てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

シルバーウイーク

2009-09-23 09:12:00 | 気象・気候
 長いと思っていたシルバーウイークもあっという間に最終日を迎えた。そもそも「シルバー」とは誰のネーミングなのか、最初はてっきり「敬老の日」が包含されているからと勝手に思い込んでいたら、どうも5月連休の「ゴールド」とのコントラストらしい。

 平成10年に制定されたハッピーマンデー制度によって、土曜日・日曜日と合わせた3連休にし、余暇を過ごしてもらおうという趣旨は大歓迎なのだが、これに伴い定着していた国民の祝日が月曜日に移動したのは、どうもピンとこなくていまだに馴染めないでいる。かつては1月15日 だった「成人の日」、7月20日 「海の日」、9月15日「敬老の日」、10月10日「体育の日」などのことである。

 ウオーキングの最中、闇夜に馥郁たる金木犀の香りを見つけた。家を出る時には気付かなかったが、どこからともなく漂ってくるその香りに思わず足を止めたくなったほど。例年に比べて時季がかなり早まった感じがする。
 わが庭には1本の金木犀の老木だが、世には「銀木犀」もある。こちらもまさに「金と銀」だ。

 我が家のシルバーウイークの収穫は、彼岸供養に回って来られたお寺さんと短時間ながら実りある会話を交わしたこと、墓参りに帰省した弟や、妻子が帰省中で単身の長男と過ごした時間であろうか。母親の一周忌法要を命日である来年4月24日に決めた。
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敬老の日を寿ぐ

2009-09-21 11:27:00 | ファミリー

庭の曼珠沙華



孫手作りのボール・ドーナッツ

コンポ調理器セット(千切り、細千切り、スライサー、おろし器)

 きょうは敬老の日ということで、思いも掛けず孫から嬉しいプレゼントがあった。まだ人から敬われるほどの老境には至ってないと自負しているので気恥ずかしかったが、せっかくの孫からの心尽しなので有難く頂いた。

 小学6年の孫娘は、このところクッキングに関心を示し、一端の料理人を自認するだけあって手作りのボール・ドーナッツと、なけなし小遣いの中から求めたコンポ調理器セット(千切り、細千切り、スライサー、おろし器)を届けてくれた。

 心豊かに人生重ね、本当に敬うべきただ一人の親となった義父には、この日に先駆けて先日気付け薬代わりに大好きな日本酒を届けてあり、本日は赤飯を用意している。そして、間もなく誠におめでたい満93歳を迎えるので、1カ月先に帰省する予定の義妹とともに盛大に誕生日を寿(ことほ)ぐつもりでいる。
 きょうの赤飯は仏前へは言わずもがな、近所の独り住まいのH子さんと、いつも気遣いを頂く後の家へも届けた。
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芸術の秋を制す

2009-09-19 13:30:00 | 舞台、ライブ
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自身の作品を前にU住家族

風を感じるといわしめた入選作品「桜」

隣り合わせに両先輩の入賞作品が並ぶ

勤労者協議会議長賞「バングラデシュの少年」

入選作品「鬼面美女軍団」

写真の部・市長賞、難波陽子さんの「出番はまだかナ?」






 食欲、そして芸術の秋本番-。きょうから開幕の岡山市勤労者美術展(於岡山市デジタルミュージアム、~23日まで)を、10時の開館を待ってのぞいてきた。写真、書道、絵画の3部門に154点応募があり、その全てが展示されている。入賞作品は計86点。

 絵画部門では、幼馴染のU住が見事入選を果たしたと聞いていたので、一番にその絵の所へ駆けつけると、傍らで鑑賞しておられた奥さんが「おたくが描かれたんですか?(いいえ、友達です)この絵は好きです!風が感じられます」と話しかけられた。
 程無くして偶然にもU住夫妻が母親を同伴して訪れたので、しばし一緒に鑑賞した。

 先ほどの奥さんが仰るように、U住の作品はとてもビギナーとは思えない力強い筆致で、「桜」が見事に描かれている。
 彼は昨春リタイアしてから所在無くしており、奥さんが「どうもボケが始まったよう…」と冗談交じりに嘆くのを見兼ねて、大の仲良しであるかみさんが僭越ながら「絵でも始められたらどう?!」と勧めた。
 それがきっかけで、1年前から公民館の絵画講座に手を染めばかりでの快挙である。遅蒔きの開花ではあるが、改めて内に秘めたる能力に感心した。小欄「2009/3/1 高島公民館文化祭」で彼の処女作品「おめでタイ」を紹介している。

