4月下旬頃の気温になって、チューリップが桜が〜〜といった季節外れのニュースが多いこの頃です。そんな中、海からの便りもありました。
「鹿児島県瀬戸内町の加計呂麻島で今月上旬、季節外れのアオウミガメの産卵が確認された」そうです。「日本のウミガメ協議会によると、アオウミガメ類の産卵は5〜7月が多く、国内で今季初の発見例となった可能性がある」そうです。
「産卵が確認されたのは加計呂麻島東側の徳浜集落。鞠山重子さん(69)が10日、海岸を散歩中に上陸の痕跡を発見した」とのことです。
「奄美海洋生物研究会の興克樹会長が現場写真からアオウミガメの産卵跡と判定」されたそうです。「『徳浜は静穏な環境。海水温が高かったことも影響したのでは』と興会長。鞠山さんは『こんな寒い時季に産卵を見たのは初めて』」と話されています。〜ただの季節外れか?地球温暖化が進んでるのでは?
(下:2024年2月15日 西日本新聞〈超短波〉欄より)
西村健さんの新作『不死鳥』が新聞に紹介されました。
「福岡県内大牟田市で育った作家、西村健さん(58)=東京=が小説『不死鳥』を刊行した」〜大牟田で育ったと紹介されています。
どんな小説なのでしょうか?
「1996年のデビュー作『ビンゴ』で躍動させた新宿ゴールデン街のバー〈オダケン〉のマスター小田健と、福岡を舞台にした連作で活躍するラーメン屋台〈ゆげ福〉の店主、ゆげ福こと弓削匠。2人の兼業探偵に新作で初タッグを組ませた」とのことです。が、「『この2人だけだとつまらない』と、研究室の外に出るの嫌がるゆげ福シリーズの偏屈科学捜査官・田所を絡ませた」そうです。
あらすじは「連続放火事件の捜査協力を求められた田所が東京にやってくる。犯人〈不死鳥〉の犯行予告には永井荷風の街歩き随筆が使われ、オダケンが田所と反目し合いながらも現場を踏査する」〜犯人が〈不死鳥〉と名のっているんでしょうか?
「作中ではオンライン飲み会が登場し、福岡・天神では大規模な再開発事業が進行中」、「変わらない新宿ゴールデン街と大きな変化の途上にある福岡の対照的な2都市を舞台にした」とのことです。
西村さんは、「オダケンは十何年ぶりに書いていて、めちゃくちゃ楽しいとですよ。勝手に動いてくれるし、勝手にしゃべってくれゆげ福も勝手にしゃべります。間が空いていたけど、やっぱ懐かしい友だち会ったみたいな感じでした。」と楽しんで書かれたことを話されています。どんなおしゃべりなのでしょうか?興味津々です。
「考えるより先に体が動く男とじっくり頭を働かせる男の共演。物語は意外な結末を迎え、すべてが解決する訳ではない」そうです。
「兼業探偵2人の次の物語はあるのか?」という質問に「『何も考えておらんですが、人気がでれば』。故郷の福岡・大牟田を愛する作家は、大牟田弁でそう語った」とのことです。
(下:2024年2月21日 西日本新聞〈文化欄〉古賀英毅「西村健さん 新作『不死鳥』2人の兼業探偵初コラボ オダケンとゆげ福 『勝手にしゃべった』」より)
『大牟田商工会議所ニュース』2024年2月号が届きました。(有難うございます!)
3頁には『オギハラ食品株式会社』が【ジャパンフードセレクション】でグランプリを受賞されたと紹介があります。
「オギハラ食品株式会社は大正5年に創業」された、「100年以上の歴史を誇る老舗食品メーカーです。」
「かって三池炭鉱ノの労働者たちに愛されていた高菜の油炒めは、ごまを振って醬油を掛けて食べるスタイルが大牟田流でした。同社はその高菜の油炒めを〈元祖三池ごまたかな〉として製品化し、本格量産化した先駆的存在として知られています。今では、30年以上続くロングセラー商品となり、全国のあらゆる世代の消費者に愛されて」いるそうです。
が、今回の受賞は別の商品のようです。「今年、同社が誇るもうひとつの看板商品である〈明太子高菜〉が、2万3千人のフードアナリストによる日本発の食品・食材の審査・認定制度であるジャパンフードセレクション(以下、JFS)グランプリを授賞」されたとのことです。
「JFSにおけるフードアナリスト評価では、後からくるピリッとした辛味と、たっぷりと詰まった明太子のプチプチ感が同時に楽しめる点などが評価された」そうです。〜美味しそう!
