!
ごあいさつ
 私は地域活動を通じて行政の役割の重要性を改めて感じました。人任せでなく自分自身が行動することで、市民の皆様やお世話になった方々に恩返しをしようと決断しました。
 皆様が安中市を誇りに思えるよう活動して参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。
〔小林かつゆきの信念〕
1.若者が輝けるまちに!
 自ら若者と共に行動し、協力していき、若者がリーダーシップを発揮できるまちづくりを目指します。
2.誇れる観光資源の全国へPR!
 安中市には誇れる観光資源がたくさnあります。マスコットの有効活用や観光客誘致・協力等、活動していきます。
3.グローバルの時代に合った教育制度改革を!
 世界との競争社会で生き抜くための教育制度を考え、提言していきます。
4.お年寄りが安心して暮らせるまちづくり!
 敬老と報恩の思いを持ち、より一層の福祉社会の充実に向かって行動します。
5.子育てがしやすい環境を!
 男女関係なく子育てしやすい理解ある社会を目指します。
6.議員定数の削減!
 さらなる議員の定数削減を訴えていきます。
プロフィール
昭和50年 安中市磯部に生まれる
昭和63年 磯部小学校卒
平成 3年 安中市立第二中学校
平成 6年 前橋育英高校卒
平成11年 大東文化大学法学部卒
  〃   東京近郊にて不動産会社に就職
平成16年 安中市に帰郷し家業に従事
平成17年 (社)安中青年会議所 入会
平成24年 (社)安中青年会議所 第40代 理事長
平成25年 (社)安中青年会議所 公益法人推進室 室長
◆現在
(公社)安中青年会議所 監事
安中市商工会青年部 部員
安中碓氷ユネスコ協会 理事
鉄道遺産群を愛する会 事務局員
磯部温泉組合 理事
安中市消防団 第3分団第1部 部員
NPO法人 碓氷峠歴史文化遺産研究会 会員
家族 妻・長男(8才)・長女(5才)
資格 普通自動車運転免許
   宅地建物取引主任者
   マンション管理士
Facebookもご覧ください。
小林克行 安中 検索

**********
柳沢 浩之 54 会社員 無現①
市議会総務文教常任委員会副委員長。元連合群馬安中地協副議長。高崎工業高卒

20150422yanagisawahiroyuki.pdf
【柳沢ひろゆき】
柳沢ひろゆきがめざすまちづくり
■子育て支援に向けた事業整備の推進
 保育支援や子ども家庭支援センター等の保育施設の充実
 医療、在宅介護、訪問介護の充実
■安全を基軸にした総合交通政策の推進
 JR信越線各駅及び安中榛名駅周辺整備とパークアンドライドの充実
 地域に根ざした循環型・路線バスの充実
■歴史的観光資源を活用した周遊型観光の拡充
 愛妻湯の町「磯部温泉」の魅力を県内外へ発信
 碓氷関所跡の整備と鉄道文化遺産などの整備
■自然とともに生活できる魅力あるまちづくり
 自主防災組織設立促進や防災メール配信サービスの拡充
 農林業活性化の支援拡充

**********
斉藤 盛久 65 自営業 無現③
元市議会議会運営委員長、元細野小PTA会長。旧松井田町議1期。松井田高卒

【斉藤もりひさ】
市民に愛される安中のために!
斉藤もりひさの重点政策
◎福祉・医療の充実
 ○子育て支援や少子高齢化対策の充実に努めます。
 ○公立碓氷病院の改革に努めます。
◎教育の環境整備を進めます。
◎企業誘致に努め、雇用の創出を図ります。
◎有害鳥獣対策の強化に努めます。
◎自然エネルギーの普及・推進に努めます。

**********
太田 進一 64 電気工事業 無新
市松井田町商工会青色申告会長、市松井田町子育連相談役。松井田高卒

20150422otashinichi.pdf
【太田しんいち】
住みやすい地域・活力のあるまちづくり
◎高齢化社会に伴う通院・買い物等生活環境の整備や必要な交通手段の確保
◎高齢者や障害者等の社会的弱者の福祉の向上
◎碓氷関所、アプトの道等多くの観光資源を活用したまちづくり
◎災害に強く、安心して暮らせる地域づくり
◎有害鳥獣対策の強化
皆様の声を市政に反映させるべく頑張ります!

