海外旅行計画を中止

　５月の連休が終わった頃、　妻に「９月の下旬、　ドイツのオクトーバーフェスト（ビール祭り）に行って見ない？」と聞き、　妻からは「良いわよ！」の返事があった。　「オクトーバーフェスト」を主目的としたツアーは沢山あるのだが、　祭り会場のミュンヘンに２泊、　往復で３日、　ツアー日程５～６日の短期間のものが大半だった。　「ドイツに行ってビール飲んで来た」　それを自慢するだけならそんな短い日程のツアーの方が参加しやすくて参加者も多いから、　旅行会社もそんな日程のツアーを組むのだろうけれど、　「それじゃー少し勿体無い」　そんな感覚を僕も妻も抱いた訳だ。　それで、　「ビール祭りの会場の他にどこに立ち寄ってみるか」　お互いが調べる事にした。　

　妻は図書館でドイツ旅行案内本を借り出し、　僕はビール祭り会場テントの入場券手配方法や価格の調査等をWebで開始した。　そんな調査に熱中したのは５月だけ、　６月に入ってからは僕は雪の結晶撮影装置の改造や背景画像の作成やディフューザーを用いた撮影実験に熱中しだして、　ドイツ旅行の話をお互いにすること無く７月を迎えることになりました。


　それで六月の最終日となった昨日僕から妻に話しかけました。

「あのさー俺、　六月に入ってから雪の撮影装置の作業ばっかりやっていて、　ドイツの方を全然進めてないんだよね。」、

　「ハッキリ言って熱が冷めちゃってる感じかな・・・」

　すると妻はあっさりと、

「そうみたいね」、

「中止って事にしたら」　と言うのです。

　つい最近も妻が新たにドイツ旅行の本を図書館から借り出していたのを僕は知っていましたから・・・

　「えっ？！　本当に中止でいいの？」　そう聞き返すと。

　「構いませんよ、私は」

　　それで旅行計画は中止しちゃいました。

　去年の皆既日食見物の旅の計画段階から実施までの間の６～７月と較べたら、　本当に熱が入って無かったから、　これで良かったのかもですね。