単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

雄物川町はいい町そう

2024-04-13 | ちょこっと旅・温泉

 

昨夜も頭の中には色んなルートが思い浮かんだけれど、結局、欲張り過ぎなんだよね。

夕飯時までには帰宅したいという性分なので、あっちこっち周ることなんて無理。

シーズン最初は、国道7号~107号と繋いで、ご贔屓の岩手県湯田温泉へ。

 


 

国道107号を走り秋田県内陸部へ、旧東由利町地内の遠方に八塩山を仰ぐ。

ここまで来た実感では、ボクんところから見たあの山は本当に八塩山かなと思っちゃう。

 


 

よーく見ると、八塩山の背後に白い雲にまぎれた白い鳥海山の山頂部分が確認できた。

昔、八塩山の麓にある「八塩いこいの森」をチラッと覗きに行ったことがある。

親水空間を演出する大きなダムやキャンプ場パークゴルフ場等が整備されていました。

 


 

元々バイクが好きツーリング大好きという訳じゃないので、「只走り」はすぐに飽きる。

なので、少しでもインセンティブを与えたくて、ルート上に地元の資料館を探したりする。

今回も事前に「雄物川郷土資料館」を見つけておいた。

 


 

雄物川町は合併の結果かもしれませんが、行政区域が雄物川を挟んで両側に広がるんだね。

市町村の行政界は大きな川や山脈の稜線が境界になることが多いんだけどね。

以前、道路の案内板で名投手スタルヒンのお墓がこの町にあるのを知り、訪ねたことがある。

普通の小さな田舎町だけれど、意外な何かが期待できそうな町のような気もする。

 


 

よくあることですが、玄関に足を踏み入れるとまず怪訝な顔をされてしまうんだ。

観覧希望の旨を伝えると、これもよくあることですが、慌てて館内の灯りをつけてくれる。

わあっ! とにかく細かい物が沢山展示されてる~~~、ゆっくり観ていこうかな。

 


 

 

ああ、そうだった、この辺りは「後三年の役」の舞台だったんだ。

暗記が苦手で日本史は捨てちゃっていたので、説明を読んでも、ふ~~んてな感じ。

盛岡には「前九年〇丁目」があったし、「前九年・後三年の役」は必須科目だったんだね。

庄内藩がここでも暴れているねえ・・・そうかあ、秋田藩は東北唯一の官軍だったんだね。

 


 

一時間ほど観て回った後、資料館を出たところで館の裏手に何かありそうな雰囲気を察知。

「木戸五郎兵衛村」と刻まれた立派な石柱と名家の御屋敷風の建物があった。

近年急激に姿を消す「民家」をここに移築し往時の集落風景を再現した・・・とありました。

 


 

ここ一帯は、雄物川中央公園として整備されているんだね。

遊具広場や広い芝生の上で、たくさんの子供たちが若い親御さんと元気に駆け回っている。

この町の若いファミリーって、ものすごく元気で活き活きしている。

若いファミリーが暮らしやすい町なんだろなあ・・・ちょっとこの町が好きになりそう。

 


 

雄物川町での寄り道に一時間半、思いの外、時間を掛けてしまった。

でも、先を急ぐでもなし、何をやるでもないから・・・嗚呼、和賀山塊が見える~!

真昼岳、和賀岳、その左の白い山は、待てよ、あれが和賀岳?えっ、まさか駒ケ岳かあ?

 


 

お久し振りの錦秋湖(湯田ダム)、春先にしては水位が低いように感じます。

この先の天ヶ瀬橋まで行くと、満々と雪解け水を湛える様子が実感できるんですけどね。

一番気持ちが安らぐ「穴ゆっこ」が閉業し、足を運ぶことがなくなりました・・・残念です。

 


 

今の時季は早朝と日中の寒暖差が大きく、早朝から走り続けたボクの身体は冷え切っています。

湯田温泉郷で熱い湯といえば、巣郷温泉「福寿荘」と川尻温泉「ほっとゆだ」

福寿荘は何年か前に閉業したので、もう迷うこともなく「ほっとゆだ」でまったりした。

 


 

入浴後なかなか汗の引かない体質なので、ギリギリの格好で施設の外で涼むのが常です。

ゆだ駅前にはとても静かな時間が流れている・・・と言って、賑わいがないわけじゃない。

賑わいを避けてきた人たちが集まって生まれる、静かな賑わいみたい感じです。

湯田のそういうところが好きで、何度足を運んでもまた訪れてしまうんだと思います。

 


 

さあ、あとは帰りに秋田県旧山内村の道の駅で立ち食い蕎麦を食べるだけ。

好天に恵まれた土曜日ですが、昼食時を過ぎているので、すぐにあの味を堪能できました。

ただ、天かすの量はオバちゃんに委ねざるを得ず、帰宅後いの一番に胃薬を飲むはめに。

 


 

最上川峡の山々が萌黄色というより、紅葉を思わせる色合いだったのには驚いた。

おそらく撮るのは初めてだと思うけど、ここの目玉の一つ「白糸の滝」をパチリ。

いつもは名前通り細い糸のような水量ですが、この時季はそれなりの量で落ちています。

滝の真正面に陣取る廃業した喫茶店の敷地が立入禁止で、真正面から撮れないのが残念。

 


 

今回のお土産は、湯田温泉の12個入り「およね饅頭」と山内村の「いぶりがっこ」

およね饅頭は、奥サンが3個だけ残して、あとは職場のオバちゃん仲間に持って行った。

晩酌のあてのいぶりがっこは、薄く切った4分の1サイズの断面が一番おいしく頂ける。

あとは、「前九年・後三年の役」のことを再履修しておこうかな。(再履修は慣れてます)

秋田岩手をぶらついていると、それにかかわる場所に遭遇することが多いんだよね。

まあ、出来たらの話ですが。



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