叔母はデザインを勉強し 私のウエディングドレスや シルクや毛織物の生地で シャネルスーツなど
若いときは 随分つくってくれました。
体にあった服というのは きれいに見せてくれるものです。
働いているうちは 安いお洋服が手に入るので 自分で作ろうという気にはなれませんでした。
でも 年を取ってくると 既製服が選びきれず 長年購入してきた下着も 廃番になり
買い物に出歩く時間 畑に行きたくて おしゃれもおろそかです。
自分でも危機感を持つようになりました。
そこで 元気なうちに 叔母にすっこしでも 教わろうかと月に一度 お気に入りのサイズの服と 同じものが まず作りたいと持ち込みました。
パーツごとに サイズをはかり さらに 地の目を2か所選んで
パーツの傾き 張り出した曲線のふくらみを 数値でひろって 自分のパターンに再現します。
なるほど 地の目をしっかり拾えば そこからどんなふうに パターンが張り出しているか数字にできます。
長年洋裁を勉強した科学的アドバイスに 敬服してかえってきました。
お気に入りの服が どうして気に入っているのか パーツ一つに 二か所の地の目からの
傾きや張り出しサイズを拾い出すことで 科学的分析による検証ができるというわけです。
叔母曰く
安くても 地の目がしっかりくるっていない服 縫製が落ち着いた服なら
飽きずにきることができるわよ。
っということでした。
つい自分が来ている服が ぐらついているか ながめちゃいました。