ユリの木の汚れた葉っぱ

　明るい青空をバックにしてユリの木の葉っぱが見える位置に立つと、　葉脈が透けて見えます。　しかし写真のなかの左側の葉っぱは葉脈が黒く見え、右側のそれは薄い黄緑色に見えてますね。

　毎日の様にこの樹の下を通りかかる僕にはその理由が分かります。　６月初旬に盛んに樹液を吹き出していた葉っぱが汚れているのです。　その後の空梅雨気味の天候では駐車場の車の窓ガラスにも大気中の塵埃が薄く積もる時がありました。　そんな時にはユリの木の葉っぱにも汚れ物質が降り積もった事でしょう。　葉の葉脈に沿って吹き出していた”べたつく甘い樹液”は接着剤代わりになってそれをくっつけてしまったと言う訳です。

　もう一方の汚れのない葉は他の葉が盛んに樹液を出していた頃には未だ幼くて小さな葉っぱだったために、　樹液を出すことが無かったた。　それで同じように降り積もった塵埃を接着固定することなく、　「雨降りの日には洗い流す事が出来て、綺麗な表面を維持出来ていたのだ」　そう思っています。

　しかし、汚れた方の葉っぱは呼吸するのに苦しく無いのかな？　気孔は大半は葉脈から離れた場所にあって、問題は無いのだろうか？

囲碁だって心技体

　相撲だとか柔道だとかスポーツ系の物事には「心技体」の言葉が使われています。　でもそれはスポーツに限った話では無くて囲碁みたいなゲームにだってそれはあるのです。　最初の頃は「技」にまつわる書籍の購入に走りました。　それは２千円程度で手っ取り早く購入出来るからというのがメインの理由がですがね。

　でも上級者と対戦していて感じますが、　「盤上の何処に石を打ったら効果的か？」そんな着手について長く集中して考えるには「体」の体力と気力がないと出来ません。

　読みに関して言えば自分の都合が良くなるように相手が打ってくるだろうと思い込む「勝手読み」も生じますが、これは「心」の内でしょうか。

　月末からはヤナバの山荘で避暑生活をさせてもらいますけれど、　写真の棋書の中の何冊かを持って行き、　じっくり石を並べてみたいと思っています。

　

熱中症で死亡

　この２・３日は暑さが押さえられて、夜もなんとか眠れるようになって大助かりしています。　その前まで、とんでもない暑さが続いていてTVニュースにも「熱中症で緊急搬送人数」や「熱中症で孤独死」そんな話題に関係する数字が画面に表示されていましたね。

　またそれを伝える各局のアナウンサーは判で押したように「水分の摂取」や「クーラーの適切な使用」みたいなコメントを述べていたが、　それは「クーラーを使用していれば死なずに済んだのに・・・」そんな文脈の中で語られているのだが、　「７０～８０歳まで生きた老人が死ぬのに何の不都合があるんだ？」と常々思っている僕なんか、　「熱中症で死亡するのは、雪山で低体温症に陥って死亡する時と同じ様に、長患いすることなく、短時日で片付く楽な死に方」、「わざわざ雪山に出かけて行かなくても、家で死ねる」良い方法と思ったりしています。

　ただ暑いさなかに死亡して、数日間も発見されないでいたら、　とんでもない悪臭を放つ状態になるかもしれないから、　「それはちょっとまずい」みたいな事を考えたり、　「クーラーを使えとアナウンサーに口走らせるTV局は原発を再稼働させたい電力会社に肩入れしてるんじゃね～だろうな？」と考えたり、　クーラー使わずに熱中症で死ぬことは、原発を再稼働させないと冷房需要の電力が不足すると言われて居る世の中のために少しは貢献した死に方でもあるなと考えたりしているのです。　　　

家の中で失せ物捜索

　先月中旬のこと、売却する家の中に置かれた古本や書類やゴミみたいな物を片付けるなかで、何がしかの現金やトラベラーズチェックを発見して喜んでいたのです。　ところが今になって、見つけたはずのトラベラーズチェックの行方がわからなくなってしまいました。　何しろダンボール箱に詰めて保管していた多量のゴミもどきの品物の大半は清掃工場に持って行って処分したのですが、　つい捨てがたく感じる物もそれなりの分量がありました。

　そんなことを見込んで、近所の倉庫会社から物置スペースも借りておきましたから、一部はそちらに持ち込み保管しましたが、　大半は僕の部屋に保管したのです。　「部屋に保管」と言っても、押入れや天袋の空きスペースだけでは収納スペースが足りません。　そこで黄色い色した野菜収穫用のプラスチックコンテナ８個を用意して、敷き布団を敷くスペースに並べ、さらにその上に分厚い板を載せて、収納箱付きのベッドもどきを作りました。　そして捨てられない品物をその中に未整理のまま放り込んでおいたのです。