**********
金井 久男 64 農業 共現③
党安中市委員長、市国際交流協会松井田支部顧問。旧松井田町議7期。蚕糸高卒

20150422kanaihisao.pdf
【金井久男】
市民の声をまっすぐに届けます
暮らし、福祉優先の姿勢をめざして
*福祉・医療の負担を軽減します。
*公立碓氷病院の改革を進めます。
*仕事をつくり、雇用をひろげます。
*自然エネルギー利用の施策を推進。
*国民年金で入れる施設を造ります。
*文化財を市の活性化に生かします。
*市民に身近な議会改革を進めます。
住民の声で政治を動かす日本共産党
戦争をする国にはさせません
(略歴)
1950年生まれ、県立蚕糸高校(現安中総合学園高校)卒業、アメリカで2年間派米農業研修
松井田町農協職員組合委員長、九十九子ども会育成会長
1979年 松井田町議会議員初当選、以来7期、2006年合併のため安中市議会議員
(現在)
議会総務常任委員、安中市国際交流協会松井田支部顧問
住所:松井田町高梨子1313-1
事務所 電話(386)9936
金井久男の活動記 http://kanaihisao.cocolog-nifty.com/

**********
高橋 由信 58 会社員 無現⑤
地域づくり団体運営委員、視聴覚障害者協会相談役。元市議会議会運営委員長。安中高卒

20150422takahashiyoshinobu.pdf
【高橋よしのぶ】
行動力とみんなの声で安中の未来を創る
これからも皆様い寄り添い
一番近い議員として
皆様の声を市政に届けます!
これから提案したいこと(主なもの)
☆危機管理体制強化と市民参加型の避難訓練実施
☆公立碓氷病院の改革
☆廃棄物処分場の建設反対
☆手話言語条例制定と手話通訳者増員
☆公共施設のトイレや段差改修、バリアフリー化
☆合併10周年記念事業(行政と市民が協働で行うイベント)
**********

■前回の投票率は64.80パーセントでした。3人に1人以上のひとが投票しなかった勘定になります。幸い今日は天候もよく、絶好の投票日和ですので、野良仕事や行楽に出かける前に投票を済ませておきましょう。

【ひらく会情報部・無質問議員撲滅キャンペーン中】

※前回の安中市議会選挙結果
**********
安中市議会議員選挙  2011年04月17日公示 2011年04月24日投票
有権者数:51,582人 投票者数:33,426人 投票率:64.80% 選挙事由:任期溝了
選挙区:安中市【定数:24/立候補者:28】有権者数:51,582人 投票者数:33,426人 投票率:64.80%
得票数/名前/年齢/性別/党派・会派/履歴/備考
当1,909/高橋由信/54/男/無所属/元/会社員
当1,810.883/吉岡完司/63/男/無所属/現/農業
当1,703/小林訂史/51/男/無所属/新/会社員
当1,637/土屋弘/59/男/無所属/現/会社員
当1,609.774/吉岡登/54/無所属/新/無職
当1,375/川崎文雄/69/男/無所属/現/市議会議員
当1,285.047/柳沢浩之/50/男/無所属/新/会社員
当1,281/田中伸一/63/男/無所属/現/農業
当1,274/中島徳造/64/男/無所属/現/会社役員
当1,206/佐藤貴雄/47/男/無所属/新/理容業
当1,173.144/上原冨士雄/56/男/公明党/現/団体役員
当1,170/武者葉子/55/女/公明党/現/政党役員
当1,140.086/柳澤健一/67/男/無所属/現/会社役員
当1,136.5/奥原賢一/60/男/無所属/現/農業
当1,068.365/柳沢吉保/60/男/無所属/現/自営業
当1,055/伊藤清/57/男/無所属/現/自営業
当1,039/今井敏博/48/男/無所属/現/会社役員
当1,031/金井久男/60/男/日本共産党/現/農業
当1,030/広瀬晃/58/男/無所属/現/無職
当1,007.855/上原和明/69/男/無所属/現/農業
当999/大野貞義/71/男/社会民主党/現/党県役員
当993/斉藤盛久/61/男/無所属/現/自営業
当941/小宮ふみ子/63/女/無所属/現/市議会議員
当938/櫻井ひろ江/57/女/日本共産党/現/政党役員
 874/山口寛/58/男/曰本共産党/現/農業
 832.341/横山登/73/男/無所属/現/自営業
 754/島崎博一/61/男/無所属/元/観光農業
 705/吉沢長八/65/男/無所属/元/無職
**********

