ダイワの営業マンからLINEが入った。なんでも新しいSTEEZを僕に買ってほしいらしい 長いやりとりだったが,その正体は仙人である(笑)。
正式にダイワのHPを見てみると,シマノがHAGANE思想を始めた2016年頃に思い切り被っている。
駆動力・ギアの話題でシマノに勝負することほど愚かな勝負はないのに。
ダイワは,使いやすさ・とっつきやすさで勝負していけばよいのに
ピニオンギアをベアリングサポートするというが,2つのベアリングが同時に逝かれることもありうる。
ギアに関しては「歯を細かくすることなく」と,自身の「ハイパーメッシュギア」構造を否定し,さらにシマノをかわす。
他,正直シマノでいうところの「X-SHIP」を見ているかのようで,ダイワ「らしくない」。
唯一,ダイワらしいのは「SV-BOOST」なる機構。要は,SVの強力な制御をもう少し段階的にするってところだろう。
自身,ダイワSVを支持し,STEEZ-SV-TW・2台,TATULA-SV-TW・1台,ALPHAS-CTSV・2台を持っているから,ダイワに対してきつい評価はしたくない。しかしながら,強大なライバルであるシマノに対し,ダイワは「勝てない戦略」で闘いを挑んでも無駄なのだ。
ダイワが勝てない最大の理由は,「ギア関連バラ売り不可」というサポートのわるさがある。それゆえに,OH専門店でも「デジギアお断り」なんて普通にある。本当のプロはそんなことをしないが,OHだってお客の回転数を上げてこその利益率向上だから,効率のわるいメーカーのものはやりたくない,というのも理解できる
。
リアルな釣りフェスティバルはないが,量販店でダイワの新製品を確かめる必要はある。
そして一言「それで,これで世界シェアNo.1のシマノに勝つつもりですか」と尋ねる。
なんと嫌味な客だろう。
しかし,ダイワには「ダイワらしく」あってほしいのだ。アパレル・ルアー等で使いやすく・買いやすいものをつくる。SaqSasフックなんて針先がロクにもたない針なんぞやめてしまった方がよいといつも思っているぐらいだ。Umibozuフックの方がはるかに丈夫に感じているし。
そんなわけで,仙人の希望には応えられそうにない。