
どことなく中国の水墨画に出て来る橋のようである

橋への降り口から見ると南北両方の橋が見れる ( 手前・南橋 )

輪石から欄干まで緩やかな弧を描く

測ったようにきれいに切られた石が並ぶ

スッキリした造りの内部

通路部は石畳で構成されている

安波茶の南北の橋がある浦添工業高校の入り口
所在地 / 沖縄県浦添市安波茶
架橋 / 1597年架橋、平成10年修復
石工 / 不明
長さ / 7.0m 幅 / 3.7m
拱矢 / ?m 径間 / ?m
環厚 / ?㎝ 単一アーチ
安波茶橋は浦添工業高校の下の谷に北と南の橋が並んで架かる橋で、
南橋は小湾川に架かっている。
南橋の緩やかに流れる曲線は、
どことなく中国の水墨画に出て来そうなフォルムをしている。
南北の橋はともに沖縄戦において破壊され、
平成10年に修復したものである。
安波茶橋と石畳道は1597年に尚 寧王の命で
浦添グスクから首里平良までの道を整備した時に造られたと考えられる。
首里城と中頭・国頭方面を結ぶ宿道(幹線道路)として人々の往来で賑わい、
国王もこの道を通って普天間宮に参詣していたといわれている。
安波茶南橋へのアクセス
安波茶南橋へは、県道153号線を経塚から安波茶に向かって行き、
安波茶に入ってすぐ安波茶のバス停手前から左側に浦添工業入る道がある。
そこから入ったところが浦添工業高校校門になる。
ここから先は進入出来ないので、校門近くの広くなった場所に駐車して、
橋まで歩いて行った。橋までは徒歩で1分。