岩波文庫 君たちはどう生きるか

全然知らなかったのだが、
標記の本が今注目されているそうだ。
漫画になって大ヒット？
更には、宮崎駿監督が、
2019年公開のスケジュールで、これを原作に、
新作長編アニメーション映画を作成中？
ただ、冒険活劇ファンタジーという事で、
内容は別物？題名だけの一致？かもしれない。

それはともかく、漫画がヒットしていることは本当らしい。
この原作は、私は小学校時代に、
親父が買ってきた岩波文庫？
実家を探せば見つかるかもしれないが、
赤い箱入りのハードカバーの文庫だった。

検索しても画像が見つからないが、
内容的にはたわいもないお話？
子供の成長のために、
日常に起きるエピソードを通じて、
そこにおじさんがアドバイスをするという形式で書かれている。

今はやりのいじめ問題に通じるエピソードもある。
その中で、自分が過ちを犯したと思って、
悩むコペル君（主人公）に、
手紙でいいから謝れば判ってもらえるよとアドバイスするおじさん。

私は今でも、
これが人生における行動のベースに成っていて、
奥様とも子供とも、
色々な局面でこれをベースに対応してきた。

人間はある意味、どうしても過ちは犯してしまう。
過ちの大きさはピンからキリまであっても、
過ちに違いはない。
そこで、どういう対応が出来るかが、
人間の価値を決めると思っている。

まさしく、偶然ではあるが、
今の日大のアメフト問題に、
シンクロしてしまうこととなるが・・・・

皆様がおそらく感じているだろう、
当該選手と、監督コーチの対応の違い。
選手の過ちはともかく、
その対応は感動的ですらあった。
それに対する、二人の対応。

特に監督は、おそらく、権力を握り、
プライドだけが大きくなり、
ああなると、もはや、
謝ることさえできない悲しい人間になっているのだろう。
謝ることは負けることであり、
それ以前に、お山の大将になっていることから、
何をしてもいい。
自分の言うことが絶対。
どこかの国の絶対指導者のような存在に？

これ以上書いて行くと、
暴走しそうなので止めます。