一休禅師が『正月は冥土への一里塚 めでたくもあり めでたくもなし』と詠んだ新しい年。その松の内ギリギリが、小生の誕生日にあたる。
この歳になると確かに「めでたくもあり めでたくもなし」という心境だが、幾つになっても誕生日を祝っていただけるのは、この上なく嬉しいものだ。
その誕生日に先駆けて、有難いことにあちこちからプレゼントが届く。いずれも心のこもったものばかりで、先方の温かい志が窺える。
その中の一つに秋田に住む義妹からは「こぎん刺し」のペア眼鏡入れが届いた。これまでにもかみさんのために、ポーチに仕立てて贈ってくれたことがある。
義妹が一針一針丹念に刺し続けたもので、その素朴で美しい幾何学紋様は、繊細さと力強さが織り成す見事なもの。
「こぎん刺しの大本は、家族のために愛情を込めて一針一針刺していくのだそうです。なんだか納得がいきます」とメッセージが添えてある。
こぎん刺しは青森の伝統工芸で、江戸時代に農家の女性達が麻で手織りした布を藍染して補強と保温のために、木綿糸で刺し子をしたのが始まり。
厳しい北国の自然の中で生きてきた女性の知恵の産物である。
義妹が寸暇を惜しんで一心に刺してくれた、ぬくもりが伝わってくるような一品を傍らにおいて大切に使わせてもらおうと思う。
【参考サイト】
こぎん刺し
弘前こぎん研究所
こぎん刺しの眼鏡入れ
この歳になると確かに「めでたくもあり めでたくもなし」という心境だが、幾つになっても誕生日を祝っていただけるのは、この上なく嬉しいものだ。
その誕生日に先駆けて、有難いことにあちこちからプレゼントが届く。いずれも心のこもったものばかりで、先方の温かい志が窺える。
その中の一つに秋田に住む義妹からは「こぎん刺し」のペア眼鏡入れが届いた。これまでにもかみさんのために、ポーチに仕立てて贈ってくれたことがある。
義妹が一針一針丹念に刺し続けたもので、その素朴で美しい幾何学紋様は、繊細さと力強さが織り成す見事なもの。
「こぎん刺しの大本は、家族のために愛情を込めて一針一針刺していくのだそうです。なんだか納得がいきます」とメッセージが添えてある。
こぎん刺しは青森の伝統工芸で、江戸時代に農家の女性達が麻で手織りした布を藍染して補強と保温のために、木綿糸で刺し子をしたのが始まり。
厳しい北国の自然の中で生きてきた女性の知恵の産物である。
義妹が寸暇を惜しんで一心に刺してくれた、ぬくもりが伝わってくるような一品を傍らにおいて大切に使わせてもらおうと思う。
【参考サイト】
こぎん刺し
弘前こぎん研究所
こぎん刺しの眼鏡入れ