徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

重力ピエロ DVD 感想(ネタバレ若干あり)

2010-02-06 06:06:23 | 本・映画・音楽
書くことを忘れていたが、先週DVDを2枚借りてきた。
そのうちの1枚が重力ピエロ。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

『重力ピエロ』(じゅうりょくピエロ、A PIERROT)は伊坂幸太郎による日本の小説作品、およびそれを原作とした映画作品。 第129回直木賞候補作品、第57回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作品、第1回本屋大賞ノミネート作品、2004年版このミステリーがすごい!第3位。

仙台の街で起こる連続放火事件。放火現場の近くには必ず奇妙なグラフィティアートが描かれていた。過去に辛い記憶を抱える泉水と春の二人の兄弟は、事件に興味を持ち謎解きに乗り出す。グラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎を解き明かしたとき、その先に見えてくるものとは・・・。

あるサイトの感想の平均点は82点。
あんな終わり方でいいの?
普通あり得ないでしょう?
バレるでしょう?

という意見もあるだろう。

でも、私的にはそんな些細なことよりも、
作者が訴えたかったこと、
あるいは映画監督が訴えたかったこと。

それが見事に伝わるところが気に入っている。
あるいはそう錯覚させるところ?

もう一度見たい映画って結構少ないのだが。
この作品はもう一度見たいと素直に思った。
多分、私の感想に同調してくださる方は少ないかもしれないが。
それは覚悟の上だが。
小日向さんが実にいい味出していた。
頼りない、ぼんくらに見える父親が、
実は最強?最高の父親。
岡田さんと言う役者は、
この映画で初めて知ったが、
自分がイケメンでないので、
イケメンには必要以上に反発を覚える私だが、
映画の中の春に私はいつしか感情移入していた。
多分、それが出来た人はこの映画が気に入り、
できない人からは批判される。
そんなこともチラッと思ったりもした。
映画の中で出てくる問いかけ。
遺伝か環境か?
見終わってその言葉が重くのしかかってくる。
断片的な映像から判断することは出来ないし、
ましてや映画の中の事。
でも、環境であって欲しいと思わせてくれる映画でもあった。
こんなことは許されない。
そう思う人はいるだろうし、
そこにこだわる人は駄作と思うだろう。
SF映画は荒唐無稽で見る気がしないと言う人もいるわけで、
いい悪いの問題ではないと思っている。
私には受け入れられる映画であり、
ついでに言うと、
吉高さんもいい味出していた。
是非、春君と結ばれて欲しいと願っている。
あの、おどおど感は大好きでした。

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