てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

~天使といた11ケ月~

2006-10-18 09:52:16 | ビジネスと社会
 昨日小欄で“光の話”を書いた直後なので、今日の“影の話”は、少し憚られるのだが、所詮「光と影」は表裏一体であり、その姿は違うがどちらも共にあり、その存在を認めて成り立つものだとの考えから、深い感銘を受けた話なので敢えてご紹介する。

 このほど近所のアッくんの嫁さん、樋口享子さん=岡山市中井=が「CIRCULATION~天使といた11ケ月~」を自費出版した。副題にあるように、11ケ月という短い生涯を精一杯生きた愛嬢鈴心(りんご)ちゃんの命の軌跡を綴ったもの。

 アッくんの姉、山下恵子さん=備前市穂浪=は「まりのす君の部屋」という超人気サイトを運営しており、ベビー・スリング(乳幼児用吊り下げ布)のオーソリティーで、義妹の樋口享子さんと一緒にスリング交流会を主催して普及に努めている。
 交流活動の様子は、昨日付の山陽新聞夕刊でも紹介された。

 その恵子さんが、義妹享子さんの出版した「CIRCULATION…」へ次のようなコメントを寄せている。
 『私でもあの時のことを思うと、まだ涙がとまらないのに・・・よくここまで書けたな・・・と感心すると共に、中に書かれてある詩に心を動かされました。

 こんなに感性の鋭い彼女が、味わった耐え難い苦しみや悲しみは、私なんかじゃ想像すらできないんだろうな・・・。なんだか、あの時の私のとった行動や言動について彼女に謝りたくなりました。本当に勝手なことを言ってごめんなさい。

 子どもを想う母の思いが、11ヶ月間の日記&詩という形でつづられています。悲しい結末ですが、その中には、ほんの小さな幸せや、神様からのプレゼントがあります。短い命をせいいっぱい生きた鈴心ちゃんの軌跡を1人でも多くの方に読んで頂きたいと思います』

■山下恵子さんよりメッセージ■
1歳になる前に拡張型心筋症で亡くなった姪の事を書いています。
自費出版なので、よかったら買って下さい。本は税込みで¥1,000です。
送料はこちらで負担いたします。この表紙も義妹KYOKOが書きました。
ご注文は、yamarinos@cy.main.jpまで。

   

   
   平成18年10月17日付山陽新聞夕刊より
コメント (4)
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