【開票速報】
投票率:18時35分(確定)男14,390人 女15,484人 計29,874人 59.34%
候補者名党派名確定得票数(21時20分)
http://www.city.annaka.gunma.jp/senkan/sigi-kaihyou-sokuhou.html
当選 さとう 貴雄  無所属   1,010
   柳生 さとし  無所属    346
当選 広瀬 あきら  無所属    973
当選 桜井 きくえ  無所属    799.802
当選 田中 しんいち 無所属   1,270
当選 桜井 ひろ江  日本共産党 1,418.197
当選 今井 としひろ 無所属   1,309
当選 吉岡 もとじ  無所属   1,695.210
当選 上原 ふじお  公明党   1,133
当選 武者 ようこ  公明党   1,333
当選 遠間 やまと  無所属   1,095
当選 柳沢 よしやす 無所属    855.695
   横山 登    無所属    593.426
当選 奥原 けんいち 無所属   1,232
   福田 こういち 無所属    588
当選 小川 つよし  無所属   3,284
当選 たつみ 久男  無所属   1,168
当選 もたい 次雄  無所属   1,255
当選 吉岡 のぼる  無所属    804.362
当選 小林 かつゆき 無所属    656
当選 柳沢 ひろゆき 無所属   1,366.304
当選 斉藤 もりひさ 無所属   1,003
当選 太田 しんいち 無所属   1,338
当選 金井 久男   日本共産党 1,381
当選 高橋 よしのぶ 無所属   1,562

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大同有毒スラグ問題を斬る!…不法投棄実行犯を刑事告発せよ!「追及第9弾」国交省発表の分析結果の信憑性

2015-04-24 23:36:00 | スラグ不法投棄問題

■平成27年4月24日、国土交通省より鉄鋼スラグに関する土壌の分析試験結果についてとする記者発表がありました。
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/kyoku_00000682.html
 以下転記してみます。

**********記者発表資料 平成27年 04月24日
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000621465.pdf
    鉄鋼スラグに関する土壌の分析試験結果について
                    関東地方整備局
 国土交通省関東地方整備局では、大同特殊鋼(株)渋川工場が鉄鋼スラグを出荷した記録があることが判明した工事の施工箇所および鉄鋼スラグと類似する材料の混入が認められた工事の施工箇所を合わせた56工事の施工箇所において、有害物質の含有量等について分析試験を実施し、その調査結果を「鉄鋼スラグに関する材料の分析試験結果について」として平成26年12月26日にお知らせしたところです。
 このたび、22工事の施工箇所において、材料直下の土壌における有害物質の含有量等を確認する分析試験を実施しましたのでお知らせいたします。
1.分析試験の対象工事
 鉄鋼スラグを出荷した記録があることが判明した工事の施工箇所および鉄鋼スラグと類似する材料の混入が認められた工事の施工箇所を合わせた56工事の施工箇所のうち、材料の分析試験の結果、基準※1に定める基準値を超えた27工事の施工箇所のうち22工事の施工箇所について、材料直下の土壌における有害物質の含有量等を確認するため、土壌汚染対策法に準じた分析試験を実施しました。
なお、八ッ場ダム工事事務所の発注工事において、基準※1に定める基準値を超えた工事の施工箇所のうち、当該材料を撤去することで引き続き調整している6工事※2の施工箇所の土壌汚染対策法に準じた分析試験は、撤去時に併せて実施します。
2.分析試験について
土壌汚染対策法に準じた分析試験を行った22工事の施工箇所のうち、高崎河川国道事務所の発注した4工事の施工箇所において、「ふっ素」の溶出量が基準※3に定める基準値を超えて検出されました。(別添1、2、3)。
 なお、八ッ場ダム工事事務所の発注工事において、基準※1に定める基準値を超えた工事の施工箇所のうち、当該材料を撤去することで調整していた「付替国道145号(中村地区)改良工事」(進入路(敷砂利))、「H23大沢地区代替地他整備工事」(資材置場(敷砂利))および「H24上湯原地区代替地他整備工事」(資材置場(敷砂利)、埋戻部(不陸整正))については、すでにその撤去を完了し、撤去の際に、材料直下の土壌において、土壌汚染対策法に準じた分析試験を実施した結果、「ふっ素」の溶出量および含有量は基準※3に定める基準値以内でした。
3.今後の対応
土壌汚染対策法に準じた分析試験の結果、基準※3に定める基準値を超えた4工事の施工箇所については、群馬県環境森林部および前橋市環境部に報告しており、群馬県環境森林部および前橋市環境部において、地下水の利用状況に関する調査を行っていきます。なお、土地の所有者の意向および関係機関の依頼により、当該材料を撤去することで調整の整った2工事の施工箇所については、撤去を実施します。
今後は、地下水の利用状況に関する調査結果を踏まえ、群馬県環境森林部および前橋市環境部の助言を得ながら、「鉄鋼スラグに関する連絡会議」において構成する機関と連携し、適切に対応していきます。
***********

