てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

紅葉の信州路(上)

2006-10-01 21:30:55 | レジャー
 9カ国を駆け足で回ってきた。電車とバスを乗り継いでの2泊3日の長旅で、
兵庫、大阪、京都、滋賀、岐阜、愛知、長野、群馬、福井の9県を駆け巡った。
 今回の旅の目的は「紅葉の信州」との邂逅にあった。錦秋にはやや早かったものの、乗鞍はじめ一部高原では見事な紅葉がみられた。

[りんご狩り、天竜舟下り]
 ウエルカム信州は、飯田のりんご狩りからスタートした。りんご園では信州生まれのオリジナル中生種・秋映(あきばえ)園に案内された。「千秋」と「つがる」の交配品種で、甘味、酸味のバランスが良く、濃厚な食味。シャキッ!とした歯ごたえは最高。昼ご飯直後だったにもかかわらず、一人で3個も平らげた。ワインレッドほどの赤茶色に着色した完熟リンゴは見事。これだけでも信州へ来た甲斐があったというもの。

 

 

 

 弁天港から出発する天竜舟下りは、船頭さんのあざやかな櫓さばきで、スリリングな急流下り。なかなか豪快だった。

 生憎の小雨の中だけに、屋形船にビニールの天井が覆ってあり、その分景観は損なわれたが、飛び散るしぶき攻勢を浴びずにすんだ。わずか35分間の川下りだが、鵞流峡(がりゅうきょう)などの4、5カ難所を越え、その度に水しぶきと歓声があがる。
 今年7月19日の大水で、水位が堤防のかなり上部まで上がった跡が生々しく残る。
 「天龍川の 中つ瀬にして 浪だてり しぶきはかかる わが額まで 斉藤茂吉」

 明日の天気回復の願をかけつつ、志賀高原に夜の帳が静かにおりた。

コメント (4)
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