電力会社に樹木伐採相談

2018-07-26 19:57:46 | ヤナバ生活
 滞在中の山荘近くの樹林の中からは日差しを求めて道路上空の空間を目指して樹幹を斜めにしながら成長する樹々がある。 そんな中には道路脇に立ち並ぶ電柱に張られた電力線に枝や葉を触れさせてしまっているものも出てくる。

 そんな電線と接触したままで放置しておくと電力事故が生じて、 停電なんて不都合が生じる恐れがある。 それで昨日、「伐採検討依頼」なるタイトルのメモ用紙一枚の書類を作り、大町市内の中部電力の営業所を訪れた。

 その書類に記入した項目は

1. 契約者名 及び連絡先電話番号
2. 契約者番号(検針票から転記)
3. 付近の電柱番号
4. 伐採対象樹木の状況と概略位置を示す図


 駅前大通りに面した中部電力の営業所はかなり閑散として人影もまばらだったが、 入り口を入って受付デスクに近づくと、 若い女性が対応に出て来て呉れた。

書類を見せながら「かくかくしかじか・・・」と来意を告げると、 「その様な伐採等を担当する者を呼びますから、 暫くお待ち下さい」となった。 待つこと3分ほどで中年の男性職員が現れた。頂戴した名刺の肩書には「大町サービスステーション・司令長」の肩書がありました。 手には宅配便の車に積まれている地図帳風な物がありました。 そして僕が申し出た場所の確認から話は始まりました。 その地図、 等高線の入った地図に電柱一本一本が識別番号と共に記載されている地図帳でした。

 話を聞いていただいた上で、以下の話が有りました。

1. 伐採の必要性を確認するため、 現地調査の人を派遣する。

2. その樹木の生えている土地が別の人の所有だった場合、
   土地の所有者を調べて許可を求める必要がある。

3. 伐採の必要性を認め、 樹木の所有者の了解がえられたとしても、
   優先順序に応じて処理して行くので、 すぐ伐採出来る訳では無い。


 営業所を後にし、 食材などの購入や図書館への立ち寄りなどを済ませて山荘に戻ってみると、 薪作りなどの作業に来ていたショージ君が

「田中さん、 中電の人が来てね、 見て行って呉れただよ」
「電線に触って居る方の樹はね、 オラが伐れるなら伐っても良いってさ」
「伐るときの注意も聞いたから、 オラが後で切ることにした」
「もう一本の方はね、 当面伐る必要は無いそうだよ」

そんな話を聞かせて呉れました。

 まあ電線に触っている方は 「樹幹も細く、 根本から切断して倒れていく過程で電線を擦って落下したとしても電線に悪影響は無い」 そんな判断をしたのでしょうね。 「伐る方は薪の材料が手に入る」、 「電力会社側は伐る手間が省ける」そんな双方のメリットを頭に浮かべての話のまとまりっだったのでしょう。
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