楽しい日々

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この国のこれから

2016-03-11 08:11:11 | 調理
司馬遼太郎さんのこの国のかたちを なんども読み進め
戻りつ こつこつ読んでいるのですが 
心配していたように 土木の工事が非常に短絡的に稚拙に
なっているのではと 本当に心配になってしまいます。
お金が大きく動く工事は 際限がありません。4月まで いけいけどんどん。

東北の工事も せっかくの岩盤をくずし 盛り土で かさ上げ工事をしたら
そのかさ上げ分流動化で水にも地震にも弱くなるのでは。
とか

以前は伊勢湾台風で整備された堤防の前に石組みがありました。
 多分堤防の手前の波による掘り下げを予測して
掘り下げられても流動的に対応するよう石組みにしていたはずが
移動して なくなっている。
どうして

ちいさな子供の時に たくさん砂遊びをしていれば 容易にイメージできることが
土木工事関係者は どうして破壊ばかりなの。
現代人には 予測しにくくなっているのかと 心配している。

ちいさなときの遊びの中に 本当の知恵の基礎になる体験が
必要なのに ただ紙や画像でみて理解する事の方を重要視していはしないだろうか。
とか

この国は自然に学び 自然をいかし 深く永く予測するプログラムが
祭りに遊びに生活にいかされて 感受享受してきたのに
郷土の歌を忘れ 先祖の知恵を知らず
土をセメンで封じ込め 枯葉一枚 雑草一株 世話をすることを嫌う国民になりつつある。

ところが 体に菌をまとい いきものを食し いきているし
石ころひとつ生み出すことのない
人間なのだと 知らなくてはいけないのではないだろうか。

本当の教養とは 褒められる立派な人にならずとも
今ある状況を深く理解し どう生きるべきかをしっかり知る
究極の脳の遊びなのではないかと 思ってしまう。