オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

2019/07/06 メトロリバー 「クロダイ47cm! クロダイへしばらく転向!」の巻

2019年07月06日 21時19分18秒 | オズマのその他釣りレポート


ここはメトロリバー最下流部。汽水域。異次元の扉を開きたいんだ。

 今日も降水確率90%だが,釣りに行かないと気分がオカシイ。釣りをしないとどうにかなってしまいそう。釣りがないと行きていけない

 禁断症状がはっきり出ているので,噂では子供の頃から憧れのクロダイがルアーで釣れるというメトロリバー最下流部に来た。


フナムシ,クロベンケイガニがいっぱい。これは魚が釣れそうだ。

 見るからにクロダイの餌になるような甲殻類がウジャウジャいる。事実,カニをエサに釣っていた人はあっというまに数匹釣り上げてしまい,「エサも持ってくるべきだったかなあ」と弱気にさせた。


クロダイルアーとして購入したMC HeadとMC OKE。ほかはバス釣りを転用してみたが。

 とにかくアタリを得ることができない。MCHEADの重さは7gなのでナイロン10LBとはいえ確実に底をとっている。しかしながら,釣り開始から3時間を経過し,お昼休みになっても当然釣れない

 予定では,クロダイはともかくマゴチやニゴイが釣れる予感だけしていたのだが,雨はすっかり上がって13時過ぎになった。

 完全に潮が引き,ほぼ満水時から2m近く減っている。これで釣れたらスゴイ...というか,エサ釣りの人は手前ばかりで釣っているから僕もマネしよう。

 果たして「もう今日はダメなんかな...」と思っていると,「グン」と根掛かりしたようである。ガックリしながら竿を煽って外そうとすると生命感がある。それも,いままでに感じたことのない生命感。さらに,かなり大きな魚のようだ。

 凄まじいパワーとはこのことで,エイでもかかっているのかという重量感と強烈な引きに,ZODIAS-168L-BFS/2では限界ギリギリの闘いである,唯一安心なのはラインがGT-Rウルトラ10LBであること。めったなことでは切れないゾ

 果たして数分の格闘だったか記憶にないが,魚体が見えるとそれはまさしくクロダイ。しかもかなり大きい。いままでこんなクロダイを釣ったことはない。

 頑張って手前まで寄せると,あとは抜き上げなければならない。いつもの通りタモ網は持ってきていないのだ

 ライン強度を考慮し,竿を限界までタメて,ゆっくり持ち上げ...ることができない。それでも,魚がグッタリしているいまがチャンスとばかり,スプールロックしながらゆっくり抜き上げる。


自宅計測で47cm。死後硬直したから1cmぐらい縮んだかも。カッコイ魚だ。

 とにかくこの魚はリリースしない。間違ってもクロダイ。旨いのは知っているのだ。でも,記念写真も重要だぞ。


親指に穴が開くかと思ったが大丈夫だった。

 まさに昼間の奇跡。ビギナーズラック。初めての場所ほど大物が釣れるというジンクス

 問題はここからである。この魚を持って帰るには晩ごはんの予定を変更する必要がある。家族に連絡し「今晩はクロダイ尽くし」にすることして,僕は釣り場の近所にスーパーを発見した。クーリングバッグと氷を買って,これで魚の保存はバッチリだ

 そして15時になった。いや,なるかという直前ルアーが着水と同時にひったくられた。強烈なパワーはおそらくコイ。汽水のコイはバカでかい。あれがシーバスならと考えないわけではないが,今日はもう家に帰って魚をさばかないとね。なお,魚の調理については後ほど詳細に記事にする。

 これで僕の夏の釣りは当分バスではなくクロダイになる。もう決めてしまった。新しいことをやってみると「視界が広がる」楽しさがある。ビギナーズラックとはいえ,いきなり自己記録級のクロダイ。これで本気にならない方がどうかしているともいえるだろう。

 そんなわけで,バス釣りの記事を期待する皆さんには申し訳ないが,スマホの待受画面もクロダイに変えたほどである。

 とりあえず,他に釣れそうな釣り方やらルアーをしっかり勉強しないと,ダネ


【池の水は全部...】ジレンマ。つり人社の発行では一般人に理解されない。

2019年07月06日 00時00分25秒 | オズマの読書感想文

 こちらは残念な結果になった読書....。もう,この主張はどんなに正論であっても,「つり人社」が言ってもダメなんだ。

 2005年の特定外来生物被害防止法制定の際,10万規模のパブリックコメントがあった。バスの指定に反対するものが9割だったし自分も書いた。しかし,ときの環境大臣・小池百合子は「バスは悪」と決めつけて,いまものうのうと生きている。

 命の大切さを訴えるには宗教法人を巻き込むがよいのではないか 創価学会レベルの大きな組織と組まないと誰も読まないのではないか

 そのくらい,僕のように『Basser』を立ち読みしているだけでも十二分にわかる内容。つまり,釣り人にとって既知の内容だが,世の多数は釣り人「ではない」

 「e-スポーツ」として,斜視になるとも言われている「ゲーム」のやりすぎさえも美化される現代。そんな時代に,自然と向き合う「釣り」という行為は稀有である。事実,個人経営釣具店は廃業が続いている。

 主張は正しい。しかし,プロモーションがよくない。

 かりにプロモーションがうまくいっても,「バスは悪者」と植え付けられた人たちの洗脳を溶くことはたやすくない。たとえば,「グリル厄介」にたびたび出演する加藤英明の異常さに気づかない人のなんと多いことか。外来種がすべて悪ならば,(人間がつくった)里山生態系なるものも悪である。アユもクロダイも,放流している時点で「国内外来種」として悪。この論理のおかしさに気づくのは,まっとうな釣り人ぐらいである。事実,高校生物教科書もおかしな記述ばかりである。

 もしかして,この本はつり人社の断末魔の叫びなのだろうか