花粉症とゴミ林

2013-04-19 10:09:58 | タナカ君的日常
 「ゴミ屋敷」そんな表現があるけれど、 人の住んでいない山の中の植林地帯の林も「ゴミ林」と呼びたくなる状態であったりする。 ゴミ屋敷のほうは近所迷惑だと言う事で、時々マスコミに取り上げられる事があるけれど、 ゴミ林がマスコミに取り上げられる事は少ない。 迷惑の程度で言えばヒノキや杉のゴミ林の方がべらぼうに広範囲の人々に「花粉症」の形で悪影響を及ぼしているんだけどね。

 それで今日は先日の坪山登山コースの山腹にあった手入れの悪い桧の植林地の様子をお届けしましょう。

 Top写真のあたりは登山道が尾根に付けられ、南側斜面一帯に桧が植えられていて、北側斜面は自然林(昔は炭焼の原料にした様な樹木だったりするから、完全な意味での自然林では無く、「落葉樹の林」と言うべきか)、見れば判る様に過密な植林地の右側は林中に差し込む陽光が少なく暗い世界となっています。 まあこれは左側の落葉樹林帯の明るさとの対比ではあるのですがね。


 その暗い林の中にカメラを向ければ、小枝もハッキリ見えてきます。 しかし間伐されずに密集した細い幹の群れと、その枝打ちされないまま放置された状態は「無残」の一言。 こんな状態だもの桧だって杉だってもっと良い場所に子孫を増やそうと考えて種子の増産のために「花粉をしゃかりきになって飛ばすんじゃないか?」そう思ってしまいますよ。

 
コメント

坪山登山・ひかげつつじ見物

2013-04-18 07:14:13 | 国内旅行と山歩き
 「山渓」にひかげつつじの山として紹介されていた山梨県上野原市にある坪山(1103m)に興味を持った山仲間に誘われて、そこに登って花を見物して来た。 なんだか「花の時期には登山口に近い駐車スペースは満車になって車の置き場所に困る」そんな情報も有るらしく、 リーダーからは駐車スペースに空きがあるうちに到着したいからと、中央道・藤野PAで06:30待ち合わせの計画書が送られて来た。 それに間に合わせるべく、5時起きして朝食を急いで食べて、 国立府中ICから高速に乗って、集合場所に向かいました。

 上野原市の観光案内を載せたWEBサイトでは坪山のひかげつつじの花時期は4月上旬から5月上旬と紹介されていますけど、 今年は既に4月中旬にして、ひかげつつじの花の多くは盛りを過ぎつつありました。 掲載した写真は状態の良い場所の花の様子です。 この淡黄色のツツジの花を見るためにえっちらおっちら2時間近く山道を登る価値があるか? まあ、それは個人の好みの問題ですね。 僕の感覚では、「見た!」それだけです。 しかし、イワウチワの花も今を盛りと咲いていましたし、 登り2時間、下り2時間の軽い山にしては楽しめました。


 それよりも坪山山頂から観光施設の「びりゅう館」に向かう下山ルートの途中で南側の尾根筋直下の斜面で咲き誇っていた桜や淡い緑や茶色っぽい色、そんな多彩な若葉の色の眺めが一番気に入りました。

[ 実施日 ] 4月17日

[ 参加者 ] いつもの5人。 [ 天候 ] 薄曇り。

[ コースタイム ]
登山コースやルート図などはWEBで”坪山” ”ひかげつつじ”をキーワードにして検索すればゴロゴロヒットします。
それを参考にして下さい。 大雑把な位置は奥多摩の三頭山の南の方角、上野原から小菅に抜ける道のどんずまりの地区にあります。 

06:30 藤野PA 集合、 06:50 出発 上野原IC を降りて西原に向かう。
07:30 羽置の里・びりゅう館(下山地点)の駐車場に1台残置。
07:40 八ツ田バス停手前の駐車スペース(川の傍ら)に駐車。 直ぐに川を渡り、登山道に入り、坪山西ルートに向かう。

 ツツジといわうちわの花は標高850m程のあたりから山頂にかけての登山路脇に見られました。 登山口の公衆便所に入り、その間に西ルートで先行したメンバーを追いかけたF君は間違えて独り東ルートに入り、そのまま山頂まで達したが、東ルートは咲く花が少なかったと言う。

