我が家の裏庭にある西条柿の老木は、成り年と不作が交互に巡ってくる。昨年は大豊作でショウヤクに持て余したほど。
一転、今日の収穫は昨年の1/3以下、ポリバケツにやっと2杯。その分実はやや大ぶりだった。
果物王国おかやまにあって、たわわに実る柿は秋の代表的な果実である。とりわけ西条柿は約 800年前から中国地方で栽培されている渋柿で、古くは戦国時代の兵糧として干し柿にされた柿である。
西条柿の名のいわれは、その甘さや口当たりが最も良いという意味の「最上柿」からだとされている。
母親の背中にも似た御天道様の温もり、星をも揺らす様な夜の冷たい風が、上品な甘み、独特の風味の“干し柿”を育む。“淡し柿”にしても西条柿でなければ味わえない。
我が家では、干し柿と淡し柿を半々にショウヤクした。淡し柿は5日後には出来上がり、干し柿も初霜が降りるころには食べられそう。今からその日が待ち遠しい。
柿くえば 鐘が鳴るなり 法隆寺 (正岡子規)
日あたりや 熟柿の如き 心地あり(夏目漱石)
里古りて 柿の木持たぬ 家もなし(松尾芭蕉)
一転、今日の収穫は昨年の1/3以下、ポリバケツにやっと2杯。その分実はやや大ぶりだった。
果物王国おかやまにあって、たわわに実る柿は秋の代表的な果実である。とりわけ西条柿は約 800年前から中国地方で栽培されている渋柿で、古くは戦国時代の兵糧として干し柿にされた柿である。
西条柿の名のいわれは、その甘さや口当たりが最も良いという意味の「最上柿」からだとされている。
母親の背中にも似た御天道様の温もり、星をも揺らす様な夜の冷たい風が、上品な甘み、独特の風味の“干し柿”を育む。“淡し柿”にしても西条柿でなければ味わえない。
我が家では、干し柿と淡し柿を半々にショウヤクした。淡し柿は5日後には出来上がり、干し柿も初霜が降りるころには食べられそう。今からその日が待ち遠しい。
柿くえば 鐘が鳴るなり 法隆寺 (正岡子規)
日あたりや 熟柿の如き 心地あり(夏目漱石)
里古りて 柿の木持たぬ 家もなし(松尾芭蕉)