たわわに実った庭先のピオーネが、今年も収穫時期を迎えた。14年前に幼木を求める際に、店の人から「ブドウは手間がかかるよ」と言われつつ、ピオーネとベニフジを求めた。
そもそもピオーネは、巨峰とマスカットを交配させたもので、種なしをニューピオーネと呼ぶ。岡山で一番力を入れて栽培しているぶどうで、全国のシェア40%。 ピオーネとは,イタリア語で開拓者という意味がある。
なるほど剪定、新梢の誘引と結びつけ、摘心・摘房、副梢かき、巻きひげとり、摘果粒、袋かけ、落葉処理、整枝・剪定、元肥…と一年通して手が抜けない。おまけに病害虫の防除など適宜仕事がある。本来なら種無し処理(ジベレリン処理)もしなければならない。
今年はついつい手抜きをして「摘果粒」や「袋かけ」を割愛したし、スミチオンの予防も1回しかできなかった。そのツケが回り、マメコガネムシやイラガの発生に泣かされた。

それでも見て呉れは悪いが、この程度のブドウができた。ピオーネは「紫紺のダイヤ」と呼ばれて色付きが命なのだが、我が家のものはこれには程遠い。標高の高い山間部で温度差がないとダメだ。
そして表面にはミネラル成分を含んだ白い粉(果粉)が着いており、この粉の事をブルームといって、均一に覆われているのが鮮度の良い証拠。

自家製ピオーネは、見栄えが悪くて他人様には差し上げられないが、家で食べる分にはどうということはない。濃厚な甘みとプリプリとした食感はほとんど変わらない。 ただ種があり、孫達は面倒がるので冷凍してシャーベットにしてやると喜んで食べる。
来年は初心に返って、もっと丹精して育てあげ、自信を持って他人様にも食べて頂けるようなピオーネ作りを目指そう。ダイヤは遠いが“紫紺のルビー”ぐらいには近づきたいと思う。
そもそもピオーネは、巨峰とマスカットを交配させたもので、種なしをニューピオーネと呼ぶ。岡山で一番力を入れて栽培しているぶどうで、全国のシェア40%。 ピオーネとは,イタリア語で開拓者という意味がある。
なるほど剪定、新梢の誘引と結びつけ、摘心・摘房、副梢かき、巻きひげとり、摘果粒、袋かけ、落葉処理、整枝・剪定、元肥…と一年通して手が抜けない。おまけに病害虫の防除など適宜仕事がある。本来なら種無し処理(ジベレリン処理)もしなければならない。
今年はついつい手抜きをして「摘果粒」や「袋かけ」を割愛したし、スミチオンの予防も1回しかできなかった。そのツケが回り、マメコガネムシやイラガの発生に泣かされた。

それでも見て呉れは悪いが、この程度のブドウができた。ピオーネは「紫紺のダイヤ」と呼ばれて色付きが命なのだが、我が家のものはこれには程遠い。標高の高い山間部で温度差がないとダメだ。
そして表面にはミネラル成分を含んだ白い粉(果粉)が着いており、この粉の事をブルームといって、均一に覆われているのが鮮度の良い証拠。

自家製ピオーネは、見栄えが悪くて他人様には差し上げられないが、家で食べる分にはどうということはない。濃厚な甘みとプリプリとした食感はほとんど変わらない。 ただ種があり、孫達は面倒がるので冷凍してシャーベットにしてやると喜んで食べる。
来年は初心に返って、もっと丹精して育てあげ、自信を持って他人様にも食べて頂けるようなピオーネ作りを目指そう。ダイヤは遠いが“紫紺のルビー”ぐらいには近づきたいと思う。