あけまして おめでとう ございます。
旧年中は大変お世話になりました。ありがとうございました。
本年もよろしくご指導お願いいたします。
大阪城公園の観察記録は31年目に入ります。今後いつまで続けられるか健康次第。80歳を超えて元気な知人もいるので、頑張って続けたいと思っています。
恒例の 【2020年 大阪城公園の野鳥 10大ニュース】 です。
【 1 位 】 チゴモズが8日間滞在。
幼鳥1羽 9月2日から9日まで梅林南側の林で8日間観察された。この観察がきっかけになり2013.8.31に同所で同じく幼鳥1羽が観察撮影されていたことが判明。
環境省のレッドリストのカテゴリーでは絶滅危惧1A類 (ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの) に分類されている。大阪府の周辺部で繁殖しているのだろうか。
【 2 位 】 15年ぶりのヤツガシラに連日多くのカメラマンが登城。
3月19日~26日まで8日間滞在。西の丸庭園の内堀沿いフェンスの外側で採餌することが多い。西の丸庭園茶室裏、飛騨の森、天守閣東側配水池方面にも飛び立つが戻ってくる。
大阪城公園では6羽目の観察で、前回は2005年5月で15年ぶりの飛来。また過去2日間滞在した事はあったが、8日間の長期滞在は初。土日には数百人ものカメラマンが集まって大変な人気。
【 3 位 】 大阪城公園 2羽目 コチョウゲンボウが上空飛翔通過。
9月22日に太陽の広場東の森のかなり上空を旋回飛翔通過。2010.3.8以来2回目の観察。
冬鳥で環境的には通過の観察のみで、偶然の出合いでしかない。今後も観察の可能性は高くないだろう。
【 4 位 】 春と秋にアカショウビン観察される。
今年は2回の観察があった。1回目は5月12日、天守閣東側配水池の北東側から飛び出し山里丸のイチョウにとまる。嘴にカナブン程度の甲虫をくわえている。
2回目は9月26日、飛騨の森 幼鳥 嘴に赤味はなく先端は淡色、喉から首は白っぽい部分、背面の赤はやや褐色が入る、胸から腹はやや褐色味。
これまでアカショウビンは大阪城公園で20数回の観察記録があり、極端に少ない種ではないが、狭い範囲にとどまったり、数日滞在したりすることが少なく、出合った方は大変幸運と言える。
【 5 位 】 亜種リュウキュウサンショウクイ12羽。
10月31日に亜種リュウキュウサンショウクイ12羽が、市民の森南部の樹頂部付近で観察撮影された。翌1日にも1羽が同所で観察されている。
日本では亜種サンショウクイと亜種リュウキュウサンショウクイが生息しているが、亜種リュウキュウサンショウクイは分布を北へ拡大している事が知られている。大阪城公園での観察は貴重な記録だろう。
【 6 位 】 13羽のノスリ通過、過去最多。
10月18日。11:18にカラスに追われ4羽が上昇しつつ西へ。11:25に8羽がカラスとともに旋回上昇し西へ。その後1羽が西へ。渡りのノスリたちと思われる。
大阪城公園でノスリの観察はほとんど1羽が上空通過のみ。もっとも多い時で1日3羽。今回13羽ものノスリが観察されたのは初記録。今後この記録を超える事はいつになるだろう。
【 7 位 】 珍しいカモ5種飛来。
今年は大阪城公園に珍しいカモ5種が飛来した。オシドリ3月12日東外堀、10月12日西外堀、12月5日内堀、12月19日内堀、12月26北外堀。トモエガモ11月7日西外堀。オナガガモ11月26日東外堀。ミコアイサ12月5日内堀。アカハジロ×メジロガモ交雑11月6日南外堀。
全国的には珍鳥という訳ではなく普通種であるが、大阪城公園では飛来の少ないカモばかり。大阪城のカモの減少が言われる中で、これらの飛来が素直にうれしい。
【 8 位 】 シマセンニュウ6羽目の観察。
9月24日 空堀のススキの群生の中でシマセンニュウ1羽が観察撮影される。大阪城公園では30年間で6羽目の記録となった。
名前に潜入とあるように観察が難しい種。大阪城公園のように多くのバーダーやカメラマンが、日々詳細に観察しているからこその記録と言える。
【 9 位 】 大阪城新橋上流側左岸でミソサザイ1羽。
3月7日に第二寝屋川の大阪城新橋上流側左岸で観察された。チッチッチッの地鳴きも聞かれている。警戒心強くてすぐに見当たらなくなる。大阪城公園では9羽目の記録で多くない。
ミソサザイは山地に生息する鳥。冬期には山麓に下りてくるとされるが、大都市の中の公園での観察は少ない。
【 10位 】 アオバズク飛来、ヒヨドリを捕食。
10月30日に音楽堂西側上の北部階段付近で観察される。食べているものを地面に落としたのでヒヨドリと確認される。これまで大阪城公園では、昼間に休んでいる観察ばかりで捕食行動は観察されていない。
11月6日にもアオバズクが同所周辺でカラスの激しいモビングを受けているのが観察される。同一個体が滞在していたと思われる。
大阪城公園の十大ニュースいかがだったでしょうか。人それぞれ思いは違うでしょうが、振り返るといずれも懐かしい記録です。今年はどんな出合いがあるでしょうか。
みなさんのホームグランドでの十大ニュースは?
