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「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県うるま市 「 天願 ( てんがん ) グスク 」

2014-09-07 05:24:41 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡



天願グスクのあるキャンプ・コートニー








キャンプ内にある城址標







グスクの全景







グスクの裏にある「ようどれ?」





一説には、名君の誉れ高い棚原按司は、野心家の天願按司に殺されたとある。

棚原按司の臣下である富盛大主(とうむいうぬし)は、
主君の夫人と二人の子どもを連れて逃げ延び、
人目のつかない本部山に姿形を変えて忍んでいた。
そこへ亡き主君の長男が訪ねて来て、「俺は父の仇を討つために武術に励んだ」と打ち明ける。

一方、天願按司は、富盛大主が仇討ちを断念し切腹したという噂を聞いて大いに喜び、
残った夫人と子どもを討とうと山狩りに出る。
そこで道案内人が「この山には仇討ちをしようとする鬼のような男が潜んでいる」との話を聞いて
不安になるが、鬼のような男は切腹した富盛大主だと思い、隠れ家を襲うが、
そこには死んだ筈の富盛大主と亡き主君の長男がいて、天願按司と臣下は皆殺しにされる。

初代天願按司と恋人との間に誕生した「天願太郎次」は、少年時代を護佐丸に育てられ、
その才能を磨かれてめきめきと頭角を表し、読谷村一美人といわれたマグヂーと結婚する。
そんな時、三代目伊波按司から父の後を継いで天願按司になれと言われるが、
城の後を継ぐのは本妻の子の「千代松」がいるとして、その申し入れを断る。
そんな事もあって、ますます太郎次の人気は高まるばかりであった。
それを妬んだ伊波按司は太郎次を殺そうと一計を案じ、マグヂーを人質に太郎次に迫る。


天願グスクへのアクセス
天願グスクへは、うるま市役所(旧・具志川市役所)を目標に県道75号線を行き、
市役所を過ぎて次の天願交差点を右に入ったところがグスクであるが、
米軍のキャンプ・コートニーの基地内なのでフェンスの外からしか見ることは出来ない。
駐車は、路上の路肩に止めた。


鹿児島県鹿児島市 「 橋名不詳 ・ 五径間桁橋 」

2014-09-07 05:23:41 | 鹿児島の石橋



周囲の緑に溶け込んだ景観である







欄干が低いぶん橋ガ長く見える






シンプルですっきりした面持ち







各所に赤み帯びた凝灰岩が使われている






所在地 / 鹿児島市慈眼寺町 ・ 和田川
架橋  /  享保12年
石工  /  不明
長さ   /  11.60m  幅   /  2.30m
拱矢  /   1.90m  径間  /  2.40m


橋名不詳の橋は、稲荷橋の下流に架かる橋で上流から三番目の橋である。
低い欄干と薄い橋脚、細長い赤み帯びた凝灰岩を用いた長い橋である。
架橋年は分かっているのに石工や橋名が定かではないという、
何とも不思議な感じであるが、事実だけに受け入れるしかないだろう。


橋名不詳へのアクセス
橋名不詳へのアクセスは、稲荷橋の下流になるので澄心橋を参考にしてもらいたい。
駐車も同じく澄心橋を参考にしてもらいたい。