大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

〈ブラック校則〉、見直しへ

2024年03月11日 05時22分13秒 | 日記

「文部科学省は22年に教員用手引書【生徒指導提要】を改訂。〈ブラック校則〉と呼ばれるような不合理な校則を見直すことを求めた」そうです。その後どうなっているのでしょうか?
 「日本大の末冨芳教授(教育行政学)の調査が2023年11〜12月」実施されたそうです。「都道府県、政令指定都市、県庁所在地、東京23区の計121教委に質問票を送付し、64・5%に当たる78教委の回答」があったそうです。
 78教委がの回答のうち「見直しに『取り組んでいる』と回答したのは62教委だったそうです。
「見直した校則は、制服のジェンダーレス化(50教委)、男子の髪形(47教委)、女子の髪形(46教委)が多かった」とのことです。
 末冨芳教授は『理不尽な校則は不登校などの一因』と指摘し、児童生徒の意見を聞いて時代に合った内容にするすることを求めた」と、あります。
(下:2024年2月19日 毎日新聞「62教委、校則見直しへ 髪形やジェンダーレス制服」より)

*身内の不幸がありまして、又長期のお休みいただきます。皆様、体調不良の時はちゃんと病院で検査を受けましょう。老化した、共感疲労だと自分勝手に決めつけないで、まず病院でCT検査、血液検査を受けましよう。検査を受け、健康第一でご自愛下さい。

 


EV車の〈電欠〉

2024年03月10日 05時21分32秒 | 日記

 「電気自動車(EV)の駆動用電源が切れる〈電欠〉に対応するため、福岡市早良区の日本自動車連盟(JAF)福岡支部は2月からEV充電サービスカーの試験運用を始めた」そうです。〜EV車の〈電欠〉って? 渋滞で車が動かなくなった時など大変なことになると聞いたことがあります。
 「JAFによると〈電欠〉に対するロードサービスは増加傾向にある」そうです。「〈電欠〉のトラブル車は従来、レッカー車で充電スポットまで搬送されていた」そうです。「より迅速に対応するため23年8月、東京、神奈川、愛知、大阪で充電サービスカーの試験運用を開始。福岡はこれに次ぐ導入で、九州でも初めてとなる」そうです。このサービカーが来ると、「バッテリー1台で20分ほど急速充電ができ、車両によって違いはあるが20キロほど走行できる」そうです。
 JAFの「同支部は『検証を進め、ドライバーの不安を少しでも解消できるサービスを提供したいと』」と話されています。〜金欠でなく〈電欠〉。JAFのような企業がある所はまだしも、こういった企業がない国も多いのでは? 最先端を走って普及しているEV車も、まだまだ想定外があるようで、大変です。
(下:2024年2月27日 西日本新聞—鎌田浩二「EVの〈電欠〉にも対応 急速充電サービス車を導入 福岡市のJAF支部が試験運用」より)


吹上浜の月日貝

2024年03月09日 05時22分53秒 | 日記

 太陽と月を表す貝があるそうです。
 採れるのは鹿児島県日置市吹上浜。〜吹上浜は「日本三大砂丘」の一つで、砂の祭典(砂アート)でも知られた所ですね。
 「9月から翌年3月まで、吹上浜で多く水揚げされる〈月日貝〉」のことで、「貝の表が太陽の赤色、裏が月の白色をしていることが名前の由来で、実に貴重な貝だ」と紹介されています。〜ホント不思議で、ロマンチックです。写真でみると貝柱部分が大きい貝のようです。味は?
 「漁協ではこの貝の資源保護を目的に禁漁期間を設けるなどして品質向上に取り組んでいる」そうです。「水揚げされる多くの魚介類はもちろん地元の新鮮な野菜、果物、工芸品などを《江口蓬莱館》(同市東市来町)で販売」されており、「地元の方はもちろん、隣接する鹿児島市などからも連日、大勢のお客様が来館され、大にぎわい」だそうです。〜〈月日貝〉大切にして欲しいですね。タイラギのような苦難の貝にならないようにしてもらいたいです。
(下:2024年2月21日 西日本新聞〈寄り道逸品〉欄「太陽と月を表す貴重な貝  江口蓬莱館 鹿児島県日置市」より)