 国交省が材料(=有害スラグ混合砕石)直下の土壌の有害物質の含有量等の分析試験をした結果、ふっ素の溶出量が基準値を超えていたのは次の4工事となっています(基準値は0.8mg/L)。
 番号 契約年度 事務所        工事名        土壌の分析結果
  1 H20 高崎河川国道事務所 半田拡幅改良工事      1.1mg/L
  3 H20 高崎川国道事務所  田口改良その4工事     1.2mg/L
  5 H20 高崎河川国道事務所 漆原舗装その1工事     0.84m/L
 19 H23 高崎河川国道事務所 上武道路橋梁下部その2工事 5.6mg/L

■取り急ぎ、考察をしていきましょう。

<考察その1>
 まず、第一の疑問点として、八ッ場ダム工事事務所の発注工事においては、相変わらず、「盛り土」について、有害スラグの分析調査をしていない点が挙げられます。「盛り土」のなかのスラグを分析していないのですから、当然、直下の土壌分析も行われません。八ッ場ダム工事事務所では、「盛り土」について、徹底無視を決め込むつもりなのでしょうか?ちなみに当会では、佐藤建設工業関係者から「長野原駅前の盛り土にスラグを運んだ」という証言を聞いています。

<考察その2>
 この分析調査自体、疑問に思うのは、大同特殊鋼が持つ優秀な科学技術の知識を悪用して、行政によるこうした分析調査を先読みして、天然石と有害スラグを混合して故意に基準値を下回るように調整することで、「不法投棄」という犯罪行為をごまかせる、と思いついたのはなぜか?という視点が欠けている点です。今回、国交省が発表した分析調査結果で、基準値を超える有害な値が出ている現場は、大同特殊鋼・佐藤建設工業のブラック連合が、たまたま犯罪の隠蔽工作をしくじったことで、直下の土壌が汚染されていることが判明した事を意味しています。だから、大同・佐藤ブラック連合が巧妙に犯罪を隠蔽したその他数多くの現場は、残念ながらこの分析調査からでは、汚染の度合いが検出できないのです。

<考察その3>
 廃棄物処理法第19条の5は、今回の有害スラグのように、基準に不適合な産業廃棄物の保管、収集、運搬又は処理が行われた場合、「生活環境の保全上支障が生じたり、保全上支障の生ずるおそれがあると認められるときは、知事や環境大臣は、その支障の除去等の措置を講ずべきことを命ずることができる」と定めています。今回、国交省がこの分析結果だけを公表したところで、故意に基準値を下回るよう天然石と有害物を混合した今回の悪質な不法投棄事件の解決を、本気で図ろうとしているのだろうか?と思わざるを得ません。
 例えば、No.4の「H20 高崎河川国道事所 漆原舗装その2工事」の現場で検出された材料直下の土壌中のフッ素の値は0.75mg/Lとなっています。基準値の0.8とほぼ同じレベルです。故意に基準値を下回るよう廃棄物と廃棄物でないものを混合した悪質な不法投棄事案について基準値を少しでも下回ればそれでよいという考え方で良いのでしょうか?

<考察その4>
 国土交通省は、平成26年3月28日にも有害スラグの分析調査をしています。↓
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/kikaku_00000182.html
その結果、「半田改良その4工事」では補強土壁の置換工を分析して4.4mg/Lものフッ素が検出されています。また同時に、直下の土壌の分析結果からも、2.0mg/Lの値が叩き出されています。
 ですが、今回の分析調査の結果をみると、「半田改良その4工事」は基準値内で収まっているとされています。昨年、直下の土壌が汚染されていると発表した事はどうなるのでしょうか?昨年の調査は“お試し”調査だったのでしょうか?

<考察その5>
 そもそも、この分析調査は果たして有効なのでしょうか?故意に基準値を下回るように有害スラグを天然石と混合させた悪質な不法投棄事案に対しては、産業廃棄物であるスラグが含まれているだけで、「生活環境の保全上支障が生ずるおそれがあると認められる」と考えて、措置をすべきではないでしょうか?

