てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

名ばかりの“市民の森”

2006-10-12 16:52:00 | 暮らしと生活
 昨夏のニューヨーク旅行に際して、殆ど使わなかった現金ドルとトラベラーズチェックが手元にあった。滅多なことで再旅行のチャンスは巡って来そうにないし、円安に進んでいることでもあり、ひとまず円に換金したところ、1年間で5千円ほど円安差益が出た。

 思わぬ臨時収入に気をよくして求めた弁当を携えて、岡山市新岡山港の一角にある“市民の森”へ出掛けた。
 3年程前の来園時には、それほど大きな公園ではないが、整備の行き届いた憩いの場という印象があった。ところがあまりの変り様に驚いた。

 公園入口の駐車場にはワゴン車(県外ナンバー)をねぐらにした浮浪者が住み着いている。確か園内中央部は芝生の広場になっていたはずだが、今では生い茂った草が占拠し、かつての面影はない。
 園内で出会ったのは、幼い子供を連れた母子、縦笛で不気味な曲を吹く外国人が一人、沢山のやせ細ったのら猫だけ。“市民の森”とは名ばかりで、利用する人もあまりない様だ。
 園内を横目に素通りして、瀬戸内海が見渡せる浜辺のベンチで弁当を食べてから、早々に立ち去った。

 近くには小豆島へのフェリー乗り場があり、駐車場は有料で一日500円とある。更に公園周辺の護岸では釣りを楽しむ人たちの姿も。どうやら当公園の駐車場が不法利用されている格好だ。
 市街の喧騒から離れ、海に面した静かな恵まれた環境にある、市民のアオシスともいえる当公園が、この有様で放置されているには忍びない。誠に残念だ。
 管轄は岡山県になるのだろうか?是非とも改善を申し入れたい。

   
   ゴミ籠が溢れる入口
   
   浮浪者が駐車場占拠
   
   至るところにのら猫
   
   雑草が覆い尽す広場
   
   雑草に覆われた垣根
   
   瀬戸内海を望む浜辺

コメント (5)
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