吉田元所長死去 菅氏「原発のあり方話したかった」(産経新聞) - goo ニュース
完璧なまでの政府の策略。見事なまでの工作員の策略。ゴルゴでも雇ったかのようだ。病死に見せかけてこの世から抹殺する。「公益に反する」からだろう。
うがった見方をするのは,やはり自民党が,人間が制御できない化け物である原発を,十分な検証なく推し進めることに,僕は反対だから。
原発「事故」で誰も今後も死なないだろう。いまも続く公害問題訴訟と同じく「認定」しなければ直接の原因ではないから。
吉田元所長の行為や発言にいろいろな問題はあったかもしれない。しかし,こうして闇に送ってしまえばあとは無法の風が吹きまくる。そしてそれでも国民は目先の経済政策に浮かれて投票するのだ。交渉力ゼロの日本においてTPP参加はありえない「国益損失」だが,それでも国民が選挙で「また」選ぶのだ。そう,歴代の政権交代時と同じく「空気」に流されて。
僕も,自民党嫌いが過ぎて,古くは日本新党に投票して後悔した記憶がある。裏切られた,と思ったあとはいまの通り,失われた20年につながっている。
日本は,エネルギー自給問題のみならず,高齢社会,非正規雇用問題,そして莫大な国債により,かつてない危機にある。
しかし,魔法の呪文「アベノミクス」をふりかけるとあら不思議,国民の前にはバラ色の世界が待って...いるわけはないのだ。
僕の20歳からの,いや,政治に興味を持ち始めた幼年期からの記憶と記録が物語っている。NTT未公開株事件,ロッキード事件などは,いま考えると「どうでもいいお金の問題」だった。
しかし,いまは「近代国家」としての危機に晒されている。それは,立憲主義に基づく現行憲法をアタマから否定している勢力に,異様な支持が集まっていることから明白だ。
原発問題については,そんなに安全なら,お台場に作ればよいと思う。お台場発電所がつくれれば認めよう。出来はしないが。
自然科学の本質は真理の追求にあるが,原発に科学はない。科学者も居ない。あるのは利権。そして闇の世界のみ。エシュロンよりも凶悪だ。
いま現在,原発を止めていて大丈夫ならば,たとえ石油が値上がりしようが,制御可能な技術である発電システムに移行すべきだ。ガスコンバインドサイクルになぜ開発経費を注がないのかも「利権」で解明できるが。
さて,あす以降は自民党叩きがまた追加される日である。またもや議員辞職レベルのお話。いやしかし,三流週刊誌とはいえども,政権崩しにやっきになる気持ちはわからんでもない。今週も新潮・文春から目が離せない。