楽の音にあわせて

ブログは折々にアップしていきます。主にはSNS投稿の記事の掲載となります。

ひとつ見つめて!?

2012-09-23 14:23:00 | Sisterのねごと


今日は関東では雨模様となりましたが、ここ数日ちょっと秋らしさが混じった晴天でした。

まだ暑い日中、川べりでじっとエサを待つサギの姿、橋の上から「大変ですねえ」と声をかけたくなるぐらいの集中の仕方でした。「いえいえ、これが生活ですから」と返事されても困りますけど。(望遠レンズで狙いましたがぶれてますね。)

以前から、こうして長い時間じっとエサを待って過ごす鳥を見るのが好きです。まさか一緒なってじーっと見ているわけではありませんが、「次はこれをして、その後はあれを解決して…」と頭の中でもバタバタしている自分の心に、ちょっと神さまと出会う時間を設けてあげるというか。

人間の世界は、本来自分にいただいている“日々自分になっていく”という使命をなかなかじっと果たさせてくれない、たくさんの雑念、心配、誘惑などがあるということなのでしょうか… 先日逝去した姉妹は、大勢の方に見送られて、今頃は永遠のいのちを満喫していることでしょう。葬儀ミサ開始前の会場の様子を、オルガンの後ろから記念に撮っておきました。




未来の自分に願いを込めて

2012-09-22 08:40:00 | Sisterのねごと
老後の話だけでなく、現在何歳であっても、将来自分はこういう風に生きたいとか老いたいというイメージが次第にできてくると思います。そのイメージとは自堕落な毎日を送っている姿などではなく、自分なりに幸せ感や充実感が実感できる生き方なんでしょう。

水曜日からの突然の訃報を受けて飛んできて数日経ちましたが、その間いろんなことを考えさせられました。あらためて感じるのは、人と出会うというのはなにも生きている人と直接顔を合わせるだけでなく、この世を去った人とも記憶や初めて耳にするエピソードなどを通して、新たな出会いを何度でも重ねることができるのだということです。

人は過去をおろそかにして未来は生きられないというのが持論なのですが、あらためてそうだなあと考えさせられています。過ぎたことに真摯に向き合い、回心への誘(いざな)いを素直に受け入れ、清算すべきは清算し、赦しを求めるべきはそのようにし…

偉そうなことを書いていますが、これを本当に実行して生きていくためには、毎日は自分との戦いがあるのですね。主のみ前に頭を下げて赦しを請い、弱い自分をいつも助け導いてくださいますようにと、ただただ祈るばかりです。合掌。

「ぼろくそ」にさわやか

2012-09-21 08:44:00 | Sisterのねごと
昨日はほとんど一日葬儀でした。式の間も斎場でも故人の思い出話が自然に出てきます。

このSisterと同じコミュニテイにいたとき、一日奉仕に出かけて疲れて帰ってきて「ああ、さすがにぼろくそに疲れた~」などと言うのを耳にしました。それから気をつけていると、時々、「ぼろくそ」という言葉を「ほんとに」とか「すごく」という意味で使っているみたいなのです。

さすがに温厚な老シスターが表通りで「ぼろくそによかった!」などと口にしない方がよかろうと思い、ある日、後輩として「ぼろくそ」の意味を説明しました。今まで本当に気付いていなかったそうで、恥ずかしいと言いながら、いたく感謝されました。たくさんある故人にまつわる思い出の中のさわやかな一つです。

背中で教えてくれる先輩でしたが、自分にも知らないことがあると認めるときの潔さ、年下の者から恥ずかしいことを教えられて謙虚に聴ける心の姿勢… 

何歳であっても、自分は将来このように老いたいというイメージがわたしたちの中には多少なりともあると思います。こういう姿に憧れます。 

故人を介して再会を喜び

2012-09-20 08:41:00 | Sisterのねごと
昨日の午後訃報を受けて、取る物も取りあえず京都の本部にやってきました。高齢の姉妹が神様の御許に召されたのです。今日は午後に葬儀が執り行われます。もし故人をご存じの方がありましたら、永遠の安息のためにお祈りください。Sister大槻といいます。

昨晩の通夜にも、長く奉仕していた学校や教会から故人を慕って大勢の参列者が集いました。「こういう時にしかお目にかかれないですけど…」と言いながらも、久しぶりの再会を懐かしんでいる「生者」たちもいました。

お葬式やお通夜に参列すると、まるで故人が、長い間疎遠になっていた人々を再び一つに集めてくれているような気がしてなりません。そんなことを感じたことはありませんか。再会を喜び合う笑顔を見て、集めてくれた人は神様のもとで喜んでくれているような…

今日一日、皆様にとっても笑顔が溢れる日になりますように!

今日の色

2012-09-18 10:24:00 | Sisterのねごと


水族館のガラス越しに撮ったのでぼんやり写ってしまいました。イソギンチャクにこれほどカラー・バリエーションがあるとは知りませんでした。

人間の世界も「十人十色」と言われるだけあって、心の色、人生の色、きのうの色、今日の色というのがあるのでしょうね。ずっととバラ色ということも少ないでしょうし、きのうは雨色、今日は曇り空の色と、少しずつ明るい色合いに変わっていくこともあるし、暗い色が必ずしも哀しい色合いとも限らないでしょうし… 

自分の今日の色、途中で色合いが変わるかも知れませんが、一日が終わるまで丁寧に塗り上げていきたいものです。