早朝、犬と散歩に出ると、自然と口ずさんでいる歌がある。
♪♪ 朝早くに目が覚めたから 誰も通らないいつもの道を
小さなノラ犬と遊びながら ゆっくりとゆっくりと 朝もやの中 ♪♪
札幌出身のフォーク・デュオ「ふきのとう」が、76年にリリースしたLP「風待茶房」。
「朝もやの中」は、このLPのエンディング曲です。
「やさしさとして想い出として」や「街はひたすら」などの名曲が詰まった名盤です。
硬派を気取っていた頃は、彼らの甘ったるい音が、気恥ずかしかった。
「ふきのとう」のモチーフにありそうな、駅近くの小さな公園。
小さな子供たちの歓声がなければ、まるで、時間が止まっているかのよう。
ヨチヨチ歩きの頃のボクが、このブランコに乗っている写真を見たことがある。
背もたれのある、特徴的な形の鉄製のブランコは、多分、当時のままだ。
♪♪ 思い出を ボール箱に詰めて 明日この部屋を 出て行く~ ♪♪
最近、疲れが溜まっている。「明日、この部屋を出て行く」わけにはいかない。
熱くなる夏に向けて、早く、リセットしないといけない。