四月に依頼した実家の水道工事がやっと始まった。
三月、井戸の揚水トラブルが発生。地下水利用の系統を水道に切り替えることにした。
機械は必ず壊れる。井戸もそんなに深いわけじゃないから、水位変動は激しい。
何かあったら上水道へ切り替えることは、二代目から引き継いだ時に決めていた。
閑古鳥を飼うだけでこの出費は痛いけど、これも必要経費、仕方がない。
夕方自宅に戻ると、キクちゃんからの絵ハガキが届いていた。
これ、コン先輩んちのお庭だよと奥サンに教えたら、「ええーーっ!すごいねえ。」
文面には、バラが綺麗に咲いたこと、ヤスくんちはみんな元気だってことが書いてあった。
早速、キクちゃんに電話を入れた。やっぱり、生の声はいいよ。
秋は登りきろうな!と約束した。
「ヤスも、低い山なら・・・って、言ってたよ。」とキクちゃん。
よしよし、みんなで登れるね。秋の再会が楽しみだ。