今朝もクマゼミがうるさいだけで、鳥見は変わらない。
東外堀を2羽のツバメが低く飛んで、時々水面にタッチ。飲水か水浴か。始めは赤褐色が見えたように思えた。
一瞬、これはとリュックを下してカメラを出そうかと!
コシアカツバメなら、2002年に1度だけ観察したことのある珍鳥。
しかし、今回は、ただツバメだった。
アオサギ、カルガモ、カワウ、シジュウカラ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
これまで、観察記録の一環として写真撮影も続けてきた。
昔の分はポジフィルム、デジタル分は外付けハードディスクに記録している。
その中から、気に入ったものや思いのあるものなどは、2Lサイズにプリントして、ファイルに保存している。
そのうえ、プリントした写真すべてに、その時の思いや、感情や、もろもろを書いている。
感激や興奮や喜びは、時とともに薄れる。やがて忘れる。悲しいけれど事実。
そのため、文章にして残している。それが今では700件近くにも。
第二寝屋川でカワウを見ながら思った。
今は冬期だけでなく、一年中見られる鳥。誰も振り向かないカワウ。私も 「カワウか」 としか。
始めての時の感激を忘れかけている。
久しぶりに例のファイルの中から、カワウの最初のページを開いてみた。
その時の思いが一気に頭の中を巡った。そうだった!!!
■ カワウ 1996.1.1 南外堀
12月29日早朝、小雨の振るなか南外堀でカモのカウント中にカワウが着水。急いで車に駆け戻りカメラを取り出す。心臓の鼓動が激しく胸が苦しい。最近こんな一生懸命走ったことがない。体力の低下を感じる。
その時、一段と雨足が強くなってくる。無情。眼鏡が水滴で曇りよく見えない。カメラにも雨。15分ほどで飛び去る。無念。
翌日早朝、上空を4羽のカワウが飛翔。南外堀の上を旋回して南に飛び去る。高度からすると南外堀から飛び立った様子。
正月の三が日は、カワウに賭けることにする。3日間の間で何とか撮影を成功させたい。 やって来る可能性は十分あると自分に言い聞かせる。
元日5時過ぎ目が覚める。窓の外を見ると、いまだ夜は明けず真っ暗、しかし雨は降っていない。しばらく床の中でまどろみながらカワウを夢見る。
6時半起床、朝食。7時南外堀に到着。午後から来る可能性は低いと思われる。午前中が勝負だろう。
7時半カワウ現れ低く飛ぶ。降りてくれと心の中で祈りながら目で追う。カワウ着水。暗くて露出が厳しいうえ距離も遠い。前回の行動から、こちらの方向に来ると予測し、追いかけずに植え込みに体を隠して待つ。
カワウは潜水を繰り返しながら徐々に近づいてくるが、距離は約100m。逆光の水面が輝く。狙いを波紋にカワウのシルエットに変える。
十数枚シャッターを切るが条件は非常に悪い。もう少し明るくなってくれ。しかし願い空しくカワウ飛び立つ。双眼鏡の中でカワウが小さくなっていく。今しばらくいてほしかった。ああ残念辛い悔しい。
風が出てきて寒い。芯から冷える。カメラの前を行ったり来たりして体を温めながら待つ。
1時間、2時間。冷える。冷える。体が冷える。
突然目の前をカワウが飛翔通過し着水。20cmを超える魚を飲み込む。日も昇って条件は完璧。
カワウの動きに合わせて移動しながら撮影を続ける。ファインダーの中でカワウと目が合う。約100枚ほど興奮して撮影。成功。
カワウ飛び立つ。小さくなっていくカワウに心に中で手を振りながら見送る。緊張感から一気に開放される。その場に座り込んで煙草を吸う。うまい。
東外堀を2羽のツバメが低く飛んで、時々水面にタッチ。飲水か水浴か。始めは赤褐色が見えたように思えた。
一瞬、これはとリュックを下してカメラを出そうかと!
コシアカツバメなら、2002年に1度だけ観察したことのある珍鳥。
しかし、今回は、ただツバメだった。
アオサギ、カルガモ、カワウ、シジュウカラ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
これまで、観察記録の一環として写真撮影も続けてきた。
昔の分はポジフィルム、デジタル分は外付けハードディスクに記録している。
その中から、気に入ったものや思いのあるものなどは、2Lサイズにプリントして、ファイルに保存している。
そのうえ、プリントした写真すべてに、その時の思いや、感情や、もろもろを書いている。
感激や興奮や喜びは、時とともに薄れる。やがて忘れる。悲しいけれど事実。
そのため、文章にして残している。それが今では700件近くにも。
第二寝屋川でカワウを見ながら思った。
今は冬期だけでなく、一年中見られる鳥。誰も振り向かないカワウ。私も 「カワウか」 としか。
始めての時の感激を忘れかけている。
久しぶりに例のファイルの中から、カワウの最初のページを開いてみた。
その時の思いが一気に頭の中を巡った。そうだった!!!
■ カワウ 1996.1.1 南外堀
12月29日早朝、小雨の振るなか南外堀でカモのカウント中にカワウが着水。急いで車に駆け戻りカメラを取り出す。心臓の鼓動が激しく胸が苦しい。最近こんな一生懸命走ったことがない。体力の低下を感じる。
その時、一段と雨足が強くなってくる。無情。眼鏡が水滴で曇りよく見えない。カメラにも雨。15分ほどで飛び去る。無念。
翌日早朝、上空を4羽のカワウが飛翔。南外堀の上を旋回して南に飛び去る。高度からすると南外堀から飛び立った様子。
正月の三が日は、カワウに賭けることにする。3日間の間で何とか撮影を成功させたい。 やって来る可能性は十分あると自分に言い聞かせる。
元日5時過ぎ目が覚める。窓の外を見ると、いまだ夜は明けず真っ暗、しかし雨は降っていない。しばらく床の中でまどろみながらカワウを夢見る。
6時半起床、朝食。7時南外堀に到着。午後から来る可能性は低いと思われる。午前中が勝負だろう。
7時半カワウ現れ低く飛ぶ。降りてくれと心の中で祈りながら目で追う。カワウ着水。暗くて露出が厳しいうえ距離も遠い。前回の行動から、こちらの方向に来ると予測し、追いかけずに植え込みに体を隠して待つ。
カワウは潜水を繰り返しながら徐々に近づいてくるが、距離は約100m。逆光の水面が輝く。狙いを波紋にカワウのシルエットに変える。
十数枚シャッターを切るが条件は非常に悪い。もう少し明るくなってくれ。しかし願い空しくカワウ飛び立つ。双眼鏡の中でカワウが小さくなっていく。今しばらくいてほしかった。ああ残念辛い悔しい。
風が出てきて寒い。芯から冷える。カメラの前を行ったり来たりして体を温めながら待つ。
1時間、2時間。冷える。冷える。体が冷える。
突然目の前をカワウが飛翔通過し着水。20cmを超える魚を飲み込む。日も昇って条件は完璧。
カワウの動きに合わせて移動しながら撮影を続ける。ファインダーの中でカワウと目が合う。約100枚ほど興奮して撮影。成功。
カワウ飛び立つ。小さくなっていくカワウに心に中で手を振りながら見送る。緊張感から一気に開放される。その場に座り込んで煙草を吸う。うまい。