
中城グスク内にあるウフガー ( 大井戸 )

説明版の横を下って行く

少しだけその姿を見せる

香炉が置かれ拝みの対象になっている

石囲いの奥に水が溜まっている
ウフガー(大井戸)は、中城グスクの表門から左に入った西の郭の拝所の前にあり、
城壁に沿うようにガー道が続いている。
水量は少ないものの透明度の高い水がシダ葉の下で潤っていた。
グスクの城壁も大事だが、
それと同じくらいに重宝されているのが飲み水を確保するための井戸である。
香春岳城のように水の元を止められて落城した城も多い。
これは内地も琉球も同じで、城づくりの必須条件となっている。
ガー ( 井戸 ) には水神を祭っているため、香炉が置かれているのを各所で見かける。
南山を滅ぼした尚 巴志ではないが、嘉手志川 ( カデシガー ) の存在を重視した行動は、
河川が少ない沖縄にあって当然のことだったのかも知れない。