「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

熊本県上天草市 「 江樋戸港防波堤灯台 」

2014-09-09 05:56:41 | 熊本の灯台



































「 慈育観音堂 」 大矢野から鳩釜方面に向かって行くと右手の山の上に建っている







二号橋の手前にある 「 森 慈秀 」 の立像






「 慈育観音堂 」 は、天草五橋を架けた元大矢野町長、
森 慈秀 ( じしゅう ) さんが早逝された前妻を偲んで建てたこの建物で、
ほぼ私財を投じて建立されたものである。
五橋開通と同じ年に建ったからもう50年近くになる。

森 慈秀さんをモデルにした、 「 夢の架け橋・天草五橋 」 というドラマ ( 特別番組 ) があった。
天草に橋を架けるという熱意と熊本弁に涙があふれたのを憶えている。



灯台表番号 / 6438
ふりがな / えびとこうぼうはていとうだい
標識名称 / 江樋戸港防波堤灯台
所在地 / 熊本県上天草市 ( 江樋戸港防波堤外端 )
北緯 / 32-34-47
東経 / 130-24-57
塗色 / 白色
灯質 / 群閃緑光 毎8秒に2閃光
光度 / 実効光度480カンデラ
光達距離 / 7.5海里
地上~頂部の高さ / 8.66m
平均水面上~灯火の高さ / 12.2m 
地上~灯火の高さ / 8.20m
業務開始年月日 / 昭和46年11月24日
現用灯器 / LC管制器Ⅰ型


江樋戸港防波堤灯台へのアクセス
江樋戸港へは、国道266号線を大矢野の天草四郎メモリアルホールから右に
鳩釜方面に入って行き、1キロほど行った左側にある。
山の上にある慈育観音堂が目印になる。
灯台は防波堤が一文字なので、遠望になる。



9月9日 「 十五夜の名残と重陽の朝 」

2014-09-09 05:55:41 | 朝の風景とその他の風景

















2014.9.9  「 十五夜の名残り 」





夕べは十五夜だった。
その月が今朝は西の空にポッカリと浮かんでいた。
サスガにその名残りを見せていたが、
東の空は雲ひとつなく、星が瞬いていた。

そんな今日は、9月9日は「重陽の節句」。
奇数をめでたい陽数ととらえ、陽数の最大数である9が重なる大変めでたい日である。

この日にいったい何をするのかというと、別名 「 菊の節句 」 と呼ばれ、
菊の宴を催して菊酒を飲んだり、菊湯につかって菊枕で寝たりしながら、不老長寿を願う。
8日に菊に綿をかぶせてひと晩おき、
朝露を吸ったその綿で身体をぬぐうと若返るといわれる 「 着せ綿 」 という風習もあり、
重陽の節句は五節句の中で最も大切な行事であった。
新暦になった頃からすたれてきたのは、菊の時期がずれてしまったことも一因であろう。