単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

むこうとこっち

2018-07-28 | 暮らし・ジョギング

 

観客のいない天空のステージで、人知れず演じられる荘厳なドラマを垣間見ている気分。

ボクなんかを寄せ付けない、一切の感情を排除した神秘のエネルギーが燃えているようだね。

昨日の朝と同じ時間に、昨日と同じ光が顔を出そうとしているのに、こうも違うものか。

 


 

光って、何んだろう? 何にも見えないし・・。む、むっ、これが無ですかあ。

無が有の雲を包み込んで、そこに片鱗を現す・・。老、いや、荘・・・とか、なんとか。

空っぽの頭・無能の無と「無」は別物。「すんごいなあ!チビ。」って、眺めてりゃいい。

 


 

朝の静寂を破るように、近くの庭の木から、ヒグラシの甲高い声が聞こえてきた。

ヒグラシが鳴くと季節は変わり始める。あん時のオバサンが教えてくれた。

 


 

世界に冠たるこの国の鉄道システムにあって、キミには時空を超えた存在感があると思うよ。

今のこの空間は、賢治さんの世界・イーハトーヴへの入口のような気がしてきたよ。

 


 

♪♪ ある日 踏切りの向こうに 君がいて 通り過ぎる汽車を待つ 遮断機が上がり・・・・ ♪♪

踏切が分ける、むこうとこっち。

立ち止まっていたら、むこうに過去の幻影が現れて、不覚にも、ため息をついてしまった。