【さよならミニスカート】初めて「しっかり」少女漫画を読んだ気がする。

書店で平積み・試し読みも出来たので買ってみた。

　漫画はかなり読んできたつもりだが，少女漫画には苦手意識がある。古くは「キャンディ・キャンディ」に始まる。TVアニメのつもりで臨むと「なんだ，この絵柄は...」と，僕にはとてつもない壁を感じたものだ。

　スポ根の「エースをねらえ！」「アタックNo.1」でさえも，TVアニメとの違和感がありすぎて，以来少女漫画というものはカテゴリーに入らなかった。

　ところが書店には平積みで試し読みもある。読んでみると違和感がない　なによりストーリーがいい。端的にいえば「元アイドルがミニスカートを履かない」ということにまつわる展開のようだが，セリフなどに違和感がない。

　ただし，やっぱり少女漫画らしいのは次のような表現。


こんな瞳が出てくるのはしょうがないか。


男子がイケメンなのもしょうがないか。

　僕の眼が慣れていないから，少女漫画というカテゴリーでどうしても評価してしまう。しかし，そうでなく「漫画」として考えると，ストーリーはしっかりしているし，展開もテンポがいい。

　なにより，少女漫画なのに安価である。いまどき本体価格440円で読める単行本はそうないだろう。

　夏には第3巻が発売予定らしいが，コロナ関係で出版も厳しい。書店は閉鎖しているところが多い。

　だが，「やっぱり紙媒体」が好きな僕には続けて欲しい漫画である。