新庄剛志が,また日本の球団に帰ってきた。
新庄といえば,派手な衣装。今回は「スコーピオンレッド」のようなジャケットを着ている。なんてキザなんだろう。
そして「優勝は狙わない。結果として争っていたらよいかと。」とも言った。
新庄は,というか,僕はこういう「カッコマン」が好きだ。世の中の逆,真逆をやる,そしてなぜか惹きつける魅力があるというのが好きだ。
そういうものに,番場蛮(『侍ジャアンツ』)の頃から憧れていた。
なにしろ,この自分は地味である。釣り人として河原に立っていて,「キャストがカッコイイ」などと言われても,魚は滅多なことでは釣り上げていない。キャストなんてどうでもいいんだ。僕は魚を釣りたいんだよお。
そういう自分にないものを持っている。
名誉とか名声でなく,「なにかしてくれそう」という期待がある。
なにしろ,「選手兼監督」としての1年契約。1億円契約でお客がしっかり入れば,球団だって嬉しいじゃないか。
たとえば,定石の「1アウト一塁だから送りバント」という「勝つための定石」を破ってみると面白くなる。まあ,実際に勝てないだろうけど。
僕は期待している。新庄のド派手な格好も好きだし,実は49歳という妙齢もイイ。
手足の長い,やけにカッコイイ選手だった。たしか,みっともないからという理由で「筋トレ」をしないと放言していたっけ。
こんな規格外の監督が一人ぐらいいないと面白くないよね,プロなんだから。プロは観客に喜んでもらってナンボだし。