単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

ひとり観戦

2024-10-13 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

午前7時半の最上川峡。

単車ツーリングで何度も経験した最上地方の濃霧はここから始まります。

 


 

今日は全国的に文句のつけようのない秋晴れだというのにね。

県北部の鮭川村や真室川町の住民の皆さんは、この宿命をどう感じてるんでしょう。

日本列島の表と裏ほどの範囲ならともかく、ほんの数十キロ離れた同じ県内の話だからね。

 


 

国道13号、数キロ先は秋田県というJR及位駅辺りで濃霧を脱した。

単車だったらメットのシールドはもちろん、全身じとーっと濡れ鼠状態になっていたね。

まだ単車への思いはあるけど、なんだかんだ言っても四輪は楽だよ。

 


 

秋田県雄勝町(ホントは湯沢市)の「道の駅おがち」

午前9時前なのに駐車場はほぼ満車、地元の食に関するイベントもあるんでしょうね。

まさに秋の行楽シーズンど真ん中って感じですが、ボクだけは外野席で見ている感じがする。

 


 

十文字町の国道342号からこの先国道347号に乗り換え、奥羽山脈を越える。

気を引き締めて行こう、ボクだけ注意しても相手から貰う事故が起こり得る道だからね。

 


 

奥羽山脈のど真ん中、秋田岩手の県境あたりから秋田県側を振り返ってみた。

センターラインこそ引かれていますが、視距の短い狭隘なワインデング・ロード。

秋田県側は比較的走行しやすく感じました。

 


 

県境の大森トンネルを抜け岩手県に入ると、記憶に残る景観が広がっていました。

たぶん昔、単車で通った時、ここで単車を停めて一枚撮った記憶があります。

非日常的な風景を撮りたくて駐停車を繰り返すのですが、四輪の駐車は二輪ほど楽じゃない。

 


 

頂上付近が雲で隠れていますが、覚えのある特徴的な山容が見えてきた。

たぶん焼石岳と姥石平だと思います。

今、ボクはこんな感じで見ているんだと思います。

 


 

紅葉には少し早かったようですが、昼近くになったら急に交通量が増えだした。

こんな道路状況ですから、特に単車が現れた時は緊張しますね。

ワインディング・ロードを前にすると血が騒ぐというライダーさん、結構いますから。

 


 

見えてきましたねえ、胆沢ダム・・・・やっぱ、デカいわ!!

ダム湖の底に既存の石淵ダムを完全に飲み込んでしまうんだから、信じらんないよ。

 


 

ダム湖の名称が「奥州湖」であることを今日初めて知りました。

人工的とはいえ自然景観の美しさと長大な構造物を造り上げた人知の力に感動を覚えます。

 


 

ダム湖に流れ込む支流のひとつ、ここを遡ればその先は焼石岳かな。

紅葉の盛りだったら、どんな景観を魅せてくれたんでしょう。

 


 

胆沢ダムは「ロック・フィル」だったのかあ・・・あっそうか、初めて観るんだ。

以前この道を通った時は、何か鉱石の広大な露天掘りの現場みたいだったもんね。

このところ毎週見ている寒河江ダムと同じ形式ですが、笑ってまうほど規模が違いすぎる。

 


 

ダム躯体のデカさは、ダム下流の胆沢川との高度差からも解ります。

後から調べたら、堤体の高さは約130mだとさ。

 


 

このグランドの景色を見たら、色々迷ったけどやっぱり来て良かったと実感した。

そこに後輩フクシ君が現れてビックリ!仙台との定期戦だと思っていたら、「それは明日」

盛岡工高の全国制覇は二回だとか世間話の後、大会役員でもある彼はグランドへ下りて行った。

 


 

母校岩手大vs福島大、試合結果は大味な岩手大の一方的な完封勝利で終わった。

福島大のファーストタックルに当たり勝った岩手大に「今日はイケる!」と思わせたからね。

今日の福島大は、格上チームと対戦した時の岩手大学の様子と全く一緒。

ラグビーと出会った頃を思い出しながら、終始、福島大に感情移入しながら観ていました。

 


 

それにしても母校の新しいジャージには、未だに ”ナニ?これ“ 感が消えない。

「OBはみんな怒ってるよ」ってフクシ君も現役に話したことがあると言っていたけど。

ボク等の時代の畳一丈ほどもあるアカベコの部旗も最近見ないね・・・あったあ!!

アシスタントレフリーが掲げるタッチジャッジ用の旗、まさしく部旗の柄じゃね。

 


 

とうとう「ひとり観戦」になっちゃったよ・・・それでも来てよかったとは思っていますが。

この歳になって、ここにひとりで立っていることが、夢の様なとても不思議な感じがしてきた。

今回はなかなか都合が合わなかったりしたけど、懲りずにまた声掛けするからね。

 


 

久し振りに勝った試合を観てきました。

あの時代の仲間と再びボールを追いかけたいという気持ち、まだ残っています。

この歳になっても岩手の地に来られるのは、先輩のおかげだととても感謝しています。