　そして、来週出かける旅行で、　見つけたはずのトラベラーズチェックを使おうと思っていたのに、　未整理状態の収納品の何処かに紛れ込んでしまって見つかりません。　そこで昨日は朝食後から押入れ、天袋に押し込んだダンボール箱、ベッド下の収納ケース、　あらゆる所の収納物リストを作る形をとりながらの大捜索作戦を実行しました。　目的の品物は夕方に無事に発見出来ました。　何しろ額面総額で８００＄でしたから、かなり真剣な捜索作業でしたよ。

GPSの点検

　来週の今頃は長袖のシャツを着て、涼しいカムチャッカの景色の中をうろついている予定です。　うろつくと言ってもガイドさんが付くツアーだから迷子になる心配も何も無いのだけれど、　まる一日オプショナルツアーが設定されている日があって、　追加費用の発生するそんなツアーに参加しないと昼飯も晩飯も自分たちで食べなくてはならないのですが、　申し込みをせずに自分たちだけで１日を過ごすことを選びました。

　そんな時に頼りになるのが登山にも使っているGPSです。　空港から宿へ、そして宿から車で移動して目的地へ、　GPSはそんな移動したルートの記録を残せます。　GPSに周辺の地図が搭載されていなくても自分たちが辿った軌跡を画面に表示させれば何処に居るか不安を感じることはありません。　なのに暫く前からその軌跡（Track Log）が表示されなくなっていたのです。


　そこで今朝はGPSの点検をしました。

１．　内蔵されているμSDメモリーの空きスペースを確認。
　　　　200件近いTrack Logデータが格納されていましたが、
　　　２Ｇバイトの容量の内1.5ギガバイトほど空きがあります。
　　　だから、メモリースペースの問題とは思えません。

２．　GPSの取説が見当たらないので、GARMINのサイトから取説をDL。

３．　Track Logを取る設定方法を確認。

　なーんだ！　Track Log　の設定ラジオボタンの[OFF]が選択されていました。　これが原因です。

　[ON]を選択して、　自転車に乗って近所をぐるりと一周して様子をみました。　動作はOKです。

　しかし「何時　OFFになったんだろう？」自分で操作した記憶がありません。
　

カッコウの連続鳴き

　夜明けと同時に鳴き出す鳥達、　その中にカッコウの鳴き声が混じります。「カッコー！」「カッコー！」「カッコー！」とね。　その鳴き方が変だとおもって「　吃るカッコー　」のタイトルで記事を書いたのは２年前のことだった。　我が家の周辺を縄張りにして飛び回る今年のカッコーは吃りが少ないのだけれど、　妙に連続的に鳴く回数の多さに気が行ってしまいます。

　バイクの音がして新聞を玄関の郵便受けに押しこむ音が聞こえるのは３時半前後でその頃はまだ暗い。　そして明るさを感じ始める４時頃には一斉に鳥達がさえずりはじめるのです。　「カッコー！」「カッコー！」の２声目あたりから、　寝床に横たわったままの姿勢で僕の指が反応し始めます。　そうです指折り数え始めるのです。

　連続鳴きを気にし始めると　「今の鳴き方は連続的だったか？」、「途切れたんじゃないか？」と思うこと無きにしもあらずですが、　「指折りのテンポの方が鳴き声よりも一瞬早まったか？」と感じられる程度（多分１秒以内）のズレは「連続鳴き」としてカウントしてみることにしています。

　そして、　今までの最高連続鳴き回数は４７回です。　この連続鳴きの回数が多く出るのは明け方ですね。　昼間の時間帯は回数が随分少なくなって、　時に３声なんて時もある。　でもそのくらいの方が当たり前に「ああ、カッコウが鳴いている」と落ち着いて聴いていられますよ、　あまりに長く鳴いていると「あいつ何回鳴くんだろう？」そんな事が気になって指折り数える事になってしまいますからね。

参院選・期日前投票

　　夕方５時頃に結構な量の雨が降って、　雨が止んだ後には涼しく感じる風が吹いてくれて、　久しぶりに外を歩くのも快適な気温になりました。それで夕食後に期日前投票の会場に出かけ、　２１日の選挙当日には遊びに出かける予定があるので、　投票事由欄の「旅行　レジャー等外出」に丸印をつけての期日前投票です。

　「民主党には投票しない」、でも与党を組んでいる自民党と公明党にも投票しない。　それで選択肢が狭まるなら苦労しないけど、　どこの誰に投票したら気持ちがスッキリするのか皆目見当がつかないほど沢山の政党と立候補者がぞろぞろしている選挙です。　多くの皆さんも誰を選ぶべきか悩みは多いでしょうが、　とにかく投票所に足を運びましょうよ！！

扶養親族等申告書の未提出で

　年金生活に入って早４年、　2013年に入ってから２ヶ月に一度支給される金額が昨年支給されていた金額に対して大幅に目減りした。　その目減り分は月額に換算すると２万円強になっている。

