チビと散歩をしていたら、祭り袢纏を羽織った子供たちと遭遇した。
ああ・・、もうそんな時季なんだなあ。
陽が傾き、幾分、暑さが緩んだとはいえ、チビを付き合わせては可哀想。出直そう。
自宅からほんの数分のところにある一本持地蔵尊。今日は年に一度の例祭。
社務所の中では、顔役の人たちだろうか、一杯やってるね。
祭りのことを奥サンに伝え、「じゃあ、行ってくるね。」と出直したわけは、これなんだ。
地味~に先客が並んでいるけど、決して若くはないオバサンたちであるところがミソ。
並んでるオバサンに、「みなさんも、あん玉を待ってるんですか?」と、一応、訊いてみた。
「そうだけど、こっちのお餅の方も欲しくなるのよねえ。」
串刺しの方は時間がかかるらしくて、あん玉だけのボクは待たずに済んだ。
「昔は、二つ三つ、お店が出てたのにねえ。」と、若いオバサンが話している。
ここはきちんと教えておかなくちゃあ、いけないなあ。
「ボクが子供の頃は、その先の製氷工場があったところまで、店が出てたんだよ。
そこそこ、賑やかでねえ・・。50年以上も前の話だけどね。」
商品名は「きんつば焼き」なんだね。12個入りで500円。
小さな縁日でも、必ず店が出るって言っていいほどの、この土地の昔からの定番。
さあ、帰って、これでグイ~っといきますか。