ガラス越しの日差しは暑いほどに感じたけど、外の風は相当に冷たい。
雪を抱く山々の冷気がここにいても感じてしまうほど。一枚羽織ってきてよかった。
練習に励む野球少年たち。意外に静かだねえ。
今も、ただ走るだけの単調さを楽しいと思えるのは、中学で経験した陸上競技のおかげ。
楽しい思い出をつくってくれたみんなのおかげ・・って、おまえ、歳食ったなあ。
儚いなあ・・と感じた頃もあったけど、この頃はそうでもない。
喧騒が過ぎ、「これで、やっと、ゆっくりできるね。」と、語り合う笑みが見える。
葉ザクラっていうんですか。
静寂の中、これから若い葉が生き生きと芽吹いてくる。
この時季は無理しがちで、肉離れを起こすことも。でも、もう、そんな・・・
葉ザクラの下を、ちんたらちんたら・・。静かないい時間の中にいた。