見ようとしなければ見えない

2013-05-09 08:52:39 | タナカ君的日常
 紅いモミジの種子を撮影して「綺麗でしょう?!」そう言って囲碁仲間に見せた時、「そんなの、あちこちに在るよ」と見慣れたものの様に言われて、残念な気分になったものだけど、 確かに僕の散歩コースの遊歩道や公園にも暗紅色の葉を付けたモミジが何本もあるのです。 今迄それに綺麗な赤い色した種子が付いているなんて、気がつかなかっただけなんだなあ。

 蕎麦屋の店先のモミジの樹は背丈が胸の高さ程度だったものだから昼時の頭の上から差す陽の光の中でも、揺れる赤いもみじの種子が眼に付き易い状態だったのでしょう。 ところがいつも傍を通っていたモミジの樹は見上げるほどの高さであったし、そこを通る時は陽が高く登った時間帯。 だからヒョイとモミジの樹を見上げても、どちらかと言えば美しいとは言えない暗紅色の葉の色にだけ目が行って仔細に細部を見つめる事はなかったのです。 Top写真の右端の樹は遊歩道脇のモミジです。

 今朝の朝飯前の散歩では、そんなモミジの樹に赤い色をした種子が付いているか注意して眺めてみたところ・・・


 どの樹にも蕎麦屋の店先で感動した様な赤い色した種子が同じ様にありました。 「見ようと思わないと見えて来ない」そんな人間の知覚のいい加減さを感じた朝の散歩でした。
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