昨年同様、大曲までは電車で来るヤスをJR大曲駅で待つことにした。
車の渋滞を危惧し早めに出発したけど、電車の到着時刻の一時間前には到着。
昨夜の寝不足を取り戻そうと、車中、仮眠を取っていたら、ん? 地震かあ?
三十分前なのに窓越しにヤスの顔が・・・明日の時間的自由を考えて車で来たんだって。
仙岩峠を越え岩手県へ、この先の渋滞を予想し雫石の平野部に入ると旧道へ逃げた。
途中、葛根田橋からの眺望をヤスに紹介、あれは駒ケ岳だし、尾根続きの平らのところは・・・?
ふたりで、葛根田川に架かる鉄橋を渡る秋田新幹線「こまち」を待ったけど、来ねえな。
※白い尾根が気になり、GoogleMap と見比べてみたら、こんな感じかな
いいなあ! やっぱり、いいなあ・・・岩手山はホントにいいなあ!!
岩手山が見えだしてから、異口同音、何度も何度も二人で感嘆の声を上げ続けていた。
同じ時代に岩手山の見える街で暮らし、五十年後も肩並べて岩手山を見上げて感動している。
それなりに生きてきて思うけど、これって幾つかの幸運が重なって生まれた奇跡的なこと。
再び国道46号の交差点に出てみると、盛岡方面への渋滞はそれほどじゃない、どうする?
恐いのはこの先、小岩井農場への入り口だぜ・・・、交差点を渡り雫石町の町道を走る。
雫石町から滝沢市に入り、ちょっと垢抜けた意匠のJR小岩井駅をおそらく初めて見た。
雫石町や滝沢市には、いかにも「ここが良くて移住しました」的な垢抜けた住宅が散見する。
わあーーぉ!! 久しぶりに見る眩しいほどの緑の芝生にかなり興奮しました。
選手がボールを追いかける様子を遠くに見る、この試合会場独特の雰囲気も堪んねえーな!
やっぱりそうかあ・・・期待していた岩手山は頭をちょっと覗かせているだけでした。
おお! アライ、久しぶりだなあ!!
相変わらずデカい手と握手・・・でもボクとの学年差でいくと、黄色には数年早くねえ?
ボクが小さいのかアライが特別デカいのか、ラグビーは柔道越えの究極の無差別級だぜ。
訊いたことないけど、ボクとアライのラグビー観も、こんだけ体格差があれば別もんだろうな。
話に聞いていた通り、いつになく40歳を超えたOBが多く集まっていますね、
しかも赤パン(60代)がこんなに目立つOBチームなんて、初めてじゃないかなあ。
願わくは、ガン・コン両先輩とこの時季田んぼが忙しいカマさんがいたら、もう最高!!
年配OBに両ロックをこなせるメンバーがいなかったので、若手(でも40代?)をつけた。
フォワードの各ポジションは専門性が強く、職人っぽいところがあるんです。
ボク等の年代になっても率先して一番ハードな第一列をこなすお三方は、ホントに凄い。
※地元岩手めんこいテレビのニュース番組の映像を二枚ほど"スクショ"で拝借しました、お許しを。
さあ、キックオフだあ! 相手は名門盛岡工高OBチーム・・・あれ、ヤスが映ってるぜ。
アライはボクの現役時代のポジションだったナンバー8、ボクは左フランカーについた。
二人で顔を見合わせながら「初めてかなあ? アライ(Okaさん)と同じグランドに立つのは」
ボク等の仲間で桜のジャージに袖を通した(しかも学生時代)のは彼だけなんです。
何処であろうがマイボールスクラムのたび、SHのカンちゃんからのサインは「アライ」
アライもまんざらじゃないからこうなる・・・フォローしているボク、見えるよねえ、約束は?
試合前、「アライに付いていくから、"ごっつぁんパス" 頼むよ」って言っておいたのになあ。
試合前、盛工OBチームに同校の現役女子部員三名が加わる話を聞いていました。
まあ、手加減は必要だろうし、まともなタックルにはいけねえなと思いながらキック・オフ。
バックスの彼女たちにいいように走られて、繋がれて・・・いいセンスしてんじゃん。
孫の様な娘っ子にタックルは出来ないので、両肩をホールドしたら「セクハラじゃね?」
オサム、それは違うよ! そんなこと気にも留めないほど、彼女たちはいい根性しているぜ。
盛工OBのみなさんと試合後の記念撮影をする日が来るなんてねえ・・・嬉しいね。
今日のメンバーでは、ボクが最年長のよう・・・いや、盛工のNさんも同い年だよね。
日頃走ってはいても早々に心臓がバクバク、別の練習方法を考えないとだめだなあ。
かといって、アキレス腱が持たないし・・・難しいやね。
「来年も来てください」と言う後輩に、来年どころか明日どうなるかわかんない歳なんだぜ。
そう答えたら、同い年の盛工OBのNさんが「Oka さん、その通り!」だって。
ラグビーは続けたいけど、同じ時代の同じ釜の飯を食った仲間がいないんじゃあ、面白くない。
試合後、オサムに、今日ぐらいの相手だったらやれるだろ?と言ったら、「んだなあ」
「昨日、足くじいて」って言うけど、毎年の恒例行事みたいじゃねえかあ? オサム君。
来年こそ・・・だぞ! まあ、その辺の話は、この後「いかり」でじっくりしようぜ。