09:30 坪山山頂。 15分ほど休憩(遅れて到着した僕は休憩無し)。
 
10:20~10:50 995mピークの先で昼食休憩。
12:15 びりゅう館に無事に下山。 そこの食堂で再度蕎麦の昼食を摂る。

 鶴峠を経て小菅に抜け、小菅の湯に入浴し解散 15:15 。
17:15 帰宅。

 万歩計を腰にしたメンバーの計数値は1万3千歩程度でした。
コメント

遅い結婚

2013-04-16 07:18:22 | タナカ君的日常
 実質的な結婚生活は1年前に始めていたと言う甥っ子、 2月に婚姻届を出し、 つい先日、彼の実家(群馬県)周辺に暮らす親戚に集まってもらってお披露目が行われた。

 その席は最初は小規模な場が予定されていたのだが、 嫁さん側の兄弟も「そんな席が設けられるならば出席したい」と話が拡がり、神奈川や東京に暮らす彼女の兄弟3家族は高校生程度になった子供達も引き連れて、大勢で出席してくれたので賑やかな宴席となりました。

 38歳の甥とそれより少し年上だと聞く嫁さん、普通の結婚式はしてないみたいです。 そんな少し遅目のカップルだって、「結婚生活を始めたお嫁さんにしてみれば、花嫁衣裳を身に付ける式を望んでいたりするんじゃないのか?」 そんな風にも考えるけれど、 「寿司屋で宴席を設けて親族にお披露目する」そんなのも有りだよな・・・ と想える場になりました。

 頂いた挨拶状に見られる手慣れたしっかりした書き文字、 話をしても気が張らないし、 甥っ子は良い伴侶を見つけました。

 遅めの結婚と言えば、僕の弟も遅かった。 何しろ50歳過ぎての初婚でしたから、 相手の方とは20代の頃から付き合っていたらしいのに、 何故か結婚せずにいて、一緒に生活すると決めたのが50歳を過ぎてからになってしまった。 こっちは結婚式はおろか公式に親戚集めてのお披露目もしていない。 「チョー遅すぎ!!」 そう感じる結婚生活を始めたけど、 なんだか仲良く暮らして居る様だから、 それで良しですよね。
コメント

お裾分けの連鎖

2013-04-15 11:58:54 | タナカ君的日常
 タラの芽を昨夕届けたNさんが我が家に今朝やって来て「これ、昨日採ってきた蕗だけど、食べてみてよ」、「春の蕗は香りが良くて美味いんだ!」そう言って2包のそれを置いて行ってくれた。 その半分は「囲碁の師匠の家に持って行って」そういう意味も含めての2包だったのだ。

 そこで小分けした蕗を持って自転車に乗って出かけました。 そしたら師匠はお留守の様子、玄関ブザーを押しても応答が無い、駐車スペースには車も停まっていない。 そこから200mも離れていない近くに知り合いの家があるので寄ってみたが、そのお宅も玄関脇の車置き場が空っぽで、ブザースイッチを押しても反応が無かった。

 そこで、もうひと踏ん張り。 更に数百m先で独居生活している囲碁クラブの長老の家を訪れて、 「どうやって食べたら良いのかな?」そんな質問受けながら、 めでたく蕗を手渡した。 そしたら「チョット待って」そう言って奥に引っ込み、クッキーの入った箱を持って来て、 その中から何個か掴んで手渡してくれたのだ。

 義弟から貰ったタラの芽を出だしに


タラの芽
 >>  >> クッキー


 そんな連鎖が出来ました。


 これらを、お腹の中に入れて、明日の朝あたりにタラの芽・蕗・クッキー成分が含まれたウンコを便所に届けると、そこでお裾分けの連鎖は終了です。
コメント

タラの芽2013初物

2013-04-14 20:38:48 | タナカ君的日常
 甥っ子の結婚披露宴があったので高崎まで日帰りで行って来た。 その時に山菜採りの師匠である義弟に出会い 「兄貴、昨日山に行ったらタラッペが採れたんでさ、ちっとんべーだけど持って行って食べてくんない!」そう言われて、新聞紙の一包を手渡された。