　年の初めに送られて来た２月支給に関するお知らせハガキで、総支給額の何がしかの減額や「震災復興特別ナンタラ」とか、などの文字が並んでるのを見てはいたけれど、　なぜか勝手に「昨年度内の最終支給回だけについての一時的な減額」　そう勝手に思い込んでいたのです。　ところが４月と６月の支給分でも大きく目減りした金額が振り込まれて来ました。

　７月に入ってから転居届を市役所に提出して、　その後運転免許、車の任意保険、JAF会員、銀行や証券会社、諸々の関係先にも住所変更の手続きを進めて来ました。　そして最後に年金も　「住所変更の手続きが必要か？」　そう思って立川駅近くの「年金街角相談室」を訪れてみまたのです。　ついでに大幅な支給額減の内訳も聞いてみたいそんな気持ちもあってのことです。　そしたら朝の連続ドラマ「あまちゃん」で流行りの表現を使うと「ジェジェ！！」な理由が判りました。

　「妻には年金の他に収入があって、扶養控除は受けられない」　だから「扶養親族等申告書」なんか提出しなくたって何も関係無いだろう。　そう勝手に判断して、僕は昨年の１１月末までに提出すべき「扶養親族等申告書」のハガキを返送しませんでした。　その結果、年金から差し引かれる所得税の金額を算出する際に使われる基礎控除等もろもろの控除が全くのゼロ状態で計算され「多額の所得税が年金から源泉徴収されていると判明しました。

　とにかく年金からの源泉徴収される所得税額、　最終的には寄付控除や火災保険等の控除は確定申告で行うにしても、　基礎控除、身体障害など基本的な控除を受けるには「扶養親族等申告書」の提出が必要だったのです。

　遅ればせながら書類を提出すればこの問題は解決すると教えて貰いましたので提出しときました。　「取り過ぎた分の戻しは８月の支給日には間に合わず、１０月以降の精算になるだろう」との話ですが、とりあえず一件落着です。





　

酒の摘みに月下美人

　咲き終わった月下美人を頂いて、冷蔵庫に一晩保管しておいた物を酢の物風にして昨日の夕食前のビールの摘みにいただきました。

　調理したのは妻。　茎は適当なサイズに包丁でぶつ切りに、　白い花びらの部分は付け根付近に包丁を入れてから１枚１枚むしりとってバラバラにしたのだとか。　それを沸騰した鍋の湯の中にぶち込んで、ほんの短時間茹でてから、　冷水に晒して冷まして皿に盛って、ポン酢を適量振りかけて出来上がりました。　

　皿の中の液体の色が淡いピンク色してますが、それは花びらを取り巻いて細く尖った形状のガク（？）部分の、ほんのりした紅茶色や茎の部分から出た色素によるものと思われます。

　皿の中から、こわごわと箸で摘まんで口に運んでみました。　花びらはシャクシャクした歯ざわりで、　箸で摘まんで持ち上げる時には透明なねばーっとした糸を引いて来ました。　この粘りは包丁で切り分けている時から感じたそうですよ。　Top写真でもその透明な糸を引いた様子が見えるでしょうか。　そのネバネバのために、沼などの水中から採れるジュンサイを食べている様な食感でもありました。

　酒の摘みとして点数つけるとしたら、高得点を付けても良いです。
　月下美人の酢の物、　酒の摘みとして、なかなかイケました。

月下美人は食べ物ですか？

　一夜だけ花を開く月下美人、　妻は友だちから「花が咲くときに呼んであげる」そんな約束をして貰っていた様だ。　朝食前にその友だちから「咲いて、しぼんじゃったのよ」「でも咲き終わった姿を見せてあげる」「これから届けるから」と電話連絡があって・・・　　朝食中に届けられたのが写真の白い閉じている花のつぼみ。　玄関先の受け答えをそれとなく聞いていると、その花の食し方のレシピの伝授を受けているらしい。

　持って来てくれた月下美人はカタクリの花の様に逆Ｕの字状の柄から大ぶりの白い花がぶら下がっている。　計ってみるとつぼみの白い部分の直径がおよそ５ｃｍほどでした。　逆Ｕの字の柄の部分を２０ｃｍほど残して切り離した状態で届けてくれました。

　写真を撮るのに自立させたいけれど、何か細工をしないとそれは無理。　そこで直径が１０mmほどもある柄の部分に針金を挿入して立たせました。　そんなこんなで撮影準備に手間取っていると「あなた、写真を撮り終わったら冷蔵庫に入れて保管しておいて下さいね！！」と言い残して農作業ボランティアへと妻は出かけて行った。

　昼前に熱いさなかの農作業を終えて帰宅した妻、　食卓の上に針金を突っ込まれて立ち姿している月下美人を見て「なんであなたは自分のやりたい事だけやって、私が頼んだ事はちゃんとやってくれないの？！」と怒りの言葉。　「冷蔵庫に入れておいて！」と頼んで置いたのに　「傷んで食べられなくなっちゃうじゃないの！！」と怒りの言葉は続きました。