旧年中は大変お世話になりました。ありがとうございました。
本年もよろしくご指導お願いいたします。
大阪城公園の観察記録は31年目に入ります。今後いつまで続けられるか健康次第。80歳を超えて元気な知人もいるので、頑張って続けたいと思っています。
恒例の 【2020年 大阪城公園の野鳥 10大ニュース】 です。
【 1 位 】 チゴモズが8日間滞在。
幼鳥1羽 9月2日から9日まで梅林南側の林で8日間観察された。この観察がきっかけになり2013.8.31に同所で同じく幼鳥1羽が観察撮影されていたことが判明。
環境省のレッドリストのカテゴリーでは絶滅危惧1A類 (ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの) に分類されている。大阪府の周辺部で繁殖しているのだろうか。
【 2 位 】 15年ぶりのヤツガシラに連日多くのカメラマンが登城。
3月19日~26日まで8日間滞在。西の丸庭園の内堀沿いフェンスの外側で採餌することが多い。西の丸庭園茶室裏、飛騨の森、天守閣東側配水池方面にも飛び立つが戻ってくる。
大阪城公園では6羽目の観察で、前回は2005年5月で15年ぶりの飛来。また過去2日間滞在した事はあったが、8日間の長期滞在は初。土日には数百人ものカメラマンが集まって大変な人気。
【 3 位 】 大阪城公園 2羽目 コチョウゲンボウが上空飛翔通過。
9月22日に太陽の広場東の森のかなり上空を旋回飛翔通過。2010.3.8以来2回目の観察。
冬鳥で環境的には通過の観察のみで、偶然の出合いでしかない。今後も観察の可能性は高くないだろう。
【 4 位 】 春と秋にアカショウビン観察される。
今年は2回の観察があった。1回目は5月12日、天守閣東側配水池の北東側から飛び出し山里丸のイチョウにとまる。嘴にカナブン程度の甲虫をくわえている。
2回目は9月26日、飛騨の森 幼鳥 嘴に赤味はなく先端は淡色、喉から首は白っぽい部分、背面の赤はやや褐色が入る、胸から腹はやや褐色味。
これまでアカショウビンは大阪城公園で20数回の観察記録があり、極端に少ない種ではないが、狭い範囲にとどまったり、数日滞在したりすることが少なく、出合った方は大変幸運と言える。
【 5 位 】 亜種リュウキュウサンショウクイ12羽。
10月31日に亜種リュウキュウサンショウクイ12羽が、市民の森南部の樹頂部付近で観察撮影された。翌1日にも1羽が同所で観察されている。
日本では亜種サンショウクイと亜種リュウキュウサンショウクイが生息しているが、亜種リュウキュウサンショウクイは分布を北へ拡大している事が知られている。大阪城公園での観察は貴重な記録だろう。
【 6 位 】 13羽のノスリ通過、過去最多。
10月18日。11:18にカラスに追われ4羽が上昇しつつ西へ。11:25に8羽がカラスとともに旋回上昇し西へ。その後1羽が西へ。渡りのノスリたちと思われる。
大阪城公園でノスリの観察はほとんど1羽が上空通過のみ。もっとも多い時で1日3羽。今回13羽ものノスリが観察されたのは初記録。今後この記録を超える事はいつになるだろう。
【 7 位 】 珍しいカモ5種飛来。
今年は大阪城公園に珍しいカモ5種が飛来した。オシドリ3月12日東外堀、10月12日西外堀、12月5日内堀、12月19日内堀、12月26北外堀。トモエガモ11月7日西外堀。オナガガモ11月26日東外堀。ミコアイサ12月5日内堀。アカハジロ×メジロガモ交雑11月6日南外堀。
全国的には珍鳥という訳ではなく普通種であるが、大阪城公園では飛来の少ないカモばかり。大阪城のカモの減少が言われる中で、これらの飛来が素直にうれしい。
【 8 位 】 シマセンニュウ6羽目の観察。
9月24日 空堀のススキの群生の中でシマセンニュウ1羽が観察撮影される。大阪城公園では30年間で6羽目の記録となった。
名前に潜入とあるように観察が難しい種。大阪城公園のように多くのバーダーやカメラマンが、日々詳細に観察しているからこその記録と言える。
【 9 位 】 大阪城新橋上流側左岸でミソサザイ1羽。
3月7日に第二寝屋川の大阪城新橋上流側左岸で観察された。チッチッチッの地鳴きも聞かれている。警戒心強くてすぐに見当たらなくなる。大阪城公園では9羽目の記録で多くない。
ミソサザイは山地に生息する鳥。冬期には山麓に下りてくるとされるが、大都市の中の公園での観察は少ない。
【 10位 】 アオバズク飛来、ヒヨドリを捕食。
10月30日に音楽堂西側上の北部階段付近で観察される。食べているものを地面に落としたのでヒヨドリと確認される。これまで大阪城公園では、昼間に休んでいる観察ばかりで捕食行動は観察されていない。
11月6日にもアオバズクが同所周辺でカラスの激しいモビングを受けているのが観察される。同一個体が滞在していたと思われる。
大阪城公園の十大ニュースいかがだったでしょうか。人それぞれ思いは違うでしょうが、振り返るといずれも懐かしい記録です。今年はどんな出合いがあるでしょうか。
みなさんのホームグランドでの十大ニュースは?