 長いの短いの、手頃な太さの物やヒョロッコイの、取り混ざったそれを竹のざるに並べて写真を撮りました。

 今年は桜の花が咲き出したのも例年になく早かったけれど、 山菜のタラの芽が出る時期も桜の開花同様に早まっているってことですね。 我が家の夫婦2人だけでは1回で食べきれない分量だし、保存して置くと言っても限度があるので囲碁仲間で山菜採りが好きなNさんの家に半分届けて来た。 
コメント

買い物の行列

2013-04-13 21:17:40 | タナカ君的日常
 村上春樹氏が新刊を出して、書店でそれを購入する人の列が出来ている様子をTVで報道していました。 本を読むことに抵抗感が無いどころか 「どちらかと言えば本は好き!」そういって良い僕だけど、 彼の著作は今だかって読んだことが無い、 どんな感じの文章を書く人なのか興味があるから、 近いうちに図書館でパラパラめくりしてみるか・・・ そうは想うけれど、 新刊が出るからと言って行列して買うほどの気持ちは起きてこない。

 そう言えば行列して物を買う、 そんな経験は最近では大震災後の車のガソリン補給、 随分昔の話しではドラクエⅢなどのRPGに熱中していた頃、 その中間あたりでは大型電気店で数量限定特別価格で売り出しのチラシ広告が入った日に欲しい品物を購入するために開店3時間前から並んだ事くらいだな。
コメント

課長の家の下宿人

2013-04-12 09:47:53 | サラリーマン人生
 昨日の記事の冒頭に今迄移り住んだ家の事を書いたけど、 就職して最初の頃は短期間の内に引越しを繰り返しています。 その中での最大の想い出は、立川の貸家を世話してくれた課長の家の下宿人になったこと。 寮生活は3ヶ月で打ち切られ、その後は同期の新入社員3人で今風の言葉で言えば「シェアハウス」生活を始めたのだが、数ヶ月でそれも終わった。 他の2人がそこを出て一人生活を始める事にしたのだ。 その理由は今では正確に思い出せないのだが、2間に台所の付いた貸家での3人共同生活に嫌気が差してきたのか?

 同居人だった他の2人が出て行くと決めると、それは当然僕にも話があったのだが、 その借家を借りる時に、その労をとってくれ、 住んだ後も僕達から家賃を取りまとめて大家さんに届ける、 そんなことまでやってくれていた課長の奥さんにも話は伝わった。 借りていた家の家賃は当時で5千円ほどだったかと思うが、 就職1年めの僕達の月給は1万円弱、 だから独りでその借家に住み続けるのは経済的に困難なのは目に見えていた、 僕は「2人が出て行ったら、これからどうしよう?」そんな事を思い悩みはじめたのですが・・・

 「タナカさん、家に下宿しなさい、独りであそこの家賃払えないでしょうから」課長の奥さんからそんな申し出があったのです。

 課長の家での下宿生活、 それはどんな事になるのか? 
 続く・・・ にして置きます。 
コメント

家を売りに出しているのだが

2013-04-11 21:41:26 | タナカ君的日常
 住んだ場所  期間(うろ覚えで、かなり大雑把)
1 高崎  : 18年 生家
2 小平  :  3ヶ月 寮
3 立川  :  5ヶ月 借家・同期入社3人でシェア
4 立川  :  2年 間借り
5 小金井 : 12年 4畳半一間アパート
6 中野  :  1年 6畳+台所(結婚)
7 立川  : 11年 中古マンション購入
8 立川  : 24年 中古再購入

 この7番目に住んだ中古マンションは短期間、 他人に貸したりしたことはあった物の長い間放ったらかしてあったのだ。

 そいつを3月に入ってから仲介業者に依頼して売りに出すことにした。 しかし1ヶ月近く経過したけれど、一度も引き合い(見物客)無し、 今度の週末に初めて見たいと言う客を連れて来るらしいのだが、 どうなることやら。 そんな事で今日は開け閉めの時にキーキー音がするガラスサッシの戸車部分にシリコン系の潤滑剤を吹きつけて来た。
コメント

キビナゴの釘煮

2013-04-09 07:01:02 | タナカ君的日常
 3月中旬に囲碁仲間から「これ美味しいですから食べてみて!」そう言って渡されたコウナゴの佃煮みたいな物が入ったビニールの小袋。 早速家でいただくと山椒の香りが口の中に広がり、噛んだ時の食感、確かに美味しいものだった。 ご飯のおかずとしても良かったけれど、 酒のつまみにも最高です。 

