夜明け前、瑠璃色に広がる暁の空。
恬淡虚無の世界を感じ、それに感動するという未熟者の矛盾。
死ぬまでハンパもんのままだね。
1974年11月 青森県大鰐温泉。
四十年以上も過ぎて訪れた時の思いをブログに投稿して以来、今も囚われたまま。
記憶をたどりながら探し歩き、近くに来ていると感じながらも探し得なかった。
知りたいという思いが抑えられず、なんと大鰐町役場に電話をかけるという暴挙に出た。
素性を明かし、記憶に残る唯一の手掛かり、「旧国鉄の保養所」の所在地を尋ねた。
当時を知る職員の方が親切に教えてくれた場所をストリートビューで辿り・・・、
あったあ!! まさに、まさかだ。タクシー会社はなくなっているけど、まさに、ここだ。
朝の散歩を終え、宿舎であった国鉄の保養所前で撮った一枚。
シャッターを切ったのは誰だったんだろ・・。尽きることのない当時への思い。
後ろを振り返ってばかりいる自分を情けないなあと思いつつ、それでもいいんだとも思う。
国鉄の保養所は、今、ディサービスセンター「ゆけむり荘」になっているという。
また、必ず、ここに行こう。