
高い崖になっている北側

崖に大きな木が立っている西側

グスク全体が独立した丘になっている

墓と草に覆われた南側

墓と石垣中学校が見える北東側
石垣島のビロースク遺跡は、石垣中学校の北方約100mの標高18mの
石灰岩の小高い丘に形成された遺跡である。
周囲は3~10mほどの崖をなしていて、北側は高く南側はゆるやかな傾斜になっており、
虎口 ( スクへの上り口 ) は、南側になっているが墓の間からの道は草が生い茂り、
とても入っていける状態ではなかった。
1981~1982年に行われた発掘調査によると、
13世紀ごろスク内には円形状の平地住居が建てられ、
14世紀に石垣が築かれ、その中に長方形の掘立柱建物が立てられていたことが判明した。
その他の遺構として炉跡、排水溝、埋葬遺構、便所のような遺構などが検出されている。
また遺物として、輸入陶磁器やビロースクタイプの白磁碗などが出土している。
ビロースク遺跡へのアクセス
ビロースク遺跡へは、石垣中学校の北側にあたり、
新川のエネオスのガソリンスタンドやNTTのある交差点を左に曲がり、
4つ目の入り道を曲がった丘の上になる。写真↑を参考にしてもらいたい。
駐車は、ビロースクの下に広場があり、そこに駐車できる。
※ スクとはグスクの転訛で、こういった呼び名は石垣島など八重山諸島で使われている。