 一方、写真部門では元職場のF見先輩が市勤労者協議会議長賞の栄に輝いた。こちらは「バングラデシュの少年」を描いたものだ。彼の写真好きは現役の時から有名で、つとにその名を知られていた。
 最近では3年前の後楽園観蓮節で人込みを掻き分けてシャッターチャンスを狙っていたら、偶然にも隣り合わせになった。その後も、珍しいキノコ写真を物にして山陽新聞に取り上げられたり、山陽新幹線高架下に珍鳥が巣くっている様子を放映したRSKテレビにも映るなど、他にもここ一番という場面で何度もお目にかかっている。

 これまた偶然にもF見さんの左隣の入選作品は、同じく元職場のS藤先輩のものだ。彼も現役の頃から写真が三度の飯より好きで、風景写真を撮らせたら彼の右に出るものは居なかった。一時、吉備路を狙い続けて、キャンピングカーの中で夜を明かしシャッターチャンスを待ったという話は有名である。今回は風景写真ではなく、よさこい祭りのヒトコマを写した入選作品「鬼面美女軍団」。

 岡山市の勤労者や市内の事業所で働く人を対象とした美術展と銘打っているが、たまたま先ほど紹介した三方ともに、現在は仕事には従事しておられない。一線をリタイアして趣味の世界で悠々自適に暮らしておられる。残念ながら自分には絵心も写心もないが、かくありたいものと羨望の念を抱いた。
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ルーツを訪ねて

2009-09-17 21:43:00 | ファミリー
 遅ればせながら先の台風9号で床上浸水の被害を受けた親戚(かみさんの従姉妹)を見舞った。昨春ひとり息子が結婚して独立したのを見届けて、病に臥せっていた主人がその暮れに亡くなったばかり。そこへ今回の被災で、弱り目に祟り目とはこのこと。逆境にもめげず、痛めた膝をかばいながら被災の後片付けや室内の補修におおわらわだった。

 こちらの方面はかみさんの出身地で親戚や知人が多い。母親、祖父、曽祖父の里も同様なので、この機会に叔父(母の弟)、義母やかみさんの従姉妹たちをも訪ねた。ちょっとしたルーツを訪ねての一日となった。

 同じ道を引き返しても面白くないので、帰路は趣向を変えて津山経由で国道53号線を南下した。美咲町に差し掛かると「たまごかけごはん」の看板と幟が目に飛び込んできた。
 美咲町といえば“たまご”での町おこしを展開する中、「たまごかけごはん」に着目、マスコミなどに取り上げられ一気に大ブレイクしたことでも有名。

 昼食を済ませて2時間ほどしか経っていないし夕食には少し早いが、話のタネにくだんの町が運営する食堂「かめっち」へ寄り道。食事時には行列が出来るほどの人気ぶりだが、中途半端な時間帯だったので店内には3組ほどの先客だけ。
 町内には日本棚田百選認定の棚田があり、そこでとれた美味しい米と、西日本最大級の養鶏場があり、その卵を使った「たまごかけごはん」に、味噌汁と御新香が付いて一人前300円也。至ってシンプルな料理だけに素材である「ごはんと卵」が決め手。ごはんの御代わりは自由。噂に違わぬお味だった。

 食べ物の話ばかりで恐縮だが、当地に足を運んだら素通り出来ないのが中島ブロイラー。ここについては小欄「2008/10/5 ギター発表会と久米南町界隈」で触れているので割愛。

 かみさんから「おとうさんと外出したら行く先々で食べることばっかり…」と呆れられたが、その言葉通り折角カロリー制限の効果が表れ始めた矢先に、今日ばかりはかなりカロリーオーバー気味となったので、夕食はのり茶漬け(258kcal)一杯に留めた。

※翌朝、我が家の炊きたてご飯で「たまごかけごはん」をしたら全然負けてなかった。「かめっち」は話題先行の感がある。それに惜しむらくは、せめて梅干と海苔くらい添えて欲しかった。


たまごかけごはんの店「かめっち」
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むかご(零余子)収穫

2009-09-16 15:13:00 | グルメと料理

夜明け前(9月16日午前5時12分撮影)

絡まるように伸びるむかごのツル

絡まるように伸びるむかごのツル

このように葉っぱの根っこにつく

ボウルにいっぱいの朝採りむかご

 今年も裏庭のむかご(零余子)のツルには鈴生りに実(山芋の子)をつけた。その分小粒だが、味に変わりはないので、思い切って収穫すると、小さなボウルに軽くいっぱいあった。
 収穫後に見上げた空は、すっかり秋の色。

 我が家ではむかご料理の定番は、炊き込みご飯とばかり思っていたが、昨年suzieさんから教わったように、煎ったり、揚げたり、炒めたり、ふかしたりして、新しいメニューにもチャレンジしてみたい。
 また、地下では大きな山芋に育っているやも知れぬので、そちらも試してみよう。

【関連記事】
☆「2005/9/10 むかご(零余子)
☆「2006/9/3 トウガンとむかご飯
☆「2007/9/1 庭の秋
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