阿村港の近くにある小さな造船所
阿村港
阿村漁業協同組合に祭られている 「 蛭子大明神 」
上天草市阿村体育館
体育館の前に設置されている 「 阿村がたきり踊りの碑 」
阿村港西防波堤がある阿村地区は長閑な地域である。
そんな阿村には、 「 阿村潟切り節 」 という歌がある。
文政4年 ( 1821 ) 対岸の八代郡文政村に、
総面積700町歩に及ぶ新地の造成工事が始められました。
阿村潟きり節に「~長い土手ばな おざやの土地は流れ(ながれ)千間(せんげん)十五間」と歌われる
“ おざや( 現・鏡町 ) 新地 ” 干拓である。
この工事に、阿村から三百人もの人々が働きに出かけていた。
阿村潟きり節は「~阿村お菊を 花壇に据えて花と見比べて見とうござる~」と、
歌われるヒロインのお菊と工事監督利兵衛との悲恋をモチーフにした労働歌であるが、
別名 “ 新地節 ” とも言われている。
踊りは、当時の労働作業風景を伝えるもので、永く歌い・踊り継がれている。