■今回の分析調査で、有害スラグが捨てられた直下の土壌がフッ素で汚染されていることが確認されました。有害スラグが混合された資材は「生活環境の保全上支障が生ずるおそれがある資材」であり「産業廃棄物」と認識されるべきです。許可なく処理され大量に投棄され続けた今回の大同有害スラグ問題は、産業廃棄物の不法投棄事件に当たることが、確定したことになります。

 もはや躊躇している場合ではありません。一刻も早く、不法投棄実行犯・佐藤建設工業を刑事告発し、以ってこの大事件の全容解明をはからなければなりません。

 当会は引き続き行政に対して、刑事告発を強く促すとともに、必要な場合は、自ら法的対応をとることを視野に入れて、政官業によるこの問題の幕引きを抑止することを目指します。

【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】

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3年前のアカハラ事件は公表したのに、なぜか今回のアカハラ被害疑惑では隠ぺいしたがる群馬高専の事情

2015-04-24 00:22:00 | 群馬高専アカハラ問題
■今回、群馬高専トップあてに提出した公開質問状で、アカハラ疑惑の有無の確認と、アカハラへの対応について同校の体制を確認しようとしましたが、プライバシー情報を理由に一切の回答を拒否されました。この背景には、同校内部に、アカハラ問題が実際に存在することを伺わせますが、いくら臭い物にフタをしようとしても、アカハラの原因をもとから断たない限り、その場しのぎの対策では根本的な解決にはならないでしょう。

 今回の同校のアカハラ問題を調査するうちに、2年前の2012年3月29日に、同校は次の内容の発表をしていたことが判明しました。

**********
http://www.tech.gunma-ct.ac.jp/kako/index1204.html
 このたび、アカデミックハラスメントに本校技術職員が関係し、 関係各方面にはご迷惑をおかけしました。失った信頼を回復できるよう、 今後の活動をして参りたいと考えております。 ご理解とご協力をよろしくお願い致します。
                    教育研究支援センター長
                        五十嵐 睦夫
**********

■また、当時、マスコミ報道もされました。

**********産経新聞 2012年3月30日(金)7時55分配信
学生に「敵作る人間だ」 群馬高専 技術職員ら停職処分
 国立群馬工業高専(前橋市鳥羽町)は29日、本来は学生の実験などを支援する「技術職員」が学生を中傷するアカデミック・ハラスメント(アカハラ)を繰り返していたと発表した。同校は、40代の男性技術職員と60代の男性教授を、ともに停職1カ月の懲戒処分とした。
 同校によると、技術職員は平成21年4月から今月、指導していた男子学生(22)に「あなたはだめな人間だ」「敵を作る人間だ」などとほかの学生の前で数十回にわたって中傷を繰り返した。
 さらに、約3年間、研究に必要な実験器具を使わせなかった。また、教授はこの学生の所属していた研究室の責任者で、技術職員のアカハラを知りながら黙認していた。
 同校の調査に、技術職員は「教育的配慮から言った」と話しているという。
 学生は昨年9月、別の教授を通じてアカハラを相談したが、改善されなかったため、今年2月、同校に文書で申し立てた。
**********

 この時、アカハラ被害の学生は、学校側に文書で申し立てをしたとあります。とすると、群馬高専には、アカハラ相談室があるのでしょうか。実際に、当会が4月15日に同校を訪問した際にも、ハラスメント担当の学生課職員が対応したことから、きちんとしたシステムの存在を伺わせます。

■そこでさっそく同校のHPをチェックしたところ、「スクールライフ」というコーナーの中に、「在校生・保護者の方へ」というタイトルを見つけました。それをクリックすると“学生課より”、“学校だより”、“工華祭”、“国際交流”とならんで、「学生相談室」という見出しがありました。

 ここを開くと、「ハラスメントのない高専にするために」と題する項目が見つかりました。↓
http://www.gunma-ct.ac.jp/shisetsu/05-06b.htm

 中を見ると、きちんとした体制が明記されていることがわかります。これなら、アカハラが発生しても、ここに示されたとおりに被害学生が学生相談室に駆け込んで、窓口の担当者を通じて、相談員やカウンセラーに実態を報告し、相談すれば、直ぐに上層部に伝わり、上層部がしかるべき対策を講じれば、被害を最小限にとどめることが可能なはずです。

