そこは藤の花がきれいなところだった。
一年ほど前からメトロリバー釣友のトモさんがすっかりタナゴ釣りに嵌っている。実に楽しそうだ。いや,僕にとっても子供の頃からバス同様憧れの魚なのだ。
そこで,トモさんにお伺いを立ててみる。すると快諾してくれた なにより,道具からなにまでお膳立てしてくれるとのこと。なんとありがたいことだろう。
11時に現場集合。自宅から90分はかかる。交通費もそれなりに。でも,それでも公共交通機関だけで行けるというのはイイ。
さっそく,トモさんから仕掛けとエサを借りて始める。
1投目からアタリの連続だ なんだこれは。寄せ餌でも打ってあるのだろうか。でも,そうではないらしい。スゴイぞ,ここ。
最初30回ぐらい空振りして,だんだん「コツ」が見えてきたような気がした。
タイリクバラタナゴのメスが2匹釣れた時点で撮影。
今日の目標は10匹なので2匹釣れた時点でかなりの満足。開始1時間ぐらいだろうか。
その後もアタリが続くがフックアップしない。そこで,贅沢を言って「アゴのないスレ針はありますか」と訊くと交換してくれた。
アゴがあるとフックアップに力が必要だし,なによりこんなカワイイ魚をあまり傷つけたくない。
そして頑張っていると...。
カワイイクチボソが釣れた。メダカのような可愛さだ。
ここは淡水小物天国なのだろうか。実際,周囲はみなそういう釣り方をしているし。トモさんに至っては僕の倍速以上のペースで釣っている。
トモさんの的確なアドバイスのもと,僕としては「エサは小さく確実に,糸はたるませずに,シモリ仕掛けのフォールで勝負」するとよいのではないかと仮説をたててみる。
気づくとできるのが釣り。いや,子供の頃から親しんでいる釣りだから,バス釣りよりはハードルを感じない。
多かったのはメス。産卵管が出ています。早く放流しないと。
20匹を超えたあたりからカウント停止(めんどくさくなってきた...)。30匹,40匹は確実に超えただろう。
きれいなオスは数匹だけ。
それにしても,こんなにタナゴがいる釣り場なんてあったのか,という驚き。もしかしたら5年位前に来ていたような気がしていたが,それは間違いだった。
16時となり,日陰になって寒くなってくる。そして予定通り終了だ。
湧き水なんでしょう。
聞けば,この釣り場の管理には相当の苦労があるようだ。それゆえ,ここで直接場所の公開をすることは控えておこう。
末尾となりましたが,トモさんには今回大変お世話になりました。ロマンポイントで初めてお会いして以来,バス釣りではちょっと縁遠くなっていますが,引き続きよろしくご指導お願い致します。また,常連の方々にも優しくして頂けました。
そういえば,途中からA山さんが参加するというビックリがあったが,A山さんもシッカリ釣っていましたヨ。