コンロの火に掛けて置いたガラス製の急須が”ピシッ”と音を出して割れてしまい、加熱中だったドロリとした柚子ジャムがコンロの火口の上に流れだした。 例えは適切じゃないけれど、「メルトダウンした核燃料が我が家のコンロの上に覆いかぶさって来た!!」「なんとかしなくっちゃ!」そんなパニック状態になりました。
小瓶に入れてパンに乗せたり、そのままペロリと舐めて楽しんでいた柚子ジャムが空になってしまった。
そこで、昨日の昼飯時の少し前、 プラスチック容器に入れて冷凍してあった柚子ジャムの残りを解凍して空いた壜に詰めようと作業を始めました。 妻がいる時なら「ジャム、カラッポになっちゃったなー」なんて呟けば・・・ その作業で僕がヘマをやる事無かった筈だけど、 妻は外出中。 「なあに、解凍して、砂糖を適量追加して火に掛けて加熱するだけ、どうって事無いさ!」と自分でやり始めたのです。
コンロの火に掛けて使う鍋はいずれも大きなサイズのものしか無い。 そんなので冷凍室に保存しておいた少量の柚子ジャムを加熱すると、大きな鍋底にくっついてしまって、回収出来ない分量の比率が大きくなる。 それでは勿体無いからと考えた。
そして選んだのが分厚いガラス製の急須。 いわゆる筒状の注ぎ口は無いタイプで言ってみれば取手と蓋の付いた厚手のビーカーみたいな奴。 勿論「こいつは火に掛けると割れるかも」の危惧は持ちましたが、凍ったジャムを入れて電子レンジで解凍するまでは問題を起こしませんでした。 次いで弱火に掛けて20秒ほどの時間も何事も無く過ぎました。 その間、準備しておいた砂糖を適量放り込み、 砂糖が徐々にジャムの水分に浸かって行く様子を かき混ぜるためのスプーンを持ちながら眺めていたのです。
そしたら、急に破局を告げるガラスにヒビの入る音が聞こえ、コンロの火口がジャムに覆われ始めたのです。 慌ててコンロの火を止めて、 最初はスプーンで掬って食べられそうな部分を回収しようと努めました。 しかし割れて底抜けした急須から流れ出るジャムの液体部分はガスコンロ内部へと侵入する様子を見せています。 スプーンでのんびりと「ガラスの破片の混じっていない、口に入れても問題なさそうな部分を掬って回収する時間的な余裕は無い」と悟りました。 ティッシュペーパーとプラスチック製のスクレーパーと雑巾等を使い、大わらわでコンロの上に拡がったジャムを取り除く作業を急ぎました。
そんな最中に玄関のドアが開く音が聞こえた。 近所の農家の手伝いに出かけていた妻が昼の支度に戻ってきたのです。 知られたくない奴に見られてしまうバツの悪さがありますが仕方ありません、事の次第を告げつつ片付けを急ぎました。
「あーあっ、 柚子ジャム全部ダメにしちゃった」、「勿体無かったなー」、「普通の鍋で作ればこんな事にならなかったのに」 全て後の祭りです。 あとに残った物はそんな後悔と ”割れガラス危検”と「危険」の文字を間違えた廃棄物だけになりました。
小瓶に入れてパンに乗せたり、そのままペロリと舐めて楽しんでいた柚子ジャムが空になってしまった。
そこで、昨日の昼飯時の少し前、 プラスチック容器に入れて冷凍してあった柚子ジャムの残りを解凍して空いた壜に詰めようと作業を始めました。 妻がいる時なら「ジャム、カラッポになっちゃったなー」なんて呟けば・・・ その作業で僕がヘマをやる事無かった筈だけど、 妻は外出中。 「なあに、解凍して、砂糖を適量追加して火に掛けて加熱するだけ、どうって事無いさ!」と自分でやり始めたのです。
コンロの火に掛けて使う鍋はいずれも大きなサイズのものしか無い。 そんなので冷凍室に保存しておいた少量の柚子ジャムを加熱すると、大きな鍋底にくっついてしまって、回収出来ない分量の比率が大きくなる。 それでは勿体無いからと考えた。
そして選んだのが分厚いガラス製の急須。 いわゆる筒状の注ぎ口は無いタイプで言ってみれば取手と蓋の付いた厚手のビーカーみたいな奴。 勿論「こいつは火に掛けると割れるかも」の危惧は持ちましたが、凍ったジャムを入れて電子レンジで解凍するまでは問題を起こしませんでした。 次いで弱火に掛けて20秒ほどの時間も何事も無く過ぎました。 その間、準備しておいた砂糖を適量放り込み、 砂糖が徐々にジャムの水分に浸かって行く様子を かき混ぜるためのスプーンを持ちながら眺めていたのです。
そしたら、急に破局を告げるガラスにヒビの入る音が聞こえ、コンロの火口がジャムに覆われ始めたのです。 慌ててコンロの火を止めて、 最初はスプーンで掬って食べられそうな部分を回収しようと努めました。 しかし割れて底抜けした急須から流れ出るジャムの液体部分はガスコンロ内部へと侵入する様子を見せています。 スプーンでのんびりと「ガラスの破片の混じっていない、口に入れても問題なさそうな部分を掬って回収する時間的な余裕は無い」と悟りました。 ティッシュペーパーとプラスチック製のスクレーパーと雑巾等を使い、大わらわでコンロの上に拡がったジャムを取り除く作業を急ぎました。
そんな最中に玄関のドアが開く音が聞こえた。 近所の農家の手伝いに出かけていた妻が昼の支度に戻ってきたのです。 知られたくない奴に見られてしまうバツの悪さがありますが仕方ありません、事の次第を告げつつ片付けを急ぎました。
「あーあっ、 柚子ジャム全部ダメにしちゃった」、「勿体無かったなー」、「普通の鍋で作ればこんな事にならなかったのに」 全て後の祭りです。 あとに残った物はそんな後悔と ”割れガラス危検”と「危険」の文字を間違えた廃棄物だけになりました。