ブルーカーボン、海藻・海草がCO2を吸収

2024年03月08日 05時26分43秒 | 日記

「海藻や海草が吸収・貯蓄する二酸化炭素(CO2)【ブルーカーボン】に着目した取り組みが全国で広がっている」そうです。
 「陸の森林などが吸収するCO2を【グリーンカーボン】と呼ぶのに対し、海の生物が吸収するCO2は【ブルーカーボン・BC】と呼ばれる」そうです。「気候変動対策だけでなく、漁業資源の増大や水質浄化につながるなどメリットが多いのが特徴だ」そうです。
 「吸収されたCO2を売る仕組みも始まっている」そうで、「国内ではその【ブルーカーボン・BC】を国の認可法人が認証し、売売買できる価値(クレジット)にする事業が試行的に始まっている」そうです。
 具体的には〈ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)〉のJブルークレジット発行や北海道北西部増毛(ましげ)町の藻場再生、横浜港のアマモ苗移植などの取り組みが紹介されています。
 「ただ、国際的には【BC】への評価は定まっておらず、毎年国連に報告する温室効果ガスの排出量に、海草や海藻の吸収量を計上した国はまだない」そうです。「日本政府は衛星画像や地形、水温などのデータをもとに全国の藻場の面積を推定する手法を考案。海草や海藻の種類に応じたCO2吸収量の算出方法も整備した。4月に世界で初めて、海藻・海草の吸収量を国連に報告する計画だ」そうです。「国土交通省の担当者は『世界の基準作りをリードしていきたい』と話」されています。〜【ブルーカーボン・BC】の取り組み期待します。海草と海藻の違いは?
(下:2024年2月24日 朝日新聞—新田哲史「海藻がCO2吸収 両得狙う 【ブルーカーボン】藻場再生後押し 吸収量を売買◼えさ増えウニ漁獲増」より)


考古学がより現代への警告

2024年03月07日 05時22分26秒 | 日記

土井ケ浜遺跡・人類学ミュージアム館長・松下孝幸さんの提言が掲載されていました。土井ケ浜遺跡(山口県下関市)は弥生時代の集団墓地だったはず。なにか新しい遺物が出てきたので
は?と思って見ますと、ちょっと違うようです。
 松下館長の追求は「私たち現代日本人はどのような経過を経て現代の顔・かたちを獲得したのだろか」にあるようです。
 「日本人のルーツを明らかにすることに興味と関心をいだき、古人骨の研究を始めて50年がたった」そうです。
 「この間、観察し研究した人骨は縄文時代から近代・現代まで長期にわたる約1万体」だそうです。「日本人の起源がどこまでさかのぼるか、だけではなく、このまま生活を続けていけば未来の日本人はどのような姿・かたちになるのか、予想するためにすべての時代の人骨資料を観察し、研究を続はけてきた。50年の調査と研究によって、ようやくその輪郭を捉えることができるようになった」そうです。〜「このままの生活を続けていけば未来は」どうなるのか?
 縄文時代、弥生時代、古墳時代、中世に至る中で注目されているのは上顎や下顎で、その「変化は咀嚼(そしゃく)能力の弱体化によっておきたと推測されている」ようです。
 「現代人は男女とも美形になってきたが、下顎の先端がとがり、下顎が小さくなって、ものを噛む力(咀嚼力)がさらに弱くなってしまっている」そうです。〜〈美形〉の咀嚼力!
 「咀嚼能力が弱体化すれば、唾液の分泌量が減少してしまう。唾液には脳の活性化を促すホルモンや成長ホルモンの分泌を促すホルモンなど重要な分泌物が多数含まれている」そうです。〜唾液は消化を助けるものとだけ思ってました。肩書きを見ますと、松下館長は医学博士でもありました。
 「骨はあらゆる環境の影響を受け、変化する。骨の健康を維持しヒトはがヒトとして健康であり続けるためには、ヒトを取り巻くあらゆる環境が良好でなければならない。とりわけヒトにとって最も重要なのは水と食料である。食料としての陸上資源と海産資源をより安全なものにして、両方をバランス良く摂取し、同時に咀嚼能力も鍛えていく必要がある」と結ばれています。〜考古学の裏付けによる考現学、はつとさせられる提言です。
(下:2024年2月25日 西日本新聞〈オピニオン)欄―松下孝幸・土井ケ浜遺跡・人類学ミュージアム館長「骨の健康保ち咀嚼能力鍛えよう 現代日本人への警告」より)