又、「トレーサビリティ(追跡可能性)や農薬検査の徹底など、食品の安全性においても高く評価制度されたことが今回のグランプリ獲得につながった」そうです。
「荻原社長は、大牟田には美味しい商品がたくさんありながら、その魅力が広く知られていない事に触れ、『地元の事業者がこうしたアワードや展示の機会を活かすことで地元事業者の個々の魅力を全国に広める事ができれば、自社ビジネスを含む地域全体の浮揚につなげる事ができる』と大きな期待をされている」そうです。〜JFSグランプリ受賞、おめでとうございます。
(下:2024年2月発行 『大牟田商工会議所ニュース』No.779 3頁より)
「日経平均株価が約34年ぶりに史上最高値を更新し、株や金融商品に注目が集まるなか、県内で外国為替証拠金取引(FX)などの金融商品詐欺が増えている」そうです。〜こうした詐欺は、FXなど知らない素人には無関係では?
「県警によると、県内に住む会社員女性(58)が昨年12月中旬ごろ、SNSで『堀江』を名乗る投資指導者から投資を学ぶグループに招待された」そうです。その結果は新聞に詳しく紹介されています。
「県警生活安全総務課によると、FXや金の先物取引などの金融商品詐欺は、昨年から急増。全国では、昨年の認知件数は412件と前年の13倍になり、被害額は51億と11倍だ。県内でも、2022年の認知件数1件(被害額700万円)から、23年は同19件(同約3億3千万)に急増。今年は1月末時点で、既に同13件(同約1億6千万円)となっている」そうです。〜誰がやってる?詐欺にあったお金は戻ってきたの?
その詐欺の「手口はこうだ。SNSやインターネットのバナー広告(※動画広告)で、投資関連のリンク先を訪ねると、アカウントが表示され、有名な実業家や有名人を名乗る人物とのやりとりが始まる。そして、『高確率で利益が上げられる』『興味があればセミナーのグループに参加しませんか』などと勧誘される。グループ内では、『セミナーのおかげで100万円もうかりました』などと景気のよい話題が繰り広げられ、誤信させられる。『投資』すると少額の利益が還元され、さらに信用させる仕組みだ」そうです。
「同課犯罪抑止対策室の下村篤史室長は『金融商品詐欺は、勧誘や振り込みをインターネットで完結できる。素性がばれないことを悪用している』と話されています。「『絶対もうかる』『あなたにだけ』という言葉には気をつけてほしいと呼びかけ」られているそうです。〜こういったネットを使った詐欺、金額の大きさに驚きます。次々に新たな手口が生まれて被害が拡大しています。犯人を早く捕まえて欲しいですね。バナー広告のチェックが必要なのでは?
(下:2024年2月26日 朝日新聞―西岡矩毅「著名人装う詐欺ご注意 堀江貴文さんもSNSでなりすまされた バナー広告を訪問→セミナー勧誘 景気よい話に信用→投資金戻らず」より)
「高い枕で寝ると脳卒中になりやすいーー。」〜眠りが浅かったり首が凝ったりすると、寝違えたとか枕がどうも合わないと思う人は多いと思いますが、枕の高さが脳卒中にも関係するなんて!こりゃ大変です。
「脳卒中の原因の一つ、特発性椎骨動脈解離は、高い枕で寝る人ほど発症率が高いことが、国立循環器病研究センター(国循)の研究チームの分析で明らかになった」そうなんです。
「研究チームは【殿様枕症候群(英語名Shougun pillow syndrome)という新しい病気の概念を提唱、メンバーの江頭柊平(しゅうへい)医師(現・京都大)は『何げない睡眠習慣が脳卒中のリスクになり得る』と話」されています。
「研究チームは、原因がわからない患者の中に高さ17〜19センチにもなる極端に高い枕のをつかっている人がいることに注目」。「枕の高さでみると、15センチ以上を使っていた人の9割が特発性椎骨動脈解離の患者だった」そうです。「枕が高いと首の屈曲(あごが胸につく方向に曲がっている度合い)が大きくなるほか、寝返りなどで首が回るときに血管が傷つくことが考えられ」とのことです。「枕の硬さや柔らかさ」ではどうか?「そばがら枕に低反発枕やタオルなどを重ねて使う」場合は?いろいろ研究されています。
どちらにしろ「国循の田中智貴医長(脳神経内科)は『枕の高さが15センチ以上だと、枕が柔らかくても首の屈曲がひどくなるので、とりわけ使用を控えるのが望ましい』と指摘」されています。
〈寿命三寸、楽四寸〉という言葉が17〜19世紀に使われていたと、江戸時代の随筆ことが紹介されています。「『12センチ程度の枕は髪型が崩れずに楽だが、9センチ程度は早死しなくてすむ』という意味で、流布していた」とのことです。「研究チームは『当時の人々は隠れた関連性を意識していたのかもしれない』」と話されています。
すでに、「研究成果が国際医学専門誌の電子版に掲載されたそうです。〜自分の枕の高さ、確認しましょう。
(下:2024年2月19日 朝日新聞—桜井林太郎「【殿様枕症候群】ご用心 枕高いほど脳卒中リスク 国循提唱」より)