焦らず、急がず、淡々とやれば、いつかは終わる。
前・後輪 72 本のスポークのサビ落とし。
ここまでサビると、「ピカール」では歯が立たない。紙やすりのお出まし。
TV番組で研磨職人の凄腕を観たことがある。職人魂に感動した。
スポーク磨きだって、根気・丁寧・謙虚・等々、出来栄えに人間性が出る。
近道はない。ひたすら磨く。真面目にやれば、出来ないところはない。
もう少し磨けばいいのに、次のスポークに移る自分がいる。人間性が試されている。
焦ることはない。今日は18本で切り上げ、残りはこの次にしよう。
手強いサビと格闘して、疲れ果て、ボロボロになった「紙やすり」。
己は文句も言わず、ただ擦りつけられ、そして、捨てられる。
「FWなんか、いつも踏みつけられ、ボロボロだもんな。BKは、いいよ。」
学生の頃、よく言っていたなあ、FWのボク。