 しかし、報告を受けた上層部が、きちんとした対応を取らなければ、アカハラ被害は助長されてしまうおそれがあるでしょう。

■前回、アカハラ被害と対応策を公表した当時の学校長は、前学校長の竹本廣文氏(2013年5月17日から群馬高専名誉教授)でした。
http://www.gunma-ct.ac.jp/cms/topics/h25gunmei.htm

 おそらく、上記の「ハラスメントのない高専にするために」は、3年前のアカハラ問題を教訓に対応のための体制づくりの過程で策定されたものだと思われます。

 参考までに、学生相談室に関するHP上の記事を末尾に掲載しました。群馬高専では、アカハラ被害があった場合、体制上、学生相談室に被害の様子が寄せられると思われます。

 もし、ハラスメント対策が、HPに示されたとおり機能していれば、全く問題は無いはずです。なぜなら、外形的は、十分なアカハラ対応システムが構築されているからです。

 しかし、もしアカハラの加害者側が、学校の指導的立場の人物で有ったり、学校のリーダー的立場の人物が、アカハラ防止や解決に熱心でなかったり、理解を示さなかったりする場合は、いくら体制やシステムが完備していても、その機能が作用しないので、絵に描いた餅になってしまうでしょう。

 今回、学校長の名前で、当会の公開質問状に対する回答書の内容が、一切の回答を拒否する結果になっていることは、その懸念が当たっているかもしれないことを伺わせます。

 引き続き、当会は群馬高専で何が起きているのか、関心を持って調べて行きたいと思います。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

※参考情報(群馬高専ホームページより)(敬称略)
**********
【相談室とは】
<こんなことで悩んでいませんか?>
・勉強に身が入らない
・何事にも意欲がわかない
・部活動のことで悩んでいる
・寮生活になじめない
・将来のことを考えると不安である
・友人関係のことで悩んでいる
・家庭のことで悩んでいる
・今のままでいいのか時々不安になる
・自分の性格を知りたい
・進学か就職か進路のことで迷っている
・学資のことで悩んでいる
・・・など
<そんなあなたに・・・相談室では>
・あなたが学生生活を送るうえで、困ったことや悩みがある時、気軽に相談できます。
・あなたがよりよい学生生活を送れるように、いろいろ悩みについて一緒に考え、解決法を探してゆきます。
・相談室では、性格検査や職業適性検査など、心理テストを受けることができます。
・メンタルヘルスのための講習会やセミナーも開催しています。
【利用方法】
 直接来室するか、インテーカーに連絡してください。
【インテーカー《相談受付窓口》】
・西川 二郎(学生支援係)
・湯浅 陽介(学生支援係)
<相談室開室時に電話でも予約できます。>
 電話:027-254-9067(相談室直通)又は027-254-9154(相談室長 谷口)
<電子メールでも予約できます。>
 メールアドレス: soudan@jim.gunma-ct.ac.jp
<家族の方からの相談も受け付けています>
※インテーカーとは相談を希望する学生や関係者の話を最初に聞き、援助の仕方を判断する人のことです。話の内容によって適切な相談先(カウンセラーや、相談員、校医等)に取り次ぎます。

