課長の家の下宿人

2013-04-12 09:47:53 | サラリーマン人生
 昨日の記事の冒頭に今迄移り住んだ家の事を書いたけど、 就職して最初の頃は短期間の内に引越しを繰り返しています。 その中での最大の想い出は、立川の貸家を世話してくれた課長の家の下宿人になったこと。 寮生活は3ヶ月で打ち切られ、その後は同期の新入社員3人で今風の言葉で言えば「シェアハウス」生活を始めたのだが、数ヶ月でそれも終わった。 他の2人がそこを出て一人生活を始める事にしたのだ。 その理由は今では正確に思い出せないのだが、2間に台所の付いた貸家での3人共同生活に嫌気が差してきたのか?

 同居人だった他の2人が出て行くと決めると、それは当然僕にも話があったのだが、 その借家を借りる時に、その労をとってくれ、 住んだ後も僕達から家賃を取りまとめて大家さんに届ける、 そんなことまでやってくれていた課長の奥さんにも話は伝わった。 借りていた家の家賃は当時で5千円ほどだったかと思うが、 就職1年めの僕達の月給は1万円弱、 だから独りでその借家に住み続けるのは経済的に困難なのは目に見えていた、 僕は「2人が出て行ったら、これからどうしよう?」そんな事を思い悩みはじめたのですが・・・

 「タナカさん、家に下宿しなさい、独りであそこの家賃払えないでしょうから」課長の奥さんからそんな申し出があったのです。

 課長の家での下宿生活、 それはどんな事になるのか? 
 続く・・・ にして置きます。 
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