てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

伝承の意義

2007-01-12 20:15:54 | ビジネスと社会
 親父を14年前に亡くし、お袋はアルツハイマー症で記憶も言葉も失った今、「あれは聞いとくんだった、これも教わっておくんだった」ということばかりで、悔やまれることしきり。
 その点、かみさんは家を守っていたこともあり、生前の両親や伯母、近所の古老から結構伝承を受けており、小生が逆に聞かされることが多い。

 今日も夕食の折、半世紀以上前に我が家が火災に遭った話に及んだ。小生はうろ覚えだが、かみさんはしっかりと事態を認識していた。
 最初の火災は70年以上も前のこと。当時、表の離れにあった風呂場が燃えた。原因は祖母が焚き口から続かせたワラに燃え移り火の手があがったもの。

 2回目の災難は、矢張り表にあった馬小屋から火の手が上がった。火災騒動に動転して消火にやっきとなっていた中、生後間なしの小生を構ってくれたのは、たまたま訪れていた親戚のフジおばさんだったという。
 この時は周りに火の気はなく不審火だが、真相は分からず仕舞。祖父は外出先で悲報を聞き、飛んで帰って来たはいいが、前カバン(ウエストポーチ)の口が開き、お金をはじめ中身がすっかりこぼれ落ちていたそうだ。
 いずれの火災も大事には至らず、類焼も免れたのは不幸中の幸いだった。

 最近になってこんな類がいっぱいある。家庭内でコミュニケーションが欠如していたことに起因するのだろう。今更悔やんでもせんかたないことなので、せめて後世にはきっちりと引き継いでおこうと思う。ブログもその一手段である。


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消費期限切れの牛乳
 大手菓子メーカー・不二家は、消費期限切れの牛乳をシュークリームの製造に使うなどしていた問題に端を発し、とうとう埼玉工場を含む全ての洋菓子工場の操業停止にまで発展した。

 小欄「2007/1/3エコ買い」をアップした際に、『店頭で売れなかった牛乳はケーキ屋さんに行って生クリームの原料になるから無駄はない』という話を耳にしていた。
 まさかがホントの話であった。
コメント (4)
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