【スタッフと開設日】
<学生相談室スタッフ>
 平成26年度
相談室長:谷口 正(一般教科(自然)教員)
相談員:小川 侑一(機械工学科教員)
相談員:谷村 嘉恵(環境都市工学科教員)
相談員:吉田 はん(一般教科(自然)教員)
相談員:藤川 直美(保健室看護師)
カウンセラー:西川 恵美子(臨床心理士)
カウンセラー:山岸 妙子(臨床心理士)
カウンセラー:一谷 英夫(精神科医)
カウンセラー:黒谷 正明(精神科医)
インテーカー:西川 二郎(学生支援係職員
インテーカー:湯浅 陽介(学生支援係職員)
※ インテーカーとは・・・相談を希望する人や関係者の話を最初聞き、援助のしかたを判断する人のことです。話の内容によって、適切な相談先に取り次ぎます。
<開室日と担当者>
 平成26年度
曜日 開室  時間      担当者                備考
 月 通年  16:30~18:00  谷口 正             
 火 通年  15:00~18:00  山岸 妙子            
 水 通年  12:30~15:30  西川 恵美子           
 木 通年  16:30~18:00  吉田 はん/谷口 正/谷村 嘉恵  
 金 通年  16:30~18:00  小川 侑一/谷村 嘉恵/吉田 はん 
平成26年度後期の開室時間と担当者は下表をご覧ください。
祝日・休講日・休業期間中・試験期間中は閉室となりますが、日にちにより相談することも可能です。
 平成26年度後期(10~3月)開室時間・担当者(略
9月:29日(月)、30日(火)
10月:2日(木)、3日(金)、6日(月)、7日(火)、8日(水)、9日(木)、10日(金)、14日(火)、15日(水)、16日(木)、17日(金)、20日(月)、22日(水)、23日(木)、24日(金)、27日(月)、28日(火)、29日(水)、30日(木)、31日(金)
11月:4日(火)、5日(水)、6日(木)、7日(金)、10日(月)、11日(火)、12日(水)、13日(木)、14日(金)、17日(月)、18日(火)、19日(水)、20日(木)
12月:1日(月)、2日(火)、3日(水)、4日(木)、5日(金)、8日(月)、9日(火)、10日(水)、12日(金)、15日(月)、17日(水)、18日(木)、19日(金)、22日(月)
1月:5日(月)、6日(火)、7日(水)、8日(木)、9日(金)、13日(火)、14日(水)、15日(木)、16日(金)、19日(月)、20日(火)、26日(月)、27日(火)、28日(水)、29日(木)、30日(金)
2月:2日(月)、3日(火)、4日(水)、5日(木)、6日(金)、9日(月)
3月:学年末休業
<場所>
※学生相談室は、群馬高専の正面エントランスの右手方向の学生ホールと学生課の間の廊下を進んだ奥にあり、隣が保健室となっている。
※なお、「相談室だより」は2010年4月までで、それ以降は発行されていない。

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【ハラスメントのない高専にするために】
<群馬高専におけるハラスメントの防止と対応について>
 群馬高専における学生の修学、教職員の各種業務は、有意義なものでなければなりません。 しかしながら、各種の人間関係は時として不適切なものになり、一方的に人格を否定されることもあり、また、何気ない冗談が、人を大きく傷つけることもあります。
 意図的に行われたハラスメントはもちろん、意図的でなくても、叱咤激励したつもりの言動や、軽い冗談のつもりであった言動が、受け手にとっては激しい苦痛となることがあり、それはハラスメントとなりうることを認識する必要があります。
 群馬高専では、このようなハラスメントが生じないよう、また、万一ハラスメントが生じた場合には、迅速に対応するよう努力いたします。 そのためには群馬高専に関わるひとりひとりの協力がぜひとも必要です。 みなさんの協力により、ハラスメントのない環境を実現させたいと考えています。
<ハラスメントを受けた場合>
・下記の相談員に相談しましょう。
・ひとりで我慢せずに、信頼できるひとに相談しましょう。
・言葉と態度で「嫌だ・不快だ」ということを直接に伝えると良い場合もあります。 ハラスメントの加害者は相手が不快に思っていることに気づいていない事もあります。
・記録をつけておきましょう。
<ハラスメントに第三者として気づいた場合>
 ハラスメントの現場を見聞したときは、被害者の力になってあげてください。
・不快な場面を目撃したら、行為者に注意しましょう。
・必要であれば、証人になってあげましょう。
・相談員に相談するよう、勧めてあげてください。
 ハラスメントは被害者が申し出るのは難しい場合があります。被害者の代わりに相談員に相談していただいても結構です。
<相談員>
 平成26年4月1日現在
      氏名(所属)および連絡先
学生主事:大島 由紀夫(一般教科(人文科学)):内線9101
学生相談室長:谷口 正(一般教科(自然科学)):内線9154
学生担当相談員:加藤 健(一般教科(人文科学)):内線9100
学生担当相談員:吉田 はん(一般教科(自然科学)):内線9121
学生担当相談員:小川 侑一(機械工学科):内線9147
学生担当相談員:大嶋 一人(電子メディア工学科):内線9158
学生担当相談員:牛田 啓太(電子情報工学科):内線9238
学生担当相談員:田部井 康一(物質工学科):内線9200
学生担当相談員:谷村 嘉恵(環境都市工学科):内線9185
学生担当相談員:藤川 直美(保健室):内線9065
教職員等担当相談員:尾島 亨(総務課長):内線9004
教職員等担当相談員:藤川 直美(保健室):内線9065