 渡された時に聞いた名前は「キビナゴの釘煮」、我が家にもその時に乾燥したやや塩味のするコウナゴの在庫が沢山あったので真似して作ってみた。 しかし出来上がった物の色とツヤ、味と食感は頂いた「釘煮」のそれとは似て非なるものになりました。

 そこで、「真似してコウナゴで作ってみたけど、味がぜんぜん違っちゃったよ、レシピを教えて」小分けしたコウナゴの袋を渡しながら、Nさんに頼んで見た。 そしたら「あれは明石の親戚から送って来てくれた物、家の女房じゃ判らないかもしれないけど聞いてみる」そう言われました。 その翌日に会うと 「タナカさん、レシピ持って来た」、「でも生の”キビナゴ”って魚で作るらしいよ、だから同じ様に作るの難しいってさ」そう言ってワープロで打って印刷したレシピを渡してくれた。 その他に釘煮の歴史を紹介したページのコピーや 「少ししか無いけれど・・・」そう言いながら、先日と同じ釘煮の現物も。

 キビナゴ漁の最盛期だと言う来年の3月、生のキビナゴを手に入れて”釘煮”つくりにトライして見ようと思います。 そのためには今年、これからどこかの山で山椒に出会ったら実を摘んで来て、来年まで冷凍保存することも考えなくちゃならないね。
コメント

巨大地震を体験出来る世代は?

2013-04-08 09:46:21 | タナカ君的日常
 この所、NHKの特集番組「メガクエーク」の放映が有る時は見ているが、昨晩のトピックスは「活断層」だった。 そこで紹介されていたのが関東地域では「立川断層帯」なにやら南の端が立川市でそこから北に向かって埼玉県に伸びているそうだ。 昔だったらこの地域、桑畑や茶畑、雑木林が広がっていて、 乾燥した冷たい季節風の吹く時期には朦々と茶色い砂塵が巻き起こる場所だったから、 地震で地面が少々ずれたって被害の程度はしれていたはず。 しかし今じゃ東京近郊の住宅地、 はては工場団地などが広がる地域に変身していて、 高架のモノレール路線もあったりする。 それに反比例して砂塵を巻き上げる元だった農地の比率はとても小さくなっている。 まあその断層帯の冠名を付けられた立川付近に住んでいる僕はと言えば「巨大地震君、来るならきてよ、待ってるからさ・・・」の気分ですけど。

 番組の中の地震の研究者は過去の地震の痕跡を調べたり、 地震波を収集して地下の様子をグラフィック表示して見せているのがせいぜいのところ。 地中に何か仕掛けして、巨大地震の元になる地殻の歪を小さい内に解消出来する研究なんて面白そうだけど、 そんな事やっている人はいないのかな?

 今の研究の進み方や地震発生メカニズムの知見を見聞きするにつけ、 天気予報並に「明日の午前中に発生する地震は震度5強」そんな見込みはまず無さそう。 もし予知出来る様になった場合、社会全体はどんな対応を取る事にするのか? 巨大地震の発生が見込まれた場合に備えて、 家庭では直火を使った調理を控えたり、 食料品の備蓄を行うのか? 震災予定地域から外部への避難が想定されるとして、震災発生時に交通規制を掛ける事になっている幹線道路の通行規制はどうするのか? 翌日の学校は休校にするのか? 新幹線の脱線事故を防ぐためにはスピードを時速を何km以下に規制したら安全を確保できるのか? こんな風に精度良く地震予知が出来るとした場合に備えて準備して置くべき行動基準は多々ありますが、 そんな時代はなかなか来ないだろうから、 何も準備することはないかな。


 ところで今年四月にネクタイもどきの付いたスーツ姿で保育園の入園式に臨んだ孫は1歳10ケ月。 なんだか小学校の入学式とタイトル付けても似合いそうな顔つきになり始めた。 彼が成長するぶん、僕は年老いて、 普通に考えると10年もすればこの世とおさらば。 その間に巨大地震を体験出来るか? 冥土の土産に体験したい気持ちは強い。 これから80年近く生きるであろう孫の世代ならそれを体験出来るのか? そんな馬鹿げた事を考えてみたりしている。
コメント