単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

猫と犬と四葉のクローバー

2018-06-11 | 暮らし・ジョギング

 

青空が見えているものの、穏やかならざる雲の様子。

今、太平洋側を北上中の台風の影響でしょう。 

 


 

強くはないけど、この時季にしては肌寒い南東の風が吹いている。

雨が近いのか、金峰・母狩の山がいつもより濃く近く見える。

 


 

朝の散歩は無事に済みそうだけど、夕方はちょっと心配だね。どうする・・?

雨もそうだけど、雷でも鳴った日には最悪だね、チビにとって。

 


 

大学四年生の時から「積ん読」になっていた「吾輩は猫である」を今朝読み終えた。

当時、読みかけて投げ出してしまった理由が、巻末の伊藤整氏の解説で何となくわかった。

意外な結末にショックを受けたけど、そこじゃないんだろうね。言わんとするところは。

 


 

当時、「猫」を買ったのは、この「犬」の本を読む前に読んでおくべきと考えたんだよね。 

だから、事の順序として、「犬」もまだ読んでいないけど、これでやっと読むことができる。

笑っちゃうけど、「犬」を読むまでに、四十三年かかった。

 


 

一瞬、息が止まった。時間も止まった・・、いや、時間が逆戻りした。

「ドン松五郎の生活 上巻」をペラペラめくっていたら、四葉のクローバーが出現した。

当時、配属された研究室の前庭に植えられていたクローバーだ・・、たぶん。

ボクが挟んだんだろうか。それとも・・。

 


 

とてつもなく懐かしくて甘酸っぱい感情が押し寄せてきた。

当時の日記に手がかりを探していたら、更に、ドツボにハマってしまった。

「犬と四葉のクローバー」の頃は、一番落ち込んでいた頃。後悔・懺悔の真っ最中。

金野さん、小畑さん、橋詰、高橋への不義理や思いも書かれていた。ちょっとヤバい。

 


 

すっかり紫外線に焼け焦げてしまった文庫本と、突然現れた四十三年前の四葉のクローバー。

甘美な思いよりも、どうしようもないやるせなさで、少々、参ってしまっている。

今、思いもしなかった小説の終わり方に、動揺しているせいだけじゃない。

過去に向かって何を言っても・・。分かっちゃいるけど、高齢者の初心者だもの。悲しいよ。



コメントを投稿