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【群馬工業高等専門学校におけるいじめ防止基 本方針】
                    平成26年7月16日制定
 群馬工業高等専門学校(以下「本校」という。)は、いじめ防止対策推進法(平成25年法律第70号)、いじめの防止等のための基本的な方針(平成25年10月11日文部科学大臣決定)、及びこれらにのっとって策定された独立行政法人国立高等専門学校機構いじめ防止等対策ポリシー(平成26年3月27日独立行政法人国立高等専門学校機構理事長裁定)を踏まえ、本校におけるいじめの防止等のための対策に関する基本的な方針(以下「基本方針」という。)を定める。
(用語の定義)
第1 この基本方針において、「いじめ」とは、学生に対して、当該学生が在籍する学校に 在籍している等当該学生と一定の人的関係にある他の学生が行う心理的又は物理的な影響 を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象 となった学生が心身の苦痛を感じているものをいう。
2 この基本方針において、「いじめの防止等」とは、いじめの防止、いじめの早期発見及びいじめへの対処をいう。
(基本理念)
第2 本校におけるいじめの防止等のための対策に関する基本的な方針を定めるに当たって、いじめが学校の全ての学生に関係する問題であることに鑑み、学生が安心して学習その他の活動に取り組むことができるよう、学校の内外を問わずいじめが行われないように することを旨とする。また、全ての学生がいじめを行わず、及び他の学生に対して行われるいじめを認識しながらこれを放置することがないようにするため、いじめが学生の心身に及ぼす影響その他のいじめの問題に関する学生の理解を深めることを旨として行う。
(いじめの禁止)
第3 学生は、いじめを行ってはならない。
(学校及び教職員の責務)
第4 本校及び本校教職員は、基本方針にのっとり、本校に在籍する学生の保護者、地域住 民、児童相談所その他の関係者との連携を図りつつ、学校全体でいじめの防止及び早期発 見に取り組むとともに、本校に在籍する学生がいじめを受けていると思われるときは、適 切かつ迅速にこれに対処する責務を有する。
(いじめの防止のための対策)
第 5 いじめの防止のため、次に掲げる対策を講じるものとする。
①人権意識を高めるとともに、自己肯定感や社会性、共感的人間関係を育成するための指導を行う。
②学生の自主的な取組を推進・支援する。
(早期発見のための対策)
第6 いじめの早期発見のため、次に掲げる対策を講じるものとする。
①教職員は、日頃からいじめの兆候を見逃さないよう心がける。
②いじめに関する定期的な調査を行うとともに、学生が相談しやすい体制作りに努める。
(いじめが発生した場合の対策)
第7 いじめが発生した(疑いを含む。以下同じ。)場合については、次に掲げる対策を講じるものとする。
①教職員がいじめを発見した、又は、いじめが発生したとの通報を学生等から受けた場合は、学校として、迅速に事実関係を把握し、それに基づいた適切な措置を講じる。各教職員は、問題を抱え込まず、組織的な対応に努める。
②いじめを受けた学生の教育を受ける権利等の擁護を図り、当該学生に寄り添う体制づくりに努めるとともに、教育的配慮の下、いじめを行った学生を指導する。
③事実関係の把握に当たっては、いじめを受けた学生及びその保護者の意向を尊重しつつ、 秘密保持を厳重に行う。
(インターネットを通じて行われるいじめの防止等のための対策について)
第8 インターネットを通じて行われるいじめの防止等のため、次に掲げる対策を講じるも のとする。
①インターネット利活用に関するモラル教育を継続して実施する。
②インタ―ネット上の不適切な書き込み等については、直ちに削除するよう指導するとともに、必要に応じ、対応について地方法務局や警察の協力を求める。
(学校内の組織)
第9 いじめの防止等のための対策については、ハラスメント防止等委員会が、厚生補導委 員会、寮務委員会及び学生相談室と連携を図りつつ、これに当たる。
(対策を講じるに当たっての留意事項)
第10 いじめの防止等のための対策を講じるに当たっては、教職員間の情報共有に努める とともに、保護者や関係機関との連携を密にする。
(研修等の実施)
第11 いじめ問題に対する理解を深め、いじめの防止等のための対策を効果的に進めるため、教職員を対象にした研修等を実施する。
(いじめの防止等対応マニュアルの策定)
第12 本基本方針を踏まえた、いじめの防止等のための対策を講じるに当たり、別にいじめの防止等対応マニュアルを定める。
(基本方針及び基本方針を踏まえたいじめの防止等のための対策の検証)
第13 基本方針及び基本方針を踏まえたいじめの防止等のための対策については、ハラス メント防止等委員会を中心に不断に検証に努め、必要に応じ見直しを行う。
(基本方針の周知)
第14 基本方針については、教職員及び学生、保護者等に周知